さよなら、ピッコロ | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

昨日虹の橋を渡ったピッコロ。

最期の様子、本日の葬儀の様子、そしてボランティア ぷうさんから、ピっちゃんへの愛情あふれる文章をいただきました。

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シェルターでの見送りと葬儀の様子

 

たくさんのボランティアさんがお別れに駆けつけてくださいました

微笑んでいるようなお顔です

たくさんの美しいお花やプレゼント

 

葬儀場でのお別れ

 

皆さんでお骨を拾い、ピッコロはシェルターに戻りました。

 

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ピッコロを看取りました。
呼吸が乱れることもなく、苦しがったり痛がったりもせず。
最期にこちらを見てクンクンと甘えた声で鳴き
数回大きく深呼吸して、眠るように逝きました。

頭を撫でられながら、本当に穏やかに、安らかに。
頑張り屋のぴっちゃんらしい旅立ちでした。

優しい優しい目をして、こちらをしっかり見つめました。
寂しいです。

マルモが心配です。

 

夏の暑いとき。
ドッグランで、土を掘ってお腹を冷やす事をマルモに教えたのは、ピッちゃんでした。

ミハルが騒いでいた時に、叱ったり。
時に優しく厳しく、いろんな事を教えていました。

 

シェルター入り当時は、人と距離をとり、甘えることをしなかった子でした。
この数ヶ月は、部屋に行くとドッグランから着いてきて、横に座って前足をかけ、撫でてとねだったり、本当に可愛かったです。

 

病気がわかり、残りの時間をピッコロのしたいようにしてあげたいと思い、係留を止めました。
昼間は部屋の扉を解放し、マルモと一緒に出入り自由にしてました。
楽しそうに過ごしていました。

 

調子が悪くなってからは、今日はこれを食べた。今日は食べないと一喜一憂し。
食べたいものをと医師から言われ、好きなものを食べさせていました。
甘いお菓子が大好きで、クッキーやボーロを、サクサク音を立てながら美味しそうに食べる姿に安心しました。

ヨーグルトが好きで、木曜のEさんや、Iさんが持ってきてくださるヨーグルトに喜んでました。

 

治療しないと決めてからも、迷うときはありました。
けれど、みんなに可愛がられマルモと一緒に過ごした時間は、ピッコロにとってかけがえのない時間だったと、最期の穏やかな表情をみて感じます。

 

今朝、最期の朝ごはんをあげました。

ピッコロの為にご支援くださった皆様に、心からの感謝を。
皆に愛されてピッコロは幸せでした。

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ボランティア Mさんより

 

ピッコロは左目が見えないと聞いたので、怖がらせないようになるべく右側から撫でたりお散歩に連れて行くように気を付けていました。

でも、ピッコロ自身は左目が見えないことを全く気にしておらず、左側から近付いても怖がったり驚いたりしないので、いつしか私も全く気にせずにお世話するようになっていました。
ピッコロとマルモが同じ部屋になり甘え上手なピッコロの姿を見ていたマルモは優しく穏やかな性格に変わりました。

ボラさんたちからは2頭まとめて「マルピ」と呼ばれ、新規ボラさんのお散歩はまずマルピからというのがお決まりになっていました。

初めて会うボラさんにもすぐ慣れて、みんなピッコロの可愛さにメロメロでした。

マルモは一時預かりさんの家へ行ってしまいましたが色々あり、すぐにシェルターに戻ってきました。

もしかしたら、ピッコロの病気に気が付いてとても心配だったから、ピッコロの元へ帰ってきたかったのかなと今になって思います。

シェルターに戻ったマルモはピッコロの隣でとても静かに暮らしていました。

9月にピッコロの病気が判明してから、ピッコロの好きな食べ物やお手紙を支援物資でたくさんいただき、ピッコロをみんなが心配してくださっていました。届いた物資はピッコロのお部屋に運んで「食べてみる?」とお菓子を差し出すとたくさん食べてくれました。

マルモも食べたそうにしていたけれど、決してピッコロからお菓子を取ったりせずに貰えるのを待っていました。

ピッコロにとても優しいマルモ。そんなマルモのことが大好きだったピッコロは、よくマルモの小屋の中で寝ていました。

最期に会うことができなかったけれど、シェルターのボラさんみんなとピッコロのお世話ができて本当によかったです。ピッコロにたくさんのご支援をいただいた多くの方にもお礼をお伝えしたいです。
私は週に1度しかボラに通えないので他の方より触れ合っていた時間は少ないですが、ピッちゃんからたくさん元気をもらいました。

いまは虹の橋を渡り、痛みから解放されて楽しくお散歩しているかなと思います。これからはマルモやシェルターのことを空から見守っていてね。

写真をぷうさん、ゆめのパパ&ママさんから頂きました。

 

ピッコロが本当に沢山の皆さんに愛されていたことを、改めて感じました。

最期のお別れに来て下さった皆様、これまで可愛がって下さった皆様、

ご支援物資やお手紙で応援して下さった皆様に、

心より感謝を申し上げます。

 

(byドラメイ)