本日です↓
ブラジルの若きフルート奏者、アレシャンドリ・アンドレスと、ピアニストのアンドレ・メマーリによる音楽。海の生き物、陸の生き物。
色々な動物の名前が連呼されます。
アレシャンドリ・アンドレスとエグベルト・ジスモンチ palhaço
独裁者の狂気だけから始まったとも言い切れない。
世界の覇権を争う戦争。
金の絡んだ権力者たちの。
古くなった戦闘機、兵器の処分場と化した戦地で、
瓦礫の下敷となるのは市民であり、
儲かるのは武器商人たち。
民は、犬猫は、逃げまどう。
家畜はおきざりに。
爆撃を受けたウクライナのシェルターで、焼け死んだ犬たち数百頭。
誰も助ける人はいなかったと涙するスタッフ。
避難したスタッフがやっとのことで1ヶ月後に戻ると
半数の犬は餓死していたウクライナの施設。
泥沼化したウクライナ、イスラエルの戦乱。
ホモサピエンスとは結局こうした動物なのか。
21世紀の混迷を生きる私たち。
でも、どんな過酷な状況でも、人は動物を助けようとする。自分ができる小さなことをやろうとする。
戦乱のもと、近所から犬散歩に通う親子。
若い少年には未来がある。
ウクライナでは地域犬を推進していました。
野良犬には避妊去勢がされ、ワクチン、耳タグで標をつけリリース。
しかし、避妊去勢の前の犬たちが集められていた施設が燃えました。
戦争は、人の善意の意志も根こそぎ奪います。
でも、スタッフは泣いてばかりいません。
施設を越える規模の立派なシェルターをその場に再建したのです。
戦争はまた、最大の環境破壊。
ペット産業や畜産で働く労働者を取り残すことなく、新しい産業へのトレーニングを提供すべき。
犬猫保護施設での雇入れ。
有機農場、アニマルウェルフェアに配慮した農場での雇用。
人と動物の共生の時代に。
コロナ危機からの経済回復のための救済や投資を整合させて、回復後の経済がより、環境面で持続可能なものになるよう誘導すべきで、戦争なんかやっている場合ではない。
グリーンリカバリー(脱炭素社会への移行)を畜産、ペット産業にもあてはめることができないか?
化石燃料産業への補助金の停止
富裕層や企業への増税
軍事費の縮小
雇用の創出
この戦乱の時代に、地球は人間だけのものではない、あらゆる生命体の生きる地球を化学物質や火焔や放射能で台無しにしてはいけないと、たくさんの動物ボランティアや市民たちが願っています。
私たち人間や生き物のすべての命がかかっている気候危機の時代に。
怨恨と支配欲に取り憑かれ、聖書のものがたりに未だしがみつき、歴史を学ばぬお偉いさんたちは、いったい何をやっているのでしょうか。
どんな過酷な状況でも、人はパンドラの箱から最後に出てきたものを糧に、また今日を生きようとします。
ウクライナのシェルターで、今日も犬猫の世話をするボランティアさんたちの安全を祈るような想いで願っています。ガザの野良猫たちの面倒をみている方たち、イスラエルに暮らす、リアさんほか友たち。
生き延びてください。
人は絶望に負けない、
再生の力を持つ。
by鶴田真子美(おかめ)