キウリ。 -3ページ目

アトミックエイジのTwitter小説(1)

#twinovel 「やっぱり来たか」原発事故後1年、福島全県に通達された避難勧告。震災前から福一の近くに核シェルターを作って、事故後も周辺の様子を監視していたアキラは、沖に現れた艦隊を双眼鏡で確認しながら、確信した。「核戦争、始まるな」#mirai311
7月6日

「JDNAカード」が領事館から届いた。登録番号は20351US90245だ。放射能の影響を日本政府が認め始めたのは、原発事故から3年後。被曝していない日本人はこのJDNAの登録を義務づけられている。二重国籍もOK。日本民族存続計画。#mirai311 #twinovel
7月5日

#mirai311 本物の狂気だ。マジで。アニメや映画の設定でも何でもなくて、今、日本で起こってることって本当に狂ってる。ホラー映画もびっくりだ。こういう時、漫画だと立ち上がる奴が現れる。同じ狂うならヒーローになるぞって狂っちゃう方が絶対いい。おし、行くか!#twinovel
7月4日

#mirai311「旅に出よう」コンピュータに向かって夫が突然そうつぶやいた。放射能のことを口に出せずに、口数少なく過ごしていた日々にピリオドが打たれた瞬間。不安は山のようにある。これで生きることに集中できる。「ありがとう、長い旅になるね」お腹の子は3ヶ月。#twinovel
7月4日

#mirai311 夫が会社を辞めた。「うちの先祖って海賊だったんだぜ」「それが会社辞めたのとどう関係あるの?」「俺、海賊になることにしたんだ」「?」「クルーは必要だからお前と子供たちは拉致だな。それにしても地震様々だな。おかげで海賊の血を思い出したんだから」#twinovel
7月4日

#mirai311 最近、外歩いてると、障害者の人を探してる自分がいるのに気づいたのよ。だって、このままだと、東京中、奇形とかカタワだらけになっちゃうのよ。そういう世の中でも耐えていけるかなあって。で、想像をリアルにするために、探しちゃうのよ、そういう人。#twinovel
7月4日

#mirai311 チェルノブイリの300キロ圏内でもマトモな赤ちゃんが産まれてくる確率がすごく低いんだって。その確率に私は賭けられるかな?マトモそうな子供が出てくるまで妊娠し続けるのかな。お腹の中で内部被曝していないってわかる技術が出来ればいいけど。#twinovel
7月4日

#mirai311#twinovel 「今、例の情報が入りました!」「日本人受け入れ制限か」「はい!二次被曝防止のため、国外脱出前に放射能検査の導入を要求されることになります」「先方の要求は?」「金曜日までに閣下の答えが欲しいと。」「伝えとけ。週末はゆっくり過ごさせてやるとな」
7月4日

#mirai311 爪をいじらないのは、小さい時に聞いた話のせい。「女達の間でマニュキアが流行ると戦争が始まる」華美になっていくネイルアートの流行を見ながら、「始まるのかなぁ」って思ってた。見えない敵と戦うことになろうとはね。放射能が今、静かに人間を襲ってる。#twinovel
7月4日

#mirai311 #twinovel 僕らの 旅は3月11日に始まった。世界地図を広げ、10分でコースを決め、空港に向かう。これを待ってた。日本から脱出するための正当な理由。放射能が地球を覆い尽くすまで、美しい地球を旅しよう。地図を広げる。放射能のように夢が空中に広がっていく
7月4日


#mirai311 2020年のビジネス書のベストセラー!「ぶらぶら経営術」被曝によりぶらぶら病になった従業員を抱える企業でどのようにぶらぶら病を受け入れ、生産性を維持するか?ぶらぶら病を予測した著者が2011年からぶらぶら書いたゆるい一冊!ぶらぶら発売中!#twinov

避難所へローカルヒーロー達を!

春は来る。きっと来る。


キウリ。ロサンゼルス絵日記
非日常が変える風景と平凡な日々の作り方@福島県人会

 「まるで外国のようだった」 

 震える声で、私の前に座っていた女性が、いわき市にいる家族からの
 言葉を伝えた。

 被災地から東京まで出たら、外国のようだった。
 みんながフツウに生活していて、そのことにショックを受けた。 

 「あの、戦闘機でパンパンやってるのが・・・何だか子供の喧嘩に見えた」

 リビアのニュースで、戦闘シーンを見た年配の男性。
 
 原発事故の恐ろしさと比べると、戦闘機がおもちゃに思えた。
 
 昨日、出席した福島県人会で聞いた、被災地出身の方々の生の声は
 貴重だった。私は記憶に、その方々の言葉と、その顔と声をしっかり
 刻み付ける。

 日常のリズムを保つのはとても大切なことだと思う。 
 でも、こんな非日常を経験してしまった人達は、その日常の中に潜む
 非日常に気づいてしまう。

 こうして、私たちが過ごしている日常も、決してフツウのことではないの
 だということに。

 祝島を故郷に持つ父の口癖のひとつが、

 「平凡であることは難しいことなんぞ」

 であった。
 
 日常のこまごまとした小言はよく言う父であったが、あまり思想的な説教
 くさいことは言わなかった。でも、最近、よく思い出す父の言葉。

 「誰かがやらんにゃいけん仕事だと思ったら、自分がやれ」

 父は、海水浴に行っても、気がつくと、当たり前のように、海岸のゴミ拾いを
 してるような人だった。そして、得意そうに、

 「みてみぃ!きれいになったじゃろうが!」
 
 と子供のように自慢するのだ。でも、人に強制するようなことはなく、いつも
 ひとりで率先してやってた。

 平凡な日々がまたくるように、私も出来ることをすべてやる。
 自分が出来ることをするのは当たり前のこと。当たり前のようにやること。

 私にも、非日常から抜け出せなくなって、日本の日常が「まるで外国」の
 ように見えていて、その日常に戻れなくて苦しんだ時期があった。だから
 こそ、今、試されているのだと思って、日常を維持しながら、非日常に苦し
 んでいる人のために、自分が出来る限りのことをしたいと思う。

 きっと同じような体験をしている人もいるに違いない。
 こうして、動いているのは、被災地の人のためでもあるけど、あの時、ひと
 りで苦しんでいた自分を助けるためでもある。だからフツウに当たり前の
 ように出来るのだと思う。

 昨日は、サンタモニカカレッジの学生たちが作ったTシャツを、リトル東京
 で預かり、60枚のTシャツがすべて売れた。彼女らは、東北のファッション
 関係のビジネスを支援する企画を考え始めた。その中の一人は、阪神
 大震災の経験者で、昨日のサンタモニカのプロムナードで、泣きながら
 募金を募っていて、多くの道行くアメリカ人を泣かせていたらしい。

 役者のボランティアの人達は、ハリウッドのプロデューサーに、東北支援
 のある企画を持っていきたいので協力してくれと話しかけてきた。

 アニメイドカフェのメンバーも、「またイベントあったら声かけてね」と、雨の
 中で一生懸命募金してくれた疲れも見せずに、笑っていってくれた。

 春は来る。きっと来る。

 それを信じて、続けていこう。