土浦シェルター医療報告 11/25~ | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

11/25(月)
犬和歌

子宮の状態確認と、術前検査
■体重 14.7kg
■血液検査
全て問題なし
前回(10/23)よりも数値は良くなっていました。

■レントゲン
1)肝臓
以前よりも小さくなっている(うっ血が取れた)
2)気管支
以前よりも気管支の影が無くなり改善

■エコー
1)胸水、腹水なし
2)子宮
水分が溜まっているも、先日より大きくなってはいない。
左右ともに1cm程度

<診断>
★フィラリア症による肝臓うっ血や、気管支の炎症が
改善されてきている。

★子宮に関しては、白血球の数値が上がってきていないので
まだ子宮蓄膿の前段階の子宮水腫ではないか。
※菌の増殖を防ぐため抗生剤服用中

予定通り、29日に手術を行います。
心臓のこともあるので、細心の注意を払って行います。

■処方
いつものお薬×4日分
抗生剤×4日分
金曜までの分となります。


11/27(水)
犬ミルク

メラノーマ切除後の再診
■体重 14.25kg


■右下顎
メラノーマの再発は確認できない。
但し、違う箇所に再発する可能性もあり。
術後、縫合糸が溶けきっていない箇所を抜糸しました。

■血液検査
特に問題なし。
白血球も正常値。

■レントゲン
1)肺などへの明らかな転移は現段階では認められず。
2)胃の中に異物。何かを飲み込んでいる。1cm弱の大きさ。
そのうち出るのではないかと思われるが、要観察


■その他
術後よりメラノーマを抑制する働きのある
消炎鎮痛剤を服用していましたが、先日より中止しました。
<理由>
ずっと下痢が続きご相談したところ、消炎鎮痛剤の副作用に
下痢があるとのこと。
※代わりに整腸剤、下痢止めを服用させたところ翌日より
良い便になりました。

以前は部屋でも動き回っていることが多かったのですが
このところ部屋でも寝ていることが多く。
鎮痛剤を止めたことにより、関節痛などが出ている可能性あり。
※若しくは下痢が治まり、落ち着いたのか。

様子をみて痛みが強いようなら、作用が緩やかな鎮痛剤の処方。

犬ボーノ ※重要

食欲不振と、リンパ節の腫れ
■体重 11.14kg
■熱 40℃
■尿検査
1)膀胱炎はなし
2)尿が濃い
3)円柱が認められる
※腎臓の尿細管がやられると円柱が検出される。
尿細管内につまりが出来、それが尿の中に混ざる。
円柱は尿細管の形状。
4)ビリルビン 2+
※血液中の黄疸

■血液検査
1)腎臓数値は問題なし
2)貧血
3)白血球・・・正常値

■触診
両顎のリンパ節の他、鼠径部リンパ節、膝下リンパ節
に腫れを認める。

■レントゲン
★脾臓の腫れ
3週間まえと比べてかなり大きくなってる


<診断>
病名:リンパ腫(ステージ4)
・尿細管のつまりはリンパ節の腫れによる影響
・貧血はガン細胞に栄養を持っていかれている
・3週間前に無かった脾臓の腫れなど進行が早い

■今後について
1)首のリンパ節の腫れが大きくなってくると
気管や動脈などを圧迫する可能性があり、とりあえずリンパの腫れを
抑えるためのステロイドを1ヶ月。
※副作用
死んだガン細胞が臓器に負担をかけるため
1週目~4週目まで段階的に量を減らしていく。

2)リンゲル液を毎日

3)圧迫排尿は完璧に出し切ること。

4)1ヶ月ステロイドを服用し、再診。
リンパ節の腫れが引いたら、抗がん剤をどうするか医師と相談。

現在、熱もあるため安静に。
食べムラがありますが、今日は鶏肉をよく食べたそうです。
今は無理をさせずに、ボーノが少しでも楽になるよう
努めたいと思います。

【便検査】
ペル(猫)・・・回虫(-)
ねる・・・ジアルジア(-)

【その他処方】
プリン・・・心臓、気管の薬
フィラリア薬
りゅうのすけ×3ヶ月分
ライト、バンビ、銀河、サクラ、マコ、美空
楓、クレア、秋

11/30(土)
犬和歌

子宮摘出手術 (術日:11/29金)
■体重 13.5kg
■子宮摘出手術
昨日11/29(金)に実施。
心臓への負担を考慮し、最小限の麻酔で短時間で実施。
術中は状態も安定していて、心臓への負担はかけずに終了。

夕方には自分で歩いて排尿。
術後のエコーでも今のところ胸水も溜まらず安定しているので
本日退院。

■摘出した子宮
内容物は水ではなく、ドロッとした血の塊のようなもの。
手術前に抗生剤を服用していたことにより、抑えられていたものの
何れ子宮蓄膿に移行していくもの。
雑菌が増殖するなど酷くなる前だったので、術後の経過も良い見通し。

■乳腺のしこり
術時に毛を剃った際に発見(左側上から2or3番目)
麻酔が最小限なので、今回の手術では切除せず。
子宮を取ったことにより、萎む可能性もあるため様子見。

■処方
痛み止め×3日間
抗生剤×8日間(朝夕)
心臓薬(2種類)×8日間
利尿剤×8日間

12/2(月)
犬ジョン

心臓エコーと、耳洗浄
※去勢手術は睾丸を摘出済みなので中止
■体重 18kg
■エコー検査
1)フィラリア親虫→ なし
2)左心室の異型
通常丸く見える左心室がラグビーボール形に見える。
右心室が拡大しているため、圧がかかり変形してると考えられる。
3)肺高血圧症を疑ったが、問題なし。
4)三尖弁逆流なし


<診断>
心臓の形状などから、以前にフィラリアが居たのではと
考えられる。
(※右心臓壁が左に比べてボコボコと繊維化している)
いずれ心臓に問題が出てくる可能性もあるが、現段階では
投薬治療など要する疾患はなし。

■フィラリア投薬
(-)ではあるものの、心臓の状態を考慮し
12月分は当日ステロイド(イベルメック30分前)を併用

■耳洗浄
左右ともに洗浄を実施。
★右→爛れもなく、洗浄で綺麗になる見通し。
★左→若干赤みがあり(炎症)
左右ともに鼓膜は損傷してはいないものの、多少の濁りあり。
1週間効くお薬を入れました。
1週間後に2回目実施予定(薬は2回1セット)

ジョンは大人しく耳洗浄をさせてくれました。

■その他
口の中より出血しているようで、診ていただきましたが
歯茎や歯からの出血は認められず。
口腔内を詳しくは見せてくれなかったのですが、明らかな出血点は
確認できず。

癖なのか、歯をグッと食いしばるようにすることから
もしかしたら、自分でどこか噛んで出血している可能性もあり。
様子見します。

犬ポチ

腎臓数値の再検査
■体重 13.25kg
■血液検査(前回11/15)
1)腎臓数値(尿素窒素:正常値~29.2)
前回62.4→ 今回19.3
★数値が下がりました

2)肝臓(ALP:正常値~254)
前回819→ 今回1529
★急激に数値が上がりました

■エコー
1)肝臓
何らかの異物が形成されているのを確認。
腫瘍ではないかと予想されるが、良悪性の判断は出来ない。
以降、大きくなるか要観察


2)腎臓
血液検査上は数値が下がっているものの、腫れと
形の異常が認められる。

<診断>
腎臓に腫れもあることから、やはり問題がある。
食事は引き続き「腎臓サポート」を
肝臓は現段階では投薬なし。
輸液は週2回ペースで続けるように。

【その他処方】
★常服薬
・サクラ・・・ホルモン剤
・チャコ・・・ホルモン剤
・ロルフ・・・ステロイド
・ミルク・・・気管支拡張剤

★フィラリア薬
ジョン、ロルフ、サクラ、蓮、小花、プリン
とんみん、妙、タカミー、白州、令華、スバル

以上、11/25~の医療報告でした。

みんな、寒い季節に負けないで
頑張れ!頑張れ!


(by ぷう)

 

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