茨城県は、殺処分し続けています | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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殺処分を免れた子たち

かすみ

パルボ騒ぎから、殺処分は止まっていると、信じていました。

が、実際には、私たちが選ばなかった犬たちが少しずつ、殺されていたことが、たまたまセンター長との会話で分かりました。


みどり君

みどり、はセンターのカードにメスと書いてあったから、女の子の名前を付けました。

が、引き出して病院でいざ避妊手術をしようとしたら、オスでした。

雌雄の間違いがなぜ、こうも頻繁に起きるのかわかりません。

犬の性別さえ、しょっちゅう間違える茨城県、動物指導センター。

保護指導課の数名の職員は、犬の殺処分対象を決定するための譲渡適性ガイドラインなるものを6月に非公式に作り、それを口実に、理由ない殺処分を繰り返しています。



センター長や職員に、いつ、どの犬を殺処分したかを聞いても、一切答えられません。

殺処分される犬を教えてくれたらそれを引き出します、と言っても、殺処分に関する一切は答えません、との返答。

6月ガイドライン以降、殺処分に関する情報の非開示が、茨城県の県民に対する態度です。

この主権在官のありように不安を感じます。すでに動物行政だけの問題ではなくなりました。沈黙は是認とすり替えられます。



当会は収容の長い犬、かみ犬、病気の犬、シニアを選びます。センター職員に好きに選んでもらい、引き取ることもあります。当然、野犬やかみ犬たちです。殺処分される可能性が高い、収容期間の長い子を選んで引き出しています。

まさか。

それなのに、殺処分を行なってきたと言います。
8月には、週に何度もセンター長と話してきました。

毎週6頭以上は殺処分はやらない、とセンター長が話されました。

そのため、私たちも毎週5.6頭を目標に、苦しみながらも数に勢いつけ、難しい犬や病犬を引き出していました。

議員さんと何度もセンター長に会い、交渉していました。

木曜の殺処分の日には、必ず引き出しに行きました。


それなのに、私たちが帰ったあとに、保護指導課で、毒を食べさせて殺していたということになります。

私たちが選ばなかった犬を。

私たちがまだ生かされる可能性があるからと、選ばなかった犬を。


殺処分の理由は、頭数が増えたから、だそうです。

また、ガイドラインに沿って正しく殺処分をしているそうです。


ガイドラインでは、犬に譲渡適性がないと判定し、c判定を一つでも付けてしまえば、殺処分を正当化できます。


ガイドラインに基づき、センター収容時に譲渡判定を、保護指導課の獣医師が、ほんの一瞬で、私たちに隠れて行なっていますが、

オスとメスの性別さえ間違えるセンターです、
譲渡適性を適切に判定していると言えません。

犬とカードはごちゃごちゃ。カードと犬が合わない。犬が別の房にいる。これが頻繁に起きています。

引き出し予定の子が殺処分された、別の犬が渡された、ということが、過去にも何度かありました。

飼い主さんに返還しようという気持ちがあれば、起きないミスです。

命でなく、ゴミ扱い。

ゴミなら、オスもメスも関係ないから。




ケン

もみじ

シナモン

りょうへい

たまたま選ばれた犬

山椒

ひょう吉

バニラ


生かすことができない

キートス、しっぽな


どうしたらいいのか

ひょう吉

どうしたらいいのか?

こまち


どうしたらいいのでしょうか?


年間2億円以上の県税を注ぎ込んで運営される茨城県動物指導センター。

殺すのでなく生かすために税を使ってほしい、
殺処分をしないで欲しいと願う民間。

この溝の深さ。



by 鶴田おかめ