名探偵シャーロック・ホームズの熱心なファンのことをシャーロッキアンという。そのシャーロッキアンである小学6年生の入江貴久と岸薫が、貴久の親友・小泉亜子を誘って3人で結成したのが「渚ホームズ・クラブ」。小学生のクラブだからといって、遊んでいるわけじゃない。今までに、いくつか事件を解決したことだってある。3人の捜査に欠かせないのは、渚本町交番のおまわりさんをしている美登利さんからの情報だ。でもある日、その美登利さんが「警察をやめなくちゃいけない。」なんて言い出すから大変!3人は美登利さんを助けるために、事件解決にむけて立ち上がった!!

事件を解決するのが大好きな「ホームズ・クラブ」のメンバー、貴久と亜子のクラスの担任は、学校でいちばん人気の美人教師ねクラゲ先生だ。クラゲなんてあだ名だけどね火事からこどもを助けてね新聞記者になるほどすごい人なのだ。「そのかっこいい」クラゲ先生がねおしゃれをしてデート中のところを、貴久と「渚ホームズ・クラブ」のもう1人のメンバー、薫が目撃した。そしてそれと同じころ、貴久のおねいさんは、海辺の崖から女の人がころげ落ちるところを見てしまう。この別々に起きた、関係なく見える出来事が、実は『事件』という大きなパズルの始まりだったのだ!!

あこがれの名探偵シャーロック・ホームズをめざし、渚小学校6年生入江貴久と隣に住む名門私立海棠学院の6年生岸薫が、貴久の同級生の美少女小泉亜子を誘って3人で結成した「渚ホームズ・クラブ」。ある雨の日、その「渚ホームズ・クラブ」がキャンプをするためにキャンプ村に向かって歩いていると、白い車が謎の車に追いかけられ大木に衝突して、男の人が即死してしまった。3人が目の前で事故を見るのはもちろん初めてだったが、もっとおどろきなのは、なんと貴久がその死んでしまった男の人を知っていたのだ! 謎の車と男の人の関係は・・・?なにやら事件のにおいがしてきた。

大学のコンパで出会ったヤな奴、小川栄治。欧米風の美形ながら性格は最悪の栄治とつき合うようになった理由はただひとつ、栄治が私と同じ、クラシックカー・ファンだったからだ。その栄治が、私の目の前で車ごと爆破され、警察は栄治を過激派と断定した。唖然とする私に、栄治が死の直前に預けていったフィルムが残された。広大な土地を小高い位置から撮ったとその写真には、ブガッティ、ホルヒ、そして名車、デューセンハバーグ=デューシーが写っていたのだ。だがね写真は何者かに奪われ、私は長い髪の人物につけねらわれるようになった。しかも、栄治の汚名を晴らすため奮闘する私の前に、ロンドンで知り合った青い瞳のジョニーが現れたのだ!

謎に満ちたクラシックカーの最高傑作、ブガッティ・ロアイヤルは、ロンドン自動車博物館の地下駐車場にその気品のある巨体を休めていた。話のわかる管理人の好意で見て見ぬふりの五分間をもらった私は、胸を轟かせながら運転席にもぐり込んだ。だが、夢にまで見たこの至福の一瞬が、私を異郷の地ロンドンでのとんでもない冒険に巻きこむことになった。酔いしれている私の傍らに、修理工を装った若い男が押し入り、いきなりブガッティを発進させたのだ。しかも、制止する博物館員を振り切って開始された逃走劇に慌てる私の手は、巧妙にシートに隠されていた白い布包みの中身は、大英博物館に陳列されている物と対をなす、中国美術品だった!

1995117日。未曾有の揺れが神戸を襲った・・・阪神淡路大震災。私立探偵・有希真一も、自宅と探偵事務所を失ってしまう。そんな有希のもとに奇妙な事件の捜査依頼が。密室状態にあった簡易住宅で自殺死体が発見された。だが、動機に不審な点が・・・。有希は、振子占い師の雪御所圭子とともに、密室の謎に挑む!《仮設街の幽霊》他、呪いの椅子にまつわる密室殺人、遠隔殺人機による奇妙な殺人、異人館消失のミステリーなど、震災直後から今日までの神戸を舞台に、二人の探偵コンビが不可能犯罪の謎を解く。

焼けた薔薇、毒入りワイン、仮面の女そして狂疾の血。それは、古い革表紙の手帳に遺された言葉だった。東日タイムズの影谷貴史は、昭和4年に起きた『キネマ屋敷連続殺人事件』を調べていた。5人の男女が殺されていながら、犯人も被害者も不明であるというこの事件の謎を探るべく、貴史は事件現場の島に向かった。だが、たどり着いた瞬間、光に包まれ、気づくと、74年前の事件の渦中にいた。人気ゲームを小説化した戦慄のサイコ・ホラー。

指はどこへ行ったか? 酒造メーカー「孔雀光」の酒槽に浮いた男の死体は薬指が断ち切られていた・・・。男の名は千石竹一郎、新潟の銘酒「雪中梅」の蔵元であった。「孔雀光」専務・田島増夫のやり方に対する恨みの自殺と見られるなかで、刑事・可児道介は、ある疑問を持った。彼は消えた指を追って執拗に捜査を続行する。一方、「北の天女」の美人常務・桜庭霞美は、ワイン業界への進出を狙って技師・寺村のトレードを申し込んでいた。しかし彼女もまた・・・。

無実を叫びながらも、妹・秀美の幸福を願い獄中で自殺した克彦。兄の無実を信じ、名誉回復の再審を弁護士に依頼する秀美。だが、公判中の被告人の死は有罪ではなく、無実というのが法律上の建前であり再審請求は該当せずの宣告。しかし、果たして世間は無実として認めるだろうか。逮捕された時点でマスコミが騒ぎ、殺人者にしたてあげられた兄に名誉を回復する機会は永久に訪れないのか!?突然、マスコミ各社に秀美から電話が入った。兄の無実を晴らす為に秀美が打った奇策!!裁判が始まり、克彦の無実が立証された時、意外な事実が・・・。

昭和57──。東京・荒川の河川敷で、関東大震災直後に故なく虐殺された挑戦人を慰霊するための遺骨発掘作業が行われた。葉山亜希子は恋人の室生浩一郎と一緒に固唾を飲んでこの作業を見守っていた。だが、遺骨は見つからず、三年後、朝鮮人遺骨とは関係のない男性の白骨体が、発掘場所の近くで発見された。やがて、この白骨は20年位前に殺害されたものであることが判明、被害者の身元探しが始まった──過去と現在が耕作する二重、三重の深い謎と、若い女性の恋愛心理を描く