私たちの税金を犬猫殺処分に使うことを問う訴訟 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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水戸地裁


11月29日(金)午前10時〜、茨城県知事大井川和彦を被告とする、殺処分に対する公金支出差し止めを求める住民訴訟の第1回口頭弁論期日が、水戸地方裁判所で開かれました。

この日は、原告本人のYさんが出席されました。被告側は誰も来ていませんでした。また、数名の県民が傍聴されていました。


第1回目の口頭弁論期日は、原告と裁判所の都合だけで決めるので、被告側は都合がつかないということがよくあり、そのような時は、答弁書だけ出しておけばいいということになっています。

この日は、原告側から訴状が陳述され、被告側から答弁書が擬制陳述がなされたという扱いになりました。

被告の答弁書は、第一に、本件訴訟の門前払いを求めています。これは、殺処分を含めた、動物指導センターの業務管理の一式を、ドッグテレサという会社に任せており、殺処分に対する費用が特定されていないこと、及び殺処分が完全に適法である、ということを理由としています。

しかし、殺処分が適法であるかどうかということは、その中身に入って適法か違法化を審理する必要があることです。そして第二に、この答弁書では、殺処分が違法であるという原告の主張に対しては、次回に反論をする、ということになっています。

次回は、被告側で引き続き、訴状の内容に対して反論を行うことになりました。

原告側の再反論は、被告の次回の反論を見たうえで、上記の門前払いを求める主張に対する部分も含めて、まとめて次々回に行うことになりました



次回は、令和2年1月24日(金)午前10時30分〜、第2回口頭弁論期日を行うことになりました。

山猫 
弁護士