大学のコンパで出会ったヤな奴、小川栄治。欧米風の美形ながら性格は最悪の栄治とつき合うようになった理由はただひとつ、栄治が私と同じ、クラシックカー・ファンだったからだ。その栄治が、私の目の前で車ごと爆破され、警察は栄治を過激派と断定した。唖然とする私に、栄治が死の直前に預けていったフィルムが残された。広大な土地を小高い位置から撮ったとその写真には、ブガッティ、ホルヒ、そして名車、デューセンハバーグ=デューシーが写っていたのだ。だがね写真は何者かに奪われ、私は長い髪の人物につけねらわれるようになった。しかも、栄治の汚名を晴らすため奮闘する私の前に、ロンドンで知り合った青い瞳のジョニーが現れたのだ!