令和5年度
4-7月に、茨城県動物指導センターに送られた犬の頭数が5頭を超えた市町村は14あります。
そのうち20を超えたのは、
神栖
小美玉
行方
鉾田
茨城町はなんと50頭。
さらに、子犬が成犬の約3倍、という異常な数値となっています。(成犬をつかまえたら頭数はぐんと減るはず。)
野犬の頭数は自治体の置かれた地形(市街地か田園か山岳地帯か)や産業(酪農や畜産、農業が盛んか、工業地帯か都心に近いか)により住民の意識やモラルも変わり、ボランティア人口にも差が出てきます。
県南や日立など、頭数がある程度抑えられている地域では避妊去勢や室内飼育のマナーも浸透し、住宅の犬猫の飼い方の意識も高く、ボランティアも少なくありません。自力で問題解決ができる自治体は結果を出しています。
しかし、少子高齢化が進み、見渡す限り畑が広がる農業中心の地域では、そもそも住む人がいないのです。丘には隠れる場所がたくさんある、まるで野犬王国です。人口の少ない茨城町のような自治体でこそ、茨城県は町に任せず、真剣に積極的な野犬捕獲を進めるべきではないのでしょうか。
動物の扱いを見れば、その国の文化度がわかるとガンジーはおっしゃいました。小さな茨城町からの4ヶ月で50頭。1年で150頭の犬が殺処分場とされてきた茨城県動物指導センターへと消えていく。増えれば捕獲し指導センターで殺処分するというルーティンを繰り返したままの町がこれから先もこれを続けていくのなら、茨城県全体が汚名を被ります。
神栖
小美玉
行方
鉾田
そして、ワーストの茨城県でもワーストワンの茨城町。
これで、茨城県出身です、と子どもたちが胸を張って言えますでしょうか、、、。
全国でも、魅力度ワーストの茨城県,その理由はこうしたことの積み重ねではないのでしょうか。
野犬には命がある、様々な問題をうむ、ならば増やさぬ努力を人間がしなくては。ふつうはこう考え行動するでしょう。
子どもたちにこうした恥をかかせないでよいように、命に対する責任というものを大人たちが示していかれるように、野犬の数を減らしていかなくてはならないのではないでしょうか。
狂犬病予防法に基けば、放し飼いの犬は人の命を守るためにも増やしてはならない、存在してはならないことになっています。つまり、法令遵守を大切にしている県であるのかが数字にもよく顕れてしまっています。
実際には苦情にも野放し。10頭いた、野犬に囲まれた、などの住民による苦情や不安の訴えに、県は、捕獲箱を2個設置しておわりとしています。市は県に丸投げです。
残り8頭は?
頭数分の捕獲が必要なはずです。
住民の不安に誠実に応えて徹底的な捕獲をしていけば、必ず数は減ります。
野犬捕獲には技術が必要です。
だから、茨城県動物指導センターには捕獲部隊がおり、特殊な檻や捕獲機、捕獲サークルが税金で購入され、相当な県税が充てられているのです。
by鶴田真子美(おかめ)