Get your kicks on route16 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


涙に濡れたセンターライン
フィルムのように流れてゆくよ
長距離便のひくいクラクション
ふたり最後の航海の汽笛に
きこえて来る Route16
心変わり責めないわ
もっともっと好きだった
もっともっとあなたより
思い出が多すぎて この道は遠すぎて
戻れない哀しみのRoute16
海が見たいと気まぐれ云って
ひきとめたりはしていないけど
フロントグラスたたく雨粒
パイプラインが崩れるような音
きこえて来る Route16
別れに理由はないのなら
もっともっと会いたかった
もっともっといつまでも
そのままのきみでいて
死ぬときもそばにいて
ささやいた約束のRoute16
涙に濡れたセンターライン
フィルムのように流れてゆくよ



松任谷由実 『哀しみのルート16』


ユーミンなんかにマチサガの16号難民の
やるせなさがわかってたまるかよ、バーロー。
オレたち、淀みにつかまって西へも東へも。


…とか憤ってみたが、ユーミンはさらに涯の
八王子の娘だった。でも中央フリーウェイって
八王子インターからコネクトしたら、調布基地は
追い越さないし、右に見えるのは東京霊園だし。


左は共立女子かクリーニング工場ぐらいだ(笑)
でもだからこそあの劣悪なシグナルオペレーションの
渋滞が渋滞を呼ぶ、行きからよくない帰りは怖い…
怖いながらもとおりゃんせな地縛のやな感じ?
たったの数キロ先が遠くてたどり着けないあの感じ?
あの怨念を心に刻んでんだろう、荒井呉服店のお嬢は。


酷道16号。右左どっちへ向かったところで
高島町から八王子まで、心躍るランドスケープは
いっこもない。足踏みする愛しさと反比例して。


加速するサヨナラ。目の前が青になったとたんに
その先が赤、赤、赤。早逸る想いを幽閉する関所か?









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