先日、茨城県の動物指導センターを見学させて頂きました。
お忙しい中、ご対応頂きましたセンターの皆様、お時間を取って頂きご説明頂きましたこと、御礼申し上げます。
さて、出発から1時間ほどして人里離れた山奥に差し掛かり、まるで人の暮らしから遠ざけられたようなそんなところにポツンと古い建物がありました。
1番衝撃的だったのは、なんといっても9号室33頭の66のお目々が、大迫力で一斉にこちらを向き、どんな気持ちでか、通りかかる見知らぬ私たちへ投げかける視線の鋭さです。
33頭といえば、小学校の1クラスの人数とだいたい同じくらいかな、と思いながら、面白い子、静かな子、はしゃぎたい子、活発な子、いろ~んな子がいるヒト社会の教室を傍らで想像しながら1頭1頭の表情を見ました。
確かに、不安そうなわんこ、強がっているわんこ、できれば一人になりたそうなわんこ、どっしりと構えているように見えるわんこ、いろいろな顔色があります。
リーダーはいるのだろうか?自分の居場所はあるのだろうか?ホッと落ち着ける時はあるのだろうか?思いは駆け巡ります。
今、目の前にいるわんこ達は、なぜ一様にこちらをジーッと見、微動だにせず息も呑んだようにそこに居るのか?
何か一つでも狂いが生じたら、、一つでもボタンのかけ違いがあったら、、ここは戦場と化とするのか?と思わせるほどの、ピンと張り詰めた空気でした。
これまでに見たこともない光景でした💦
夜になり人の目がなくなったら、大部屋のわんこ達の緊張感は更に高まるのか?
野犬出身の超ビビリ&ヘタレわんと暮らす私としては、どんなにか周りに気を遣いちょうど良い距離感を保ち、かつ気配を消してそこに居るのかと思うと心が張り裂けそう…
また、一頭一頭の特徴を記録してあるカルテの写真の画質の悪いことよ、どうしたのでしょう(・_・;
カメラの具合なのか、印刷の設定か、調整してもう少し良い画質だといいのにと思いました。
それから、法律にも疎くどんなルールがあるのかわからないシロウト発言をお許し頂きたいのですが、犬猫の公表期間が過ぎたら、どこに情報が移動してしまうのか、その犬猫はどうなるのか、茨城県動物指導センターのwebページではよくわかりませんでした。もう少しシロウトにわかりやすいナビゲーションがあるといいのにと思いました。
犬の扱いのすごく上手なスタッフさんや、譲渡に向けて外部の問い合わせに真摯に対応してくださるスタッフさん等、関わっている誰もが目の前のことをやるのに一生懸命なのだと思います。
少しでも収容頭数を減らすために市民の意識が高まったり、もっと収容場所を広げたり、そこで働く人が増えたりまたは、働く時間帯がフレキシブルになっていったら、、、、
大部屋の子が少しでも個室に移動出来たり、ゆとりある管理が出来たり、ちょっとのイイこと連鎖で、みんなに小さなハッピーが生まれるんじゃないかな(^^)
簡単ではないけれど。
何かをやってみないと始まらない!!
by コゼット里親様、うどん預かり様、シェルターボランティア様のA Aさん