【ポイント①】 あなたの商品やサービスの価値が伝わる、魔法の言葉を手に入れよう!


「こんなにいい商品なのに・・・」
「使ってもらったら良さが分かるのに・・・」
「食べてもらったら美味しいって言ってもらえるはずなのに・・・」

 

そんなことを思ったことはありませんか?

 

ただ、食べてもらえたら、使ってもらえたら・・・と思っていても、残念ながら食べてもらえることも、使ってもらえることもありません。

 

でもこれは、あなたの商品やサービスが悪いわけでは無いのです。
価値の伝え方が間違っていただけ。

 

 

あなたの商品やサービスは素晴らしい価値がある

あなたの商品やサービスは素晴らしい価値があります。
その素晴らしさを伝えるために、思いきって「価値の伝え方」を変えてみませんか?
その方法が「モノ」ではなく「コト」を伝えることです。

 

 

 

 

いま現在、モノが有り余っています。
競合他社も同じような商品やサービスを扱っている。

 

例えば、筋肉痛で肩が痛くなったとします。
これは早めの処置をと思い、ドラッグストアに痛み止めの湿布を買いに行ったら・・・

 

「ジクロフェナクトリウム2,0%配合」
「フェルビナスター」
「ロキソニン」
「バンテリン」

 

商品名か性分かも分からないようなカタカナが並んでいる。
そして値段も、安いものから高いものまで様々。。

 

どう選べばいいんだろうか?
そんな感じです。


 

モノ余りの時代に、いくら商品や、商品の成分、スペック(商品仕様)などを伝えても、価値は伝わりません。伝えれば伝えるほど、消費者は分からなくなり、迷う。だって、同じように見えてしまうのですから。

 

そして、最後には「同じだったら、安いものでイイか」というように、価格で選んでしまうのです。

 

モノではなく、コトを

そんなモノ余りの時代に、価値を伝えるための一つの方法があります。

 

「モノ」を伝えるのではなく、「コト」を伝える。
その商品は、お客様にとって、どんないいコトがあるのか?
そのサービスは、お客様の、どんなコトに役立つのか?

 

この「コト」について、きちんと考え伝えていくのです。

 

「湿布薬のニオイがしないので仕事中でも大丈夫!」
「とにかく明日までに少しでも痛みを和らげたい方に」
「スポーツ選手に多く愛用されています!スポーツでの痛みに」
「CMやチラシをやっていない商品が実は優れものです」


などなど、こんなコトが書いてある方が選びやすくありませんか?

 

こんな感じで、価値を伝えていくためには「モノ」から「コト」へ伝え方を変えていくことで、相手の反応が驚くほど大きく変わってきます。

 

こんなに大きく反応が変わるのに、大きな設備投資は全く必要ありません。
あなたの頭の中にある「伝え方」の視点を変えるだけ。

 

この手法で、POPや店頭看板、名刺やチラシ、そしてホームページやブログなどにも応用可能ですし、接客も変わってきます。

 

「伝わらないコトバ」から「伝わるコトバ」へ 

まずは、あなたも「伝わるコトバ」を手に入れてください!
あなたの商品の、価値の伝え方の手法。
そこが「コト売り」のファーストステップ(第一段階)です。

 

「モノ」ではなく「コト」という視点や考え方は、正直、以前から言われていることです。決して新しいものではありません。

 

ただ多くのお店や会社が、コト売りを知っているだけで、上手く活用していない。
もっと厳しくいうと、ほとんどコト売りになっていない。

 

簡単そうに見えて、なかなか習得しづらいのがコト売りなんだと感じるのです。

ただ、習得すればものすごく大きなパワーを持ちます。


ぜひ、あなたも「価値の伝え方」を手に入れてください!

 

 

【ポイント②】 もう販売員、営業マンはやめましょう!

 

立ち位置から考え直してみる

コトマーケティングのスタートは、自分の立ち位置を見直すところから始まります。

 

「モノ売り」から「コト売り」へ
とはいうものの、なかなかモノ売りから離れられない。

 

販促物を作ると、結果的にモノのこと、スペック、価格が中心になってしまう。
分かっちゃいるけど、どうすればいいんだろう?

 

そんな時、まずは「立ち位置から考え直してみませんか」と伝えています。

 

営業や販売のポジションから一度離れてみて、
お客様側に立って、自分は何のお手伝いをしているのか?

 

例えば「食品メーカーの営業マン」という立ち位置だったら、

 

営業先に行くと、

 

「今度の新商品は、こだわりの商品なんですよ!」
「この商品、製法にもこだわっておりましてね・・・」
「その上、ただいまキャンペーン中で!!」

 

なんて感じで、自社商品のPRとキャンペーンを名乗った売り込みになってしまうことが多い。
これは、売ることが仕事だと思っているから。

 

でもね、ここで一度考えてもらいたいのです。

 

お客さんは「売られたい」のでしょうか?

 

 

立ち位置を一度捨ててみる

例えば、食品スーパーの仕入れ担当者だとしたらどうでしょう?

 

決して売られたくはない。
良い仕入れをして、お店を繁盛させたい、売上げを上げたい。
そして、お客さんに喜んでもらいたい。

 

そう思っているはずです。

 

だから、営業という立ち位置を一度捨ててみる。
いや、一度横に置いておくだけでも構いません。

 

売り手の立ち位置から離れ、お客さまの側に立って、
お店の繁盛のお手伝いをすると考えたら、
発信する情報が確実に変わってくるはずです。

 

食品スーパーの仕入れ担当者にしてみれば、

 

「自分の商品がいかに良いのか」ということを発信してくる営業マンと、
「お店がどうすれば繁盛するのか」を考え、発信してきてくれる繁盛アドバイザーと、

 

どちらが有難いでしょうか?

 

結果は、明らかですよね。

 

あなたの情報は宝の山

もうひとつ、今度は小売店で考えてみてください。

 

商店街の中にある小さな薬屋さんを想像してください。

 

薬屋さんの販売スタッフという立ち位置でしたら、薬を売ることが仕事ですから、
「この薬の成分は○○といいまして・・・・」
「この新商品は、○○に特化した商品で◆◆にはよく効きます」

 

なんて感じになる。

 

でもね、薬屋さんって、本当に色々な知識を持っていると思うんです。
これは、薬屋さんの社長に真剣にいろいろ聞いて感じたのです。

 

例えば、痛み止めも「痛みの種類」によって変わるコト。
子供をつくろうと思った時から考え始める体のコト。
冷え性に対するコト、便秘に対するコトetc

 

そりゃ、目からウロコの情報ばかり。

 

もっともっと、そんな大切なコトを伝えてあげてほしいなと思ったのです。

 

「子育てママの健康知恵袋」

 

この土地で、子供が元気に産まれて、元気に育つお手伝い

 

そう考えると、情報発信や行動が全く変わってくる。
そう思いませんか?

 

だからこそ考えてみて欲しいのです。

 

あなたは、何のお手伝いをしているのか?
あなたは、何のアドバイザーなのか?

 

その立ち位置になった時に、どんな情報発信や行動ができるのか?

 

立ち位置が変われば、発信や行動が変わる。
発信や行動が変われば、相手の反応が変わる。
反応が変われば、結果が変わる。

 

自分の立ち位置を明確にしましょう。

 

 

【ポイント③】 商品力だけではやっていけない!
価格競争から抜け出すための2つの力


「時代の変化についていけないと、売上げは確実に減少する」
ホント、そうなんですよね。

時代の変化に合わせるように企業を変化させる 

激変の時代、時代の変化に合わせるように企業を変化させることが重要。
それは分かっているけど、どうすればいいの?
そもそも、時代が変わると、どうして売上げが凹むの?

 

これを、どうにか分かりやすく説明できないかと考えて、

絵を書いてみました。

土地に建物を建てることに置き換えてみると分かりやすくなる。

 

土地(土壌)=景気やビジネスの環境
基礎工(土台)=会社としての土台
建物=売上げ

 

としてくださいね。

 

時代が変わり、環境が変化したってことは土壌が変わったということ。
土壌が変われば、そのままの土台では建物が傾いてしまう。

 

だから、土壌に合わせた土台作りをしないといけない。
きちっとした土台ができれば、ちゃんとした売上げが立つということ。

 

では、この「土台」についてもう少し詳しく考えてみると・・・

 

モノが売れた時代は、モノが必要だった。
だから、会社の土台は「モノ」中心でよかった。
つまり「商品力」という土台があれば、しっかりとした売上げが立ったのです。

 

でも、モノが売れなくなって、どんどんモノが余りだしてからは、
「商品力」だけでは、もう売上げが立たなくなってきた。

今の時代に必要な「力」

では、いまの時代は「どんな力が必要なのか?」

 

商品力はあって当たり前です。
その上に「コンテンツ力」と「発信力」を身に付ける必要がある。
この2つの力が売上げに直結する時代だと実感しています。

 

「商品力」だけでは、もう売れない。
「商品力」以外に大切な二つの力、それが「コンテンツ力」と「発信力」です。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~
「コンテンツ力」×「発信力」=売上げ

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

これが、いまの時代の売上げの公式になっている。

 

ここで、コトマーケティング的に「コンテンツ」の意味を明確にしておきますね。

 

コンテンツ=お客様にとって役立つ情報と行動】です。

 

では、この「役立つ情報」ってなんだろう?ということを、
もう少し具体的にしていきます。

 

コンテンツのヒントは、お客様との接点にある。
そう実感しています。

 

例えば、

 

  • お客様からよく聞かれる質問
  • お客様からよくいただく問い合わせ
  • お客様と話をしていて「知らなかった」と感心されたこと

  • お客様に「もっと聞きたい」と食い付きの良かったこと

  • お客様から「勉強になった」「参考になった」などと言われたこと

     

これらを、気付いたら書き留めておいてください。
それが、ヒントになります。

 

例えば、ケーキ屋さんだったら、
店頭で「手土産には何がオススメですか?」って聞かれるとすると、
そうか!手土産選びに迷ってるんだな~ってことで、
【手土産の選び方】というコンテンツをつくるヒントになる。

 

 

例えば、洋服屋さんで、
「斜めに柄が入っていると細く見えるんですよ」とお客様にいったら、
「え~そうなの!?それもっと教えて!」って言われたとすると、
【柄や着こなしで痩せてみえる工夫】というコンテンツをつくるヒントになる。

 

 

例えば、布団屋さんで、
「羽毛布団の手入れって、どうしたらいいの?」と、
たくさんのお客様から聞かれたら、
【羽毛布団の手入れ方法】というコンテンツのヒントになる。

 

 

例えば、化粧品屋さんで、
「この目の下のシミって気になるのよね」とお客様に言われて、
「その場所のシミって、どうしてできるかご存知ですか?」というと、
「なにそれ!?聞かせてよ!!」と食いついていたとすると、
【目の下のシミって、どうしてできるの?】ってのもコンテンツになる。

 

まずは、こんな感じでお客様との接点のある場所で
アンテナを立ててみてくださいね。

 

これが「コンテンツ=役立つ情報と行動」を整理する第一歩です。

 

 

次回は、コト売りで大切な7つのポイント④~⑤をお伝えしますね。

 

 

シリーズ記事:
コト売りで大切な7つのポイント①~③

コト売りで大切な7つのポイント④~⑤