CAPINの猫さん❤️ 福島から来たさとちゃん、幽閉されたペルちゃん | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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さとちゃん




さとちゃんは2011年3月11日に発生した東日本大震災で福島第一原発事故のため閉鎖され住民も避難しなくてはならなくなった警戒区域、双葉地区商店街に取り残された猫のうちの1匹でした。


CAPINでは2011年12月に期間を決めて行われた環境省と16法人との協働事業、つまり警戒区域に入って残されたペットをレスキューする事業に参加し、福島に連日通いました。


さとちゃんはそんなときに保護されてきて、福島の猫たちと一緒に、CAPINのゆり部屋に入りました。


今は物資などが置かれている手前の小部屋あわせていっぱいに2段ケージを並べ、保護してきた猫を収容。


野戦病院のような猫シェルターでした。


検疫期間をおき、猫舎2階に入りました。


しばらく第1シェルターの猫舎におりましたが、やがて預かり様宅に移動しました。


あの頃を思い返せば胸がいっぱいになります。放射能事故により、日本もなくなりかけたのです。直後は関西や沖縄に避難された方も多く、3月はつくば市でも全く人を見かけなくなり、車もなく、いきなり人口が減りました。


が、自宅に保護犬猫や大学地域猫の世話を抱え、逃げることは選択肢にはなく、ただ日々淡々と動物たちの世話を続けるのみでした。


いつ爆発するかわからない原発。4月に入ってもその状況は変わりませんでした。


何もなかったように学校は始まり、子どもたちは授業に戻りましたが、先生方は黙して語らず。命の危機に、逃げるより耐えろ、皆耐えているのだから、というのが息子の通う学校の方針でした。


財力や情報のある方はすぐに逃げられます。そうでない方は放射能汚染された地域に住み続けるしかありません。3世代家族でいっしょに暮らすという価値観にしばられたご家庭も多く、健康被害を案じて子どもを連れ逃げたい奥さんの葛藤もあります。警戒区域のラインに分断され、道の向こうは補償を受けられるのにこちらは何ももらえないという分断も生まれました。









さとちゃんは保護してから12年ですので、実際のところ何歳になったのか不明です。あのとき福島から保護してきた猫さんたちのことはいつも胸にあります。多くは虹の橋を渡りました。が、まだ元気にしている子たちもおります。震災の記憶は色褪せておりません。




さとちゃんは食欲旺盛でニャ~ニャ~とゴハン催促も誰よりも大きな声です。みんなのゴハン皿を味見して回ります(横取り)


撫でてほしくて寄ってきたり膝に乗ってきて、シェルターにいた頃のさとちゃんとは別猫です。


誰とでも仲良くできる優しいさとちゃんです✨ 


抜歯しているのですが口の中を気にする素振りがあるので、気を付けて様子をみています。


by預かりボランティア様



さとちゃんは2121年3月より、フォスターペアレントの兵庫県池⭐︎由⭐︎様に支えて頂いて参りました。


ありがとうございます。おかげさまで、元気に暮らして参りましたラブラブキラキラキラキラ







マーガレット



メス


白血病(-)
エイズ(-)

多飲多尿傾向ですが、腎機能系の検査値は異常みられません。

フォスターペアレント様を募集中ですプレゼント


ペルちゃんは、2017年末、つくば市古来の飼い主さんが亡くなり庭や家のなかに取り残された猫たちを保護するため捕獲機をしかけたら翌朝に入っていた猫でした。でなければ、餌も水もない家から逃げ出す術もなかったでしょう。


飼い主さん死亡時以来、市役所は窓もドアも施錠してしまいましたが、飼い主さんが亡くなる前から当会は相談を受けていたために、中に猫がいたはずだからと、家をあけてもらうために管理者に頼み込み、鍵を開けて頂き、衣装ダンスの前に捕獲機をかけました。


ペル


そのとき、猫嫌いの隣家から警察を呼ばれました。保護するために捕獲機を設置しているのだといくら説明しても納得されませんでした。


そんな場所から来たペルちゃんです。飼い主さんご夫妻とは2009年につくば市桜庁舎近くの雑木林で大々的なレスキューをしました。


ペルちゃんのフォスターペアレントさんを募集しています。







エリザベス



みんな、フォスターペアレント様を募集中です車




地域猫たち


ごはんのプレゼントがありがたいですクリスマスツリー誕生日帽子お祝いケーキプレゼントサンタジンジャーブレッドマンクリスマスベル
















by鶴田真子美(おかめ)