すずらん
7/21
フィラリア陰転と、心雑音で受診。
■体重 11.7㎏
■血液検査
1,MF(+)
2,肝臓数値が高い→フィラリア症の影響
その他、特になし。
■レントゲン
心臓の陰影を見る限り、心臓肥大も酷くない。
フィラリア症としては酷くはない。
■エコー
1,
・左心臓(僧帽弁)に逆流あり。
VHS: 9.9(<10.5↓)
LVIDd: 44㎜(>35㎜)
LAIAo: 1.37(<1.6)
・右(三尖弁)は逆流なし。
フィラリア虫体は見えない。
2,腹水なし。
3.乳腺が太くなっている。かなり授乳したのでは。
乳腺腫瘍もなし。
■乳腺
発達している。
未避妊か授乳後ではないか。
<総診断>
■診断名:僧帽弁閉鎖不全症
★ステージは5段階中、下から2番目のB-1
僧帽弁逆流あり(心雑音の原因)
通常心臓薬の投薬はB-1より1段階上のB-2より行うが、心雑音があることと
これから悪くなっていくことも十分あるので、投薬開始。
8/27
避妊手術(1泊)
■体重 11.2㎏
■不妊手術
本日午後、実施いたします。
★手術券がありますので、医師へ提出しました。
必要事項を記入後、返却されます。
CAPINで手続きをお願いしますとの事です。
■乳腺腫瘍
左第五乳腺に小豆大の乳腺腫瘍あり。
麻酔時に同時切除していただきます。
※今後大きくなることが予想されるため、1度の麻酔で
行う事にしました。
■その他
1,マイクロチップ、肛門腺、爪切り、耳掃除は術時に行います。
歯のスケーリングについては、乳腺腫瘍切除もあるため
行えたら行う予定です。
9/7
不妊手術時に同時に切除した乳腺腫瘍の病理結果。
<結果>
■乳腺の導管線腫…良性
■乳腺小葉過形成
ホルモンの影響下で生じる乳腺の増殖性変化。
切除後の予後は良好。
いずれも問題なし
存
8/3
■体重 14.68㎏
■血液検査
★ミクロフィラリア(+)
1,ALT,GPT(肝臓) >125
327↑高数値
2,白血球 >17000
32000
3,ヘマトクリット <37 →30↓低数値
4,尿素窒素 >27 →29↑高数値
<診断>
・貧血気味
・肝臓、白血球が高数値なのはフィラリア症の影響
■心雑音…無し
■レントゲン
1,フィラリア症による心臓肥大あり
2,肺は問題なし
3,気管虚脱なし
■アレルギー性気管支炎
フィラリアのアレルギーによる気管支炎
喉のゼロゼロ音の原因。
■皮膚炎…現在は治癒過程
ステロイドの服用で改善か?
※服用を止めると再発する可能性あり
要観察
■目
★右目(白濁)
水晶体の前方脱臼、白内障。視力なし
恐らく炎症が全て収まり、今後は委縮してくるのではないかと思われる。
目薬などで改善されるものではないので、必要なし。
※9/1 眼科予約あり
★左目(眼瞼)…イボ状の出来物
大きくなってくるので、去勢時に切除が望ましい。
※右目の視力がないので左目への傷などによる視力低下予防。
9/3
■去勢手術
手術券があり。
後程提出させて頂きます。
■目の下のイボ
麻酔時、部分切除済。
■その他の処置
マイクロチップ
耳、爪切り、肛門腺、歯のスケーリング。
■病理検査
左右の睾丸の大きさが違うのが気になるのと
切除したイボも同時に病理へ依頼済。
9/17
先日行った目のイボ切除、睾丸腫瘍切除の抜糸。
■体重 15.28㎏
■抜糸…済
■病理結果報告
先日病理に出した結果が出たのでご報告いたします。
【眼瞼】マイボーム腺腫
マイボーム腺由来の良性腫瘍。
腫瘤は完全に切除されている。
【左精巣】…良性
・中程度の精巣変形
・廃在性の壊死
・血管内寄生虫
精巣内の動脈内に寄生虫が認められ、その周囲に形質細胞が侵食している。
腫瘍性増殖を示す細胞は認められない。
【右精巣】
軽度の精巣変形…良性
左精巣内の動脈にフィラリア虫が入り込んで詰まり
精巣を壊死させていた。
※日本では聞かないが海外では人間のフィラリア症があり
やはり精巣内に入り込むことがある。
ワカロン
8/20
皮膚の再診
■体重 18.44㎏
■皮膚
免疫抑制剤が良く効いているようで、状態が良くなってきている。
耳も随分良くなっている。
■今後
免疫抑制剤は継続。
一か月後の状態で、段階的に減薬していく。
ステロイド(2日に1回投薬中)は現在処方分が無くなったら
終了。
■爪切り…済
■処方
免疫抑制剤(1日1回)×28日分
10/5
皮膚の再診
■体重 18.6㎏
■皮膚
・膿皮症
・脂漏症
<診断>
週1のシャンプーをしていても、脂が滲んでいる。
シャンプーは継続して続けるように。
症状がなかなか改善しないのは、体重増加のため
量が少ないからかもしれない。
薬を倍量で投薬し、経過観察。
★(現在:1日1錠)→1日2錠
※ステロイドという方法もあるが、長期的に投薬出来ない事と
止めると症状をぶり返すため、免疫抑制剤で。
■目やに
目やにが出ている原因は「※眼瞼内反」によるもの。
※下瞼の睫毛が目にあたる。
皮膚炎により下瞼が腫れているのが原因。
■処方
点眼
ステロイド軟膏(腫れを引かせるため下瞼に塗る)
追加分の免疫抑制剤…18錠
■耳→綺麗
ポチ
8/20
前日より下痢を繰り返し、食欲不振のため急遽受診。
■体重 13.08㎏(3/8 14.64㎏ ▼1.5㎏減)
■血液検査
1,肝臓数値は前回より改善
2,尿素窒素(参考値<29.2)→65.9
(※3/8 →42.1)
<診断>
肝臓数値は改善されてきているが、腎臓数値(尿素窒素)が高くなっている。
腎臓が悪くなっている。
食欲不振は、尿毒症による吐き気のせいだと思われる。
脱水、貧血はなし。
下痢については、菌などは未検出。異常なし。
■今後
現在行っている補液(週2回)を2日に1回に増やすように。
★500ml/回
食べ物については、ペット牛乳などはリンも多く含まれていて
現在の状態で与えるのには適さないが、どうしてもそれしか口にしないときは
与えても良い。
補液によって気持ち悪さが改善されれば、食欲も戻るかもしれないので
要観察。
腎臓薬については、無理に投薬しても負担をかけてしまうので
現在は処方なし。
クルマ
8/24
10日ほど前より食欲不振で、ほぼ食べず。
水下痢も止まらない為、急遽受診。
■体重 15.12㎏ (前回 16.3㎏)
■血液検査
1.GPT(肝臓)参考値>78
前回108 →今回471▲
2.赤血球 参考値 550<
前回543 →今回457▼
3.ヘモグロビン 12<
前回13.2 →今回10.7▼
4.ヘマトグリット 37<
前回37.6 →今回30.5
※2~3:貧血数値
■エコー
・三尖弁、僧帽弁ともに逆流あり。
・腹水あり
<診断>
両心不全
腹水があるが、抜くほどは溜まっていない。
肝臓、膵臓のうっ血。
胃や腸にもうっ血があり、これが下痢の原因。
※この場合、下痢止めが効かない事もあるが投薬してください(医師より)
■処置
腹水、うっ血を取るため利尿剤を服用。
※本日は注射で入れました。
フォルテコールプラス&シルデナフィルを現在服用中だが
量を倍量に増やして投薬。
★フォルテコールプラス…現在1錠→朝夕各1.5錠
★シルデナフィル…現在1/2錠→朝夕各1錠
上記+利尿剤朝夕
■今後の注意点【重要】
心臓に負担がかかり腹水が溜まって来ているので
安静を保つことが必要。
散歩は厳禁、排泄出し以外は室内で。
9/1
心臓、腹水の再診
■体重 14.45㎏ (前回 15.12㎏)
■血液検査
利尿剤服用後の腎臓数値、貧血の検査
1,尿素窒素 参考値>29.2
前回23.9 →今回 44.4
2,貧血→改善
3,アルブミン 参考値 2.6<
前回 2.3 →今回 3.1
<診断>
尿素窒素が上がっているが、クレアチニンが上昇していないので
腎臓が悪くなったわけではなく、利尿剤服用の影響。
アルブミンも上がり栄養状態も良くなっている。
貧血も改善されている。
■エコー
腹水は解消されました。
■下痢について
エコー時に診ると、便が腸の中を早く流れてしまっているのが分かる。
結果、胆汁の色(緑色)がそのまま便に反映されてしまっている。
少し腸内に便が留まれれば、栄養も吸収されるし、便も固くなってくるのでは。
利尿剤服用中は、便が緩くなることはある。
<処置>
腸内バランスが悪くなっていることと、便の流れが速すぎるのを
抑えるお薬を処方。
<総合診断>
腹水が解消されたので、浮腫みも無くなって来ている。
お腹の張りも前回より減少。本犬も楽になったと思う。
段階的に利尿剤は減らしていき、断薬まで持って行きましょう。
利尿剤を減らして2週間投薬し、その後どうなるか再診し
その後の減薬などは決定
9/17
投薬後の再診(心臓・腹水)
■体重 14.8㎏
■エコー
腹水は僅かにあるが、本当に少し。
但し、浮腫みはあるので引き続き利尿剤を服用。
三尖弁逆流(右心)あり。
僧帽弁(左心)もあるが、それほどひどくはない。
今後は現在服用中の利尿剤を半量にし継続投薬。
(腎臓が悪くなるので)
その他の薬は、そのまま継続。
ダリ
9/7
フィラリア検査他、初期医療
■体重 9.85㎏
■血液検査
1,フィラリア…(-)陰性
2,その他、特に問題なし
歯は犬歯以外は綺麗。
口元に若干白髪があるので5~6歳くらいでは。
9/27
去勢手術、他
■去勢手術
本日午後に実施、夕方シェルターに戻りました。。
■その他
・マイクロチップ
・耳掃除、爪切り、肛門腺
・歯石取り
エルモ
9/10
耳洗浄、ワクチン
■体重 14.95㎏
■耳洗浄
1、耳の炎症と汚れが酷かったため実施。
軽めの鎮静を用いて行いましたが、眠るほどの量では無かったため
2時間後よりお水OK。
2、耳の中の菌を調べるとマラセチア菌のみでした。
3、1か月効くお薬を入れました。
通常マラセチアは耳内に居る菌。
今回酷くなったのは、耳垢を取ろうと擦ったりし炎症が起こった個所に
マラセチア菌が増殖したものだと推測。
自己流で耳掃除を行うと、炎症させてしまったり逆に酷くしてしまう。
今回は1か月効くお薬を入れているので、絶対に触らないように。
耳垢はもう少し出るので、1か月後耳洗浄
10/11
耳洗浄・左耳(2回目)
■体重 15.05㎏
■耳洗浄…行いました。
(前回→ 鎮静を用いての処置)
本日→ 鎮静なしでの処置が出来ました。
<医師より>
前回洗浄後に、1か月効くお薬を耳内へ入れたので
炎症も前回より良くなっている。
ただ鼓膜の奥の鼓室房の部分に汚れが溜まっていて
普通の耳洗浄では取れない。
これは外耳にある汚れが奥へ入ってしまったため。
(※自然に落ちたか、耳掃除で押し込んでしまったか)
月1回の耳洗浄を何度も行うより、1度麻酔をかけて全て取り除いたほうが
スッキリと良くなるし、炎症も治まる。
~ここまで
何度も洗浄しお薬を入れるのを繰り返すより
拗れてしまう前に全て取ってしまった方が良いとの事。
今回入れたお薬(1か月持続)が切れる頃に、耳洗浄の予約を取りました。
術当日シェルターに戻ります。
医療報告②へ続く
(by ぷう)
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