ふうちゃん向日葵になる 富岡救援隊 2014 9・27
今日は、先日、天国へ旅立ったふうちゃんを楢葉町に埋葬してきてあげました。
今回の記事は取り急ぎそのことと、知り合った楢葉のおじいさんの印象深いお話。
※ 本来の給餌活動報告は後日改めてUPします!
でも、ふうちゃんは数週間前に保護して自分がCAPINに連れて帰ったばかりの子。
また一緒に楢葉に戻るとは思いもしませんでした。 しかも、ふうちゃん、今度は小さな骨壷に入って。
給餌終了後
やはりふうちゃんが暮していた場所が一番いいのか・・・
それとも・・・ なんて、埋葬場所にかなり悩んで、ふうちゃんを保護したお宅敷地内をウロウロ。
そうこうしてると、そのお宅の前を通ったおじいさんから声をかけられたんです。
おじ 「何してるんですか?」 不審者かと思ったんでしょうね(笑)
NE 「あー えー ちょっと・・・(汗)」
まぁ、隠すことでもないので 「実は猫の活動していまして」 なんて話し出すと・・・
実はそのおじいさんも猫を飼っていたらしく、しばらく二人で立ち話に。
そのおじいさんはそこのすぐ裏の方で、今週は家族で避難先から戻ってきているとのこと。
そして、おじさんと色々話していると、こんな悲しい話も聞きました。
おじ 「この辺りは事故前は猫いっぱいいたよ。 うちも事故前は三毛がいてね。
避難先から心配で戻ってきた時は、家の前をちょろちょろしてるのを一度見たなぁ
でも、ほら、つかまえようとすると、真っ白いの(防護服)上から下まで被ってるから逃げちゃうんだよね。
それ以来はもう見てないよ。
今週、倉庫の片付けをしてたら、倉庫の奥から骨になった猫が一匹出てきたよ・・・」
NE 「その骨はその子かもしれないですね・・・」
おじ 「多分そうなんだろうね~」
おじいさんと話をしていて、2011年当時、たくさんの子達が国に見捨てられたことを思い出しました。
2011年、愛護団体に動物救うことを国が正式に認めた期間は年末のたった一週間だけ。
そして、目の前に酷い死に方をしている猫がいるのに、その子を埋葬することも許されなかったあの屈辱。
おじいさんによると、ふうちゃんが暮していた敷地のご家族はもう楢葉には戻らないそう。
いわきに新しいお宅を建てて、楢葉のお宅は来年解体。
この敷地は、津波被害にあった別の楢葉町のご家族が購入して、家を建てることが既に決まっているらしい。
そうすると、ふうちゃんをここへ埋葬してあげても、また来年掘り起こされてしまう・・・
おじいさんに話聞いておいて良かった。 結局、最初考えていた場所。
ふうちゃんの暮していた場所近くのひまわり畑にふうちゃんを埋葬してあげました
ふうちゃんは来年の夏、鮮やかな黄色いひまわりになってこの世に生まれ変わりますよ。
楢葉町は現在、日中なら誰でも入れます。
コンビニや食堂もオープンしました。 電車も運行再開しました。
コンビニのアルバイト店員さんは高校生のような若い学生さん達も働き出しています。
そして来年は正式な住民帰還がいよいよ始まるようです。
皆さん
来年の夏、ひまわりになったふうちゃんに会いに行ってあげてくださいね。
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三毛ちゃんの後をつけてみた! 富岡救援隊 2014 9・27
先週土曜の給餌活動。 今週はふうちゃんの記事に続き二度目の活動報告です。
全国の皆様いつも応援ご支援ありがとうございます!
神奈川のローズィ・ローズさん、たくさんのフードご支援ありがとうございます!
CAPIN富岡救援隊の為にブログでもフードを募って下さっているとか! 本当に感謝です(涙)
http://ameblo.jp/satou100g/entry-11931009569.html
FB繋がりのYukiさん、いつも大きなフードありがとう! たくさんの子達の命が繋がっています!
北野さんもありがとう! sachikoさんもいつもたくさんのフード本当に感謝しています!
そして fukuzatsumaryさん http://www.fukuzatsumary.com/ ご支援いつもありがとうございます!
AM 7:00 楢葉拠点
朝、楢葉拠点で作業していると、たくさんの外猫ちゃんがご飯を食べに集まってきます。
ここは住民避難の地域。
しかし拠点のmさんご夫婦が毎日避難先から帰ってきて、拠点にいる犬猫達や外猫達の世話をしてくれているので、とても幸せな場所なんです。
AM 10:00 富岡町某所
先週ガッチリとワイヤーで固定したのに(涙)
毎度のことですが給餌器を固定する作業をしていると・・・
あっ 初めて見る子! でも、すぐに逃げちゃいました。
給餌器を先週より太いワイヤーで固定しましたが・・・ とにかく猪や猪豚君のパワーは凄まじい。
あの子の口にちゃんとご飯が入るか心配です(涙)。
PM 12:00 楢葉ニャンコリゾート
さばしろちゃんと、三毛ちゃん。 お互い牽制し合いながら食事中。
シャー--------ッ!
まだ生き残っている強固な樽型給餌器にもたっぷりフード投入。
ちょっと地面にフードこぼれてしまっています。
皆様からの大切なご支援ごめんなさい!
でもこぼれたフードも、さばしろちゃんがしっかり食べてくれたようです。
ちゃんとお皿に用意してあげてるのに・・・
どんだけ食に貪欲なんでしょう。
しばらくすると、奥につっこんだ樽型給餌器のあたりで白と茶の模様の子がゴソゴソ。
まさか、ひょうきんしろちゃん??
茶白ちゃんでしたー でも茶白ちゃんもご無沙汰!
元気で良かった!
ぐれしろちゃんも草村からニョキっと登場。
いつもぐれしろちゃんはこんな感じで出てくるんですよね。
気が付くと何処からか見てる(笑)。
三毛ちゃんは食後いつも同じ方向に帰って行くんです。
何処に行くんでしょう?
三毛ちゃんも最近はダッシュで逃げなくなったので、今回は後をつけてみました(笑)
三毛ちゃんを追って辿り着いた場所はここ。
ニャンコリゾートから300メートルぐらい。 ここの大きなコンテナ下に三毛ちゃん入っていきましたよ。
なるほど~ ここで暮していたんですね。
どうりでグルメなわけだ。
ここは現在もちろん閉鎖中ですが、原発事故以前の賑わっていた頃は、ここで三毛ちゃんは美味しい物たくさんもらっていたのかもしれませんね。
でも一匹でここで暮していて寂しくないのかな?
三毛ちゃん来週も美味しい物持ってきてあげるからね~
別記事にもしましたが、今回はふうちゃんを生まれ故郷の楢葉町に埋葬。
http://ameblo.jp/tsukuba-cats/entry-11931199191.html
ふうちゃんが虹の橋を渡ってから、ふうちゃんを楢葉に戻してあげたいと思っていたので、無事埋葬出来て自分もようやく心が落ち着きました。
それにしてもふうちゃんの人生(猫生)は原発事故に振り回された猫生だったんだろうなぁ。
人が大好きだったのに、人のいない町で過ごさなければならなかったふうちゃん。
ようやく人の温もりの中で暮せる時が来たのに、たった一週間でこの世を去ってしまうなんて・・・
せめて虹の橋の向こうでは、大好きな人たちとのんびりと幸せに暮していて欲しいです。
【被災地福島猫用フードご支援感謝します!】
【物資送り先】