学校での小動物飼育について、串田議員が国会でご質問くださいました。
ありがとうございました。
皆様のお子さんの通う学校で、あるいはご近所の学校で、ウサギ等の小動物が飼われていたら、時代の変化とともに適正な飼育のあり方も変わっていくべきとの大臣の答弁を紹介しながら、夏になり小動物が衰弱し命を落とす前に、学校や教育委員会に対し、適切な飼育ができないなら飼うべきでないこと、命をないがしろにするなら命の授業は成り立たないことをお伝えください。
夏を迎える前に。
ウサギを飼うのは簡単ではありません。幼い子どもたちにお世話を任せ、責任をとらせることはどう考えても無理です。
責任は学校に、おとなたちにありますが、生態や飼育の知識もなく、予算もありません。
その学校にウサギを置いても、忙しい先生の負担になるか、ネグレクトに陥ります。
ウサギが頻繁に亡くなってしまったり、休暇中にエサをもらい忘れて衰弱すること、暑さや寒さを心配している親御さんたちも、お子さんが通う学校に意見することは現実にはなかなか難しいです。
災害時には避難させることなく置き去りとなります。
救われることなく、災害により亡くなった学校飼育動物たち。鬼怒川水害で、水に沈んだウサギたちを忘れません。
50年前とは違って温暖化が進み、動物を外飼いできる時代ではありません。
無責任な学校飼育動物はなくしたほうがよいと考えます。
やるなら環境を整え室内飼育を実現する、
5つの自由アニマルウェルフェアに配慮、
医療や獣医による往診、飼い方指導、避妊去勢の予算をつける、
エサの内容と給餌回数は児童まかせにせず、担当者が管理する、
動物も避難計画に含める、
それができなければ、命の授業としては成り立たないと思います。
by鶴田真子美(おかめ)