筑西市にてお腹にワイヤーの巻きつけられた虐待猫を保護 | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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筑西市にてお腹にワイヤーの巻きつけられた虐待猫を保護、手術いたしました。
担当された会員パドドゥさんより、ご報告です。

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4月3日
筑西市のI様よりCAPINのinfoに「胴体に針金を巻かれ血がにじんでいる猫がいます。助けたいが警戒して逃げてしまいます。 」ととメール相談がありました。
相談者のI様は警察と動物指導センターに相談し協力団体としてHPに掲載されていたCAPINに連絡したとのことでした。

4月5日
会員のパドドゥが筑西市の相談者の I様宅へ捕獲器をお届けし仕掛け方を I様に説明し入ったら連絡頂くことにしました。

4月7日
早朝に I様からワイヤーを巻かれた猫が入ったと連絡あり筑西市からつくば市のこまち動物病院に運び午後手術となりました。
ワイヤーは18cmぐらい、下腹に食い込み皮膚は裂けており両サイドの腹部筋肉にまで食い込んでいました。 現在1歳位のオスですがおそらくもっと小さい時に巻かれたのであろう、傷を福井先生に縫い合わせていただき6日間入院、エリザベスカラーを付けたまま退院しました。
相談者のI様がご自宅で傷が完治するまで預かり面倒をみられると言われ引き取られました。

ワイヤーの食い込んだ激痛と苦しさからやっと解放されどんなにかほっとしたことでしょう!
しかし残念なことにこの猫ちゃんは血液検査でエイズ(+)白血病(+)キャリアでした。こんなに二重苦、三重苦を背負った不幸な猫ちゃんに心が痛みます。これから I様の愛情 に包まれ美味しいご飯を沢山食べて免疫力を付けて長生きできますよう願うばかりです。
虐待魔の犯人に計り知れない憤りを覚えます。
人間の傲慢さやこのような残虐性はなぜうまれるのでしょうか、命の大切さをこれからの子供達に伝えていくことが私達大人の使命だと痛感します。

保護相談者の了解を頂き、虐待事件として筑西市の警察に届けます。他、町内会、市役所、動物指導センターに連絡します。

↓以下、傷口や巻かれていたワイヤーの写真です。痛々しいですので、苦手な方はご注意下さい。
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4月7日(火) 麻酔下でワイヤーを外したところの写真です。
(クリップのようなものは心電図のコードです)

↓巻かれていたワイヤー。明らかに意図的です





4月10日撮影、術後5日でかなり癒合しています。ちなみに頭は写真下側になります。






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