『Reリベンジー欲望の果てに』第1章終幕 | Capricious Bookshelf

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 4月25日に放送された第3話で、海斗の父親を殺害した犯人が判明。

 確かにさまざまな媒体で「展開が早い」とは言っていましたが、まさかこんなに早いとは思っていなかったので昨日はとにかく驚きでした。

 余貴美子さんと梶原善さんはここで退場ということになるのでしょうか?それも驚きでした。

 本作が“自分の器を超えた欲望を持ったとき、人はどうなるのか?”というところがひとつのテーマであり、どんどん退場者が増えていくのかな?という予想もしていましたが、市子は最後まで残ると勝手に思っていたんですよね。

 市子の場合は破滅を迎えたという典型的な幕引きでした。

 まぁ、さすがは余さんです。ものすごい爪痕を残してはいますが😅

 

 正直、ツッコミどころは多々あります。一番大きいのは、赤楚君演じる海斗が五ヶ月間も眠らされていたということ。

 三日間寝込んだだけでも筋力って相当落ちるものだし、体力だってないはず。

 けど、まぁ、そこはフィクションですから。ちゃんと最初はヨロヨロしていましたし、目覚めての最初の第一声もちゃんと掠れていて、限られた時間の中で赤楚君は出来ることはやっていたと思います。そういうことにしてください💦

 

 3話まで見て思うのは、大友は海斗の闘争心を煽っているような気がするということ。

 たぶん、大友の中には父親の愛情を受けていた海斗への嫉妬もある。

 けど、全ては病院のためというか智信への恩返しの行動であるように思えます。

 海斗は良い意味でも悪い意味でもお坊ちゃん。詰めが甘い部分もあって、そこを出し抜いたようにも見えるけれど、取りこぼしをフォローしているようにも見えます。

 とはいえ、最初から怪しい人って、実はいい人だったというパターンが多いので、その逆ということもあり得ますが。

 

 で。もし大友の立ち位置がそうであるとするならば、です。

 佑馬がこの後、どう動くか。そこが気になります。

 いずれ海斗と大友がタッグを組むことになったら、今度は彼が敵に回る可能性もあるなぁって。

 母親の真意を知った佑馬が大友潰しにかかるとか、病院そのものを憎む可能性も考えられますし、もしかしたら本当の黒幕が別にいて、その人物に利用される可能性も。

 

 その黒幕として、一番怪しいのはやっぱり会長なんですよね。

 何かを守ろうとしているのか、それとも何かを仕掛けようとしているのか。

 市子が取った一連の行動だって、もしかしたら会長の手のひらで転がされていただけかもしれない。 そんな気もします。とにかく、演じる笹野さんのお芝居も含めて、不穏過ぎます。

 

 あとは陽月ですね。彼女を見張っているらしき柏原収史さん演じる怪しげな男。

 3話の冒頭で妹が3年前に心臓移植を受けていることが明かされました。

 妹の手術費用のために誰か(たぶんあの男)から借金をして、それを副業(おそらく夜の商売系)をしながら返し切った。

 そもそも、海斗との出会いも最初はその男に仕組まれたものだったのかもしれません。

 たぶん全ては妹のためで、でも、海斗のことを本当に好きになってしまった。

 本当に好きになってしまったからこそ、裏切られたという思いが強くなっしまったのかも、とか。

 

 とにかく、登場人物の思惑が読めなさすぎて、考え始めると止まらなくなってしまいます。

 完全に制作側の仕掛けにハマっているということですね。

 

 そして最後は赤楚君について。

 昨年末から伸ばしていたお髭。坂本龍馬の撮影はもう終わっているはずだし、龍馬にしても伸び過ぎ、と思っていたのですが、このドラマのためだったんですね。

 1話の冒頭で、ベッドに横たわっている姿が映ったとき、目から下を意識的に映さないようにしているのが気になっていて。

 そういえば、クランクインの様子を流したメイキングで赤楚君の「初日」という言葉にスタッフが笑っていたなぁと思い出し。

 さらに。1話終了後にアップされた公式HPのあらすじで5ヶ月間眠らされていたとあるのを読んで、やっぱりお髭?となりました。

 2話の冒頭で正解が出た瞬間にすっきりでした✌️

 それから、これはいつも思うことなのですが、赤楚君の横顔ってどうしてあんなに哀愁を帯びて見えるのでしょう?

 3話冒頭、部屋で陽月に用意した指輪を見つめるシーンでも、ちゃんと三十路男性の哀愁が漂っていて、見ていて切なくなりました。

 前回のブログで海斗の年齢設定が32〜3歳と予想したのですが、大学を中退したのが10年前ということなので、33歳で正解のようです。

 ということは、向井くん(原作は35歳)と同い年。スーツの着こなし感も佇まいも向井くんのそれとは違っていますね。

 向井くんは平均的な普通のサラリーマンでしたし、今回は質の良いものを着こなす育ちの良さがちゃんと出ています。 こういうのって、モデル楚で培った見せ方というものが役立っているのでしょうか?それとも俳優としての見せ方なのかな?そういうとこ、ちょっと気になります。

 もうひとつ気になるのは「どうして誰も信じてくれないんだよ」とか3話の閉じ掛けたエレベーターをこじ開けるシーンとか、赤楚君が出演した過去作へのオマージュ的なシーンの存在です。こういうのって、狙っているのでしょうか?機会があったら質問してみたいです。

 

 さて、来週からは新章に突入とのこと。

 これまで受け身だった海斗がどこから振り回す側になっていくのか。

 海斗の新しい表情が見られるのか。

 ドキドキしながら来週を待ちたいと思います。