神栖市南浜に遺棄された猫達 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

CAPIN(キャピン)公式活動報告

認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
公式ブログ

2016年12月の大晦日にインフォに入った相談がありました。
茨城県神栖市南浜の海辺に30匹以上の猫が捨てられている。

取りあえず近所に住む方が水と餌をあげているが
市役所に連絡すると殺処分されてしまうのでどうしたら良いか と。

すぐに相談者の方に連絡を取り猫達のこれからを話し合い
TNR(捕獲し、不妊手術をし、戻す)をすることになりました。

今後の餌やりは相談者の方がやってくださるということで
1月19日のシェルター集団手術の前日18日に猫達の捕獲に行きました。

会員ボランティアのしみぁおさん、てんこさん、Sさん、バドドゥ
そして相談者のお二人と現場に集合しました。
現場に到着し、その光景を目前にし思わず絶句!
 
なんと酷い…愕然としてしまいました。 
 
そこは冷たいコンクリートのテトラポットが重なり合い回りは足の踏み場もない
ゴミ捨て場と化した極悪な環境でした。



辺りに民家はなく海辺の寒風吹き荒ぶ中テトラポットに白い波しぶきがうちつけ
 とても猫が生きていける環境ではありません。

テトラポットの隙間から見えた猫達の顔が哀れでなりませんでした。
ゴミを捨てる感覚でこの場所に猫達をすてた非情な人間に
やり場のない怒りがこみ上げてきました。

ここには猫達は戻せない!
みな死んでしまう。

夕方10匹捕獲し土浦シェルターで不妊手術、夜中3匹捕獲(おかめさん、しみぁおさん)
21日と23日に2匹捕獲した5匹は越谷の稲垣動物病院に運び
不妊手術を終えシェルターのコンテナハウスにて療養中です。

現場にはまだ3匹残っているようです。
30匹以上のいたはずの半数は12月の厳寒のこの現場で亡くなったのでしょうか。
やるせない思いに胸が痛みます。

また2/1日に残っている子を捕獲予定です。

命は待ったなしです。
緊急事態に会員ボランティアの方々が手分けして7匹預かってくださり
8匹はシェルター猫舎に入れてもらいます。

これから里親様を探し良いご縁にめぐりあえますよう この猫達の幸せを願って
私達ボランティアは頑張ります。

鹿島警察署に動物遺棄禁止の看板を立てるよう、パトロールの強化をお願いしてきました。
神栖市役所にゴミの撤収と清掃をお願いしています。

その後、鹿島警察署から看板設置したと電話連絡がありました

(by:パドドゥ  掲載:ぷう)
 
後ほど、保護した猫たちの写真もUPいたします。