キキ、マーク
きらり
きらりちゃん、平屋探検
とら
血が滲む。
とにかく食べて静養するしかありません。
この手術した猫くんのいたエリアから保護された3子猫たちはころさん宅でお世話されています
【医療関係報告】
件名 : 第1シェルター「チビ」「ジロウ」の血液生化学検査
往診依頼先: パルTNR動物福祉病院
受診日 : 2025年9月24日10:00〜10:30
担当者 : ぬこたま獣医さん、まるちびさん
報告日 : 2025年10月1日
(検査結果受信日: 2025年9月29日 )
1. 対象個体
チビ(キジトラ;避妊済雌;推定20歳超;2021年11月より第1シェルター収容;現在「ポプラ部屋」で飼育)
ジロウ(白黒;去勢済雄;推定4歳;2024年12月より第1シェルター収容;現在「すみれ部屋」で飼育)
2. 概要(検査結果は別添)
【チビ】
保護直後より腎機能低下が指摘され、療法食の給与と1〜2週間に1回の皮下輸液を継続しつつ、半年〜1年に1回の血液検査により経過観察中。前回(2025年2月17日)の検査から7ヶ月が経過し、また、8月中旬以降食欲の低下傾向が認められたことから、血液検査を依頼した。
その結果、腎機能の指標(尿素窒素, クレアチニン)は前回とほぼ同様であり、肝機能の指標(AST, ALT, ALP)等にも著変は認められなかった。
【ジロウ】
保護直後(2024年12月19日)の血液検査では特に異常が認められなかったものの、「すみれ部屋」での多頭飼育開始直後から「多飲多尿」で「口臭が強い」状態が継続していたため、肝・腎機能検査のための血液検査を依頼した。
その結果、腎機能を示す数値に異常は認められなかったが、総タンパク質と無機リンの上昇が認められ、腎機能が低下傾向にある可能性が指摘された。
また、肝障害を示す数値(ALT)もやや高く、肝機能の低下も疑われた。
なお、採血時の視診では、重度の歯肉炎等は
認められなかったことから、口臭の原因についても肝・腎疾患に起因する可能性が考えられた。
なお、多飲多尿については甲状腺機能亢進も疑われるため、今後ホルモン濃度測定のための血液検査を改めて実施することも検討すべきとの指摘を受けた。
3. 処置
担当医と相談の上、以下のように対応することとした;
チビ: 当面は現在と同じ処置を継続する(腎疾患系の療法食給与、隔週での皮下輸液)
ジロウ:腎機能低下に対応した療法食への切り替えを行うこととした。甲状腺ホルモン濃度測定のため再度血液検査を実施することについては、
①採血時に鎮静剤投与が必要であったこと
②ホルモン濃度測定は比較的高額であること 等から、当面は見送ることとした。