やっとつかんだ恋人と、初めて観に行った映画は、銀座でリバイバル上映されていた「ローマの休日」であった。
確か大学3年か4年の頃。
1987~88年頃の事だ。
その時は未だ、オードリー・ヘップバーンもグレゴリー・ペックも存命していた。
映画を観終わった直後、隣の席を観ると、彼女は涙を流しながら、
「リュウちゃんも感動した?」
と言った。
「うん。感動したよ。」
オードリー・ヘップバーンも勿論可憐で素敵だったが、僕はグレゴリー・ペックに憧れてしまって、その後 彼の映画を片っ端から観まくった記憶がある。
「紳士協定」,「荒鷲の要塞」,「アラバマ物語」,「オーメン」,「大いなる西部」 等々,,,,,
もし、「ローマの休日」を日本でリメイクするならば、グレゴリーペックが演じた新聞記者役には、阿部寛がいいのではないかなぁ。。
ラストシーン(アン王女の記者会見の会場から立ち去る、新聞記者のジョー)を観たときにそう思ってしまったのだ。
そしてすぐに否定した。
阿部ちゃんが演るわけないじゃん。
だって彼は俳優ではないんだから。
(当時彼はまだモデルであって、俳優としては未だ、殆ど活動をしていなかった。)
だがその後 彼は俳優として、確固たる地位を気づいてしまった。
けれど、今思うにローマの休日の役とはちょっとイメージ違うかもしれないなぁ~。
本日テレビで「テルマエ・ロマエ」を観ながら、そんなことを考えてしまったよ。
(笑)