1.4 霞ヶ浦に広がる蓮根畑の鳥⑷ | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

【NEW!!】土浦市沢辺に新しく開かれるパルTNR動物福祉病院にて
12月より不定期に「飼い主のいない猫の不妊手術」開始!

1月 10日・31日(いずれも日曜日)
※メス1匹7000円、オス1匹5000円(ワクチン別途)






まやちゃんと出かけました。



筑波山よ、鳥たちを助けて下さい。






ネットにかかったまま、もがいています。


遠くて手が出せません。






あの場に、ボートや枝切り鋏、必要な救助道具があれば。

羽根をバタつかせ、飛び立とうと何度も翼を広げて、悲しい鳴き声をあげていたあの野鳥。

脚がネットに絡んでいました。ついさっき、絡んだばかり、という野鳥。

あの場で助けられたかもしれません。緊急避難という法律で。ボートや釣り用ツナギがあれば。

ネットにかかるたびはずしても、また次の鳥がかかります。ネットじたいが問題です。


ネットにぶら下がった野鳥の亡きがら。








亡くなった鳥
バタバタとまだ生きている鳥
脚が引っかかって逆さ吊りになった鳥の亡きがら


養魚場もひどい


可哀想で見ていられない、助けたい


近くの店の方に助けを求めてもだめです。

残酷な光景を見慣れてしまって、これが問題だと思わないのでしょう。




収穫作業中の蓮根農家さんに、まだ生きた鳥がいるから助けて欲しい、と頼んでも、だめでした。

鳥は危なくて近寄れないそう。



「鳥はたくさんかかる、可哀想だよ、
外そうとしても脚、爪が鋭いから、危なくて近寄れない、仕方ないから見ないようにするしかない、早く帰りなさい」

旦那さんは、霞ヶ浦の防鳥ネットに天然記念物コウノトリや絶滅危惧種のカモがかかって問題になったことを話すと、こわい顔に変わり、帰れと言いました。










茨城県庁、環境省、土浦市、かすみがうら市、と電話にてお話しました。

野鳥のかかる防鳥ネット問題は、10年以上にわたり、ほぼ放置状態でした。

口頭での指導と啓発チラシ配りに留まっていました。

指導の内容は、①鳥が絡まっていたら外すよう務めることと、②防鳥ネットは天井だけでなく、鳥が入り込まぬように側面も覆って締めること、

で、一日中、ざっと見廻っても、鳥を外す行為は危険が伴うため積極的には行わないと農業さんご自身から言われましたし、他人の畑には入れないから、たとえ手が届いても見て見ぬふりですし、


側面がきちんと閉じられたネットなんてひとつも見かけませんでしたので、守られていません。

それどころか、一時期、茨城県は農家に防鳥ネットの助成金を出していたくらいでした。

過去における野鳥の死亡数データはかすみがうら市も土浦市も持っていません。

絡んだ防鳥ネットから鳥を外し助けるようにとの依頼連絡は、昨年12月に初めてカウントされました。その数、3件。

11月以前は皆無でした。

野鳥の会さんが昨年3月に県議会に署名を提出され、強く訴えて、県は議員とともに、市町村と問題解決のため動くべきでしたが、この9ヶ月にどう動いたのでしょう。それが見えてきません。















以上、環境省との対話



環境省は、たとえ違法な霞網でなくても、過去十数年にわたり、防鳥ネットが多数の野鳥を捉え死に至らしめることを分かっていながら使い続けることは鳥獣保護法違反にあたる、とはっきりおっしゃいました。


その言質をもとに、土浦警察に行き、私たちが知り得た情報をすべて、生活安全課に通報致しました。


富士山の肩に沈む夕陽を撮影しに、たくさんのカメラマンが湖岸に三脚を構えて、サンセットを狙っていました。

他県ナンバーも見られました。撮影スポットなのでしょう。


カメラ愛好家の皆さんが見つめる、その明媚な夕焼け空とは反対方向の、ハス田や養魚場のネットに、渡り鳥の死骸がたくさんぶら下がっています。





富士山でなく、ぶら下がった渡り鳥を写して欲しい。

3羽が亡くなり、湖面には生きたカモが泳いでいます。

富士山よ、鳥たちを助けて下さい。

残酷で、涙が出ます。











by鶴田真子美(おかめ)



ありがとう、エリちゃん

ありがとう、ドラメイさん



ありがとう、まやちゃん


2020年12月23日、READY FORでクラウドファンディングがいよいよスタートしました❣️
このたび、CAPINで保護した犬猫や、地域の飼い主のいない動物たちのために、動物病院を作ることになりました。

建物だけは何とかおさえましたが、12年にわたり放置されていたため、屋根の雨漏りを直し、壁をはぎ、大がかりなリフォームをしなくては使えません。

その資金を工面するため、クラウドファンディングを行います。

地域の保護犬猫のため、私たちの日々の活動を支えるため、どうかご支援をお願い申し上げます。

また、飼い主のいない動物たちや、殺処分の問題にご関心のあるご友人様に、このクラウドファンディングについて、呼びかけをしてご支援を広げて頂けますと幸いです。

どうかよろしくお願いします。