被災猫ミーちゃん ご家族のもとへ | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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昨年9月の常総市水害で被災し、埼玉の預かり様のお宅でお世話して頂いていた猫のミーちゃんが、
先週土曜日、飼い主様のもとへ帰れることとなり、
お戻しの立ち会いに行って参りました。



飼い主さんは水没したご自宅の二階から自衛隊にボートで救出されましたが、
一緒にいたミーちゃんは、猫は乗せられないとのことで取り残されたそうです。

その後、飼い主さんを追ってか、錯乱状態になったのか、
自ら水に飛び込んで泳いで逃げたというミーちゃん(ご近所の方が目撃)。

飼い主さんと再会し、動物病院で預かって頂いていたものの、
ご自宅の復旧まで長期にわたるため、CAPINに助けを求めて来られました。

発症はしていないものの、エイズ、白血病のダブルキャリアのミーちゃん。
預かり様を探すのにはハードルの高い条件でしたが、
元動物看護士の埼玉のK様ご家族がお引き受け下さり、安心してお願いすることが出来ました。



長毛で嘔吐しやすかったり、病院が怖かったりとデリケートなミーちゃんですが、
K様の細やかな観察と愛情深いケアにより、
体調も良好なまま、適正体重まで増えて飼い主様のもとへ戻ることができました。

飼い主様を覚えていて、喜んでスリスリするミーちゃんカワええ




病院が怖いミーちゃんにとって、病院でお預かり頂いている生活はストレスだったと思いますが、
K様のお宅では初日からすっかりリラックスし、
ご家族皆様に可愛がって頂いて、外に出たがることもなくノンビリと過ごすことが出来ました。
ミーちゃんの幸せそうな様子に、お預かり様が犬猫にとってどんなに有難いかを、改めて痛感しました。



お預かりボランティアは、脱走や体調管理など、預かっている子だからこそ神経も使いますし、
責任も感じるものですが、
家族同様に愛情を注ぎ、通院や治療など手のかかることも嫌な顔一つせずにお世話して下さる預かり様がいて下さるからこそ、
助かる犬猫(今回の水害ではハムスターも)がたくさんおります。



K様の息子さんたちも、ミーちゃんをかわいがって下さり、
お別れは悲しかったと思いますが、ミーちゃんとの生活を体験し、猫を飼いたいと思うようになって下さったそうです。



K様ご家族の一員となる犬猫は、幸せになること間違いなしですので、
ミーちゃんの繋いでくれたバトンを受け取る子は、宝くじに当たったような幸運な子だと思います。

K様、ミーちゃんを大切にお世話して下さり、本当にありがとうございました。
飼い主様、これからもどうかミーちゃんをよろしくお願い致します。



お届けから、お預かり中のフードの配達など様々なフォローをして下さった会員よっちゃんにも、
本当にお世話になりました。
1匹の犬、猫のために、
たくさんの方が少しずつ出来ることのタスキを繋ぎ、幸せなゴールへの道を作っていると実感しています。

(byドラメイ)

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