医療報告①より続き
ノア
9/10
排尿困難、血が混じるなどの症状で受診
■体重 10.15㎏
■エコー
膀胱内に石は見当たらないが、尿道に詰まりあり。
膀胱内に尿が溜まっている。
■処置
尿道より管を入れて、詰まった石?を膀胱に戻し
溜まった尿を出す処置を試みましたが、約1時間でも通らず。
(キシロカイン使用)
その後、鎮静をかけて行いました。
石を膀胱に戻すとまた詰まる可能性があるので
管を通したまま1週間入院しての処置を、とのご提案を医師より頂きましたが
本日溜まった尿を出してしまうのであれば、一旦シェルターに戻し
フード(ユリナリー)やお薬などで様子見させていただくことにしました。
※後日、尿の詰まりは解消されました。
アイリス
9/13
定期耳洗浄
■体重 21.5㎏
■耳洗浄
行いました。
<診断>
先々月、洗浄後に耳内に入れる薬を半分にしたところ
炎症が酷くなり、元に戻したおかげで炎症はかなり収まった。
耳垢はまだ出てくると思うが、赤くなった部分は減少。
鼓膜奥の簡単に取れない場所に、かなり汚れが溜まっている。
来月の診察時の状態で、一度しっかり取ることも検討。
1か月効くお薬を入れたので、耳掃除などは行わないように。
(薬の効果が無くなってしまい、炎症を招く)
10/15
定期耳洗浄
■体重 21.36㎏
■耳洗浄
両耳行い、1か月効くお薬を入れました。
<医師より>
左耳は汚れも少なく、今後は右耳だけで良い。
右も炎症が良くなってきていて、汚れも少なくなってきているので
来月以降は、洗浄間隔を段階的に空けて行っても良いだろう。
お薬を耳内へ入れたので、処方なし。
引き続き耳掃除などは行わないように。
ネル
9/14
昨日吐き戻し、立てなくなりました。
■体温…39.7℃
■レントゲン、エコー
腹部。腹腔内に腫瘍。9㎝
■血液検査
1,腎臓を表す項目の数値が上昇。
尿素窒素(参考値<29.2)→94.3
クレアチニン(<1.4)→4.01
リン(<5.0)→13.6
カリウム(<5.0)→6.2
2,CRP(C反応性たんぱく)~参考値<0.7→7.0
3,脱水あり
4、貧血が酷い
■処置
補液(吐き気止め入り)700㏄
<総合診断>
以前よりあったクッシング症候群の原因である副腎の腫瘍が
癌化し大きくなっている。(左副腎)
元々腎臓が悪く投薬していたが、腎不全を起こしていて
それによる尿毒症を起こしている。
吐き戻しは尿毒症による気持ち悪さのため。
尿量が少ないので、排尿を促すため本日は補液を入れたが
貧血がひどいので、補液を入れることによって貧血が進んでしまうことも
考えられる。
シェルターで行う場合は、やりすぎないよう適量で。
シェルターで使用しているソルラクトは不可。
やるなら生理食塩水(500㏄/日)
★注意点
●排尿がうまく行かないと補液が吸収されない。
補液が吸収されていない場合は、明日以降の補液は中止
(※浮腫みが生じる)
●強制的に食べさせる、シリンジで給水などは吐いてしまうだけなので行わないように。
●本日補液を入れたので、12時間吐かなければ水は飲ませても良い。
10/1
■体重
13.45kg→12.8kg
むくみが改善されたため減ったのでは?
■血液検査
1.腎臓を表す項目の数値は改善
尿素窒素(参考値<29.2)→94.3→54.1
クレアチニン(<1.4)→4.01→1.89
リン(<5.0)→13.6→4.8
2.カリウムの数値は思ったより下がっていない
カリウム(<5.0)→6.2→5.7
3.貧血の数値は改善
白血球(<17000)27200→12400
・投薬はなし
・補液は生理食塩水からソルラクトに変更、一日250ml
美空
9/28
以前、他院で慢性膵炎の診断を受けたこと。
歩き方がおかしいとのことで受診。
■体重 17㎏
■血液検査
外注に出したので、結果は後日。
<医師より>
慢性膵炎の診断は難しく1度の診察では分からない。
現在、嘔吐や下痢などの症状がないのなら、再度リパーゼ数値を調べ
膵炎かどうかの診断。
■歩行の異常について
股関節が痛いのでは?とのことで診察。
<医師より>
股関節に異常がある場合、脚を伸ばすことが出来ないが
美空は問題なく伸ばすことが出来る。
問題個所は股関節ではない。
腰の辺りを押すと痛がり、腰砕けのようになる。
尻尾を持ち上げても同様。
これから考えられるのは「馬尾症候群」
身体の大きな犬が年齢とともに発症しやすい。
体重も関係ある。
現在、歩き方もそこまで異常が見られないため
アンチノールを朝夕2錠ずつ与え、様子見。
痛みはあるので、散歩は短めの方がよい。
10/4
■膵炎の検査結果
リパーゼ数値…正常
<診断>
膵炎ではない。
甲状腺ホルモン数値が少し低いが、現在
脱毛などの症状がないのなら、投薬の必要なし。
要経過観察。
リング
10/4
耳洗浄と爪切り
■体重 15.25㎏
■血液検査(前回2年前)
鎮静をかけるため実施。
<結果>
全て正常値
■耳洗浄…済
非常に嫌がったため、鎮静剤を用いて実施。
汚れの原因は耳内のマラセチア菌。
その他菌は無し。
耳内に炎症はあるものの、ポリープなどは無く
鼓膜も綺麗に残っている。
洗浄後、1か月効くお薬を耳奥へ入れました。
点耳薬などの処方は無し。
ウパ(ひたち)
10/8
前回Aクリニックで、エコー検査が必要とのことで
検査のため受診。
※レントゲン画像はAクリニックより。
■体重 13㎏
■レントゲン画像分析
<医師より>
右心肥大、頸部気管虚脱あり。
■エコー
三尖弁、僧帽弁ともに逆流あり。
三尖弁逆流あり(3.6m/s)
肺動脈拡大と右室のリモデリングあり。
■投薬の開始
1:フォルテコールプラスを朝夕2回
2:シルデナフィル朝夕2回
■肛門周辺腺腫
肛門の周りに腫瘍あり。
未去勢のオスによくみられる。
良性の事が多いが、悪性の可能性もあるので
去勢し同時に切除した方がよい。
但し心臓のこともあるので1か月間投薬し、手術出来るか確認後決定。
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10/24
胸に出来たしこりが、大きくなってきたため(卵大) 切除手術の相談
■体重 19.00㎏
■腫瘍の状態
固着はしていない。
■切除予定
11/16(火)全身麻酔。
一泊入院
術前に、注射器で局部の組織を採取して顕微鏡で確認。
あまり良くない兆候が見られたら、大きく切除。
切除後、病理に出します。
群(ぐん)
9/23 Aクリニック受診(血液検査・レントゲン)
10/7 AC受診 エコー(心臓エコー)
10/22 M動物病院受診(点滴、下痢止め処方)預かり宅へ移動
預かり宅 3日目。
・固形物は全く口にしない
・吐きあり(薬も吐いてしまう)
・下痢
・尿の出が弱い
・ふらふら、ぐったり
10/25
■血液検査
白血球 参考値6000<17000 →43200
顕微鏡検査でも異常あり
血小板 参考値20<50 →5.1
肝臓ALP 参考値23<212 →1630
ALP・GPT 参考値10<125 →350
■エコー
腹部内のリンパが腫れている。
■診断
リンパ腫(おそらくステージ5)
多くの症例は、ほとんど無症状で経過するため発見が遅れる。
・極端に食欲が無くなり体重の減少が認められる
・本日の一般血液検査では、異常なリンパ球が増殖
腎臓はそんなに悪くないが、肝臓は悪い
吐き、下痢があるので脱水しているが、心臓が悪いため、補液のやりすぎは腹水
がたまるので注意。もし、行う場合は、一回100cc程度。
吐きがあるので、下痢止めは中止。心臓の薬も無理に飲ませなくてよい。
■処置
リンパの腫れをとるために、ステロイドを注射。(明日も続けて行う)
吐き気止めの注射。
■今後
ステロイドが効いてリンパの腫れが引けば、食欲が戻るかもしれない。
抗がん剤など化学療法に腫瘍が反応してリンパ節が消失(寛解期)しても、その
延命期間の長短はあるが、ほとんどの症例が再発(再燃)してくる。
以上、7月~10月の医療報告でした。
(by ぷう)
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