キャプテンという男は我ながらゆうのもなんなんだが
マイビームが深刻かつ重篤。好きがとめどもない。
ある朝突然に何かに目覚めては己の庭に深い深い穴を掘り
やすやすと自分から嵌まる。痛い感覚はあるにはある。
が同時に達する。
ソウルミュージック熱の時もそう。一生聴かないなと
信じてやまなかったあの塩辛く暑苦しいやつらを
少しずつ買い出して、そうだ!ニトリで小さなCDラック
買ってきてソウル用にしようと。翌月、そっちが
ロック棚になり、はるかにでかい棚はブラックに占拠された。
ボブ・マーリーの時とかも。ヤマトや佐川の労働過重は
たしかにAmazon悪いが何割かはオレのせい。彼らは
二度三度ベルを鳴らす。それが週三とか。発送メールとか
荷物追跡とかポストの不在票、高まる。
そうして届いた盤で達する。
配信が絶対に導いてはくれない恍惚の頂きへと。
けふ届いてゐたブツ。

歌詞カードをねぶるように読むのは好きだがこれは。
なんて禍々しい。悪い言霊が襲いかかってくるよ。
どうにかなってしまうかもしれない
そうなってしまうかもしれないものかもしれない
うん。恵むばかりが音楽ではない。ことにロックは
災う。わざわう。ディランの鼻つまみ声を最初から
美しいと感じた人はいないはず。ビートルズのずっこけな
破調を芸術と看破した人も。はじめはみんな異物だ。
志村がこの世に仕掛けてったのはそこと思うが。
インディーズ盤一枚と

『志村正彦全詩集』と『志村正彦 東京、音楽、ロックンロール』
活字まで喰うようになったらもう末期も末期。100日後に…