リフォーム会社が地域の皆さんに喜んでもらおうと、感謝祭をしました。
土日の2日間、社員が全員参加して、徹夜で準備をして、チラシを配り、コストをかけて・・・・
当日集まった人は5人。
社員からは、
「何のための感謝祭ですか!」
「もうやめましょうよ!!」
「ボランティアじゃないんですから!!!」
そんな声が聞かれました。
そりゃ、そうですよね。
休日出勤して、来てもらったのが5人ですから。
でも、そのリフォーム会社の社長は、スタッフの皆にこう言われました。
「3年は続けて、地域の人にできるだけ参加してもらえるよう頑張っていこう」って。
今年参加してもらえる人数を集めるために企画したんじゃない。
地域の皆さんに感謝の気持ちを伝えるためにやったんだから。
それから数年、、、、今は2日間で1500名以上の来場される一大イベントになりました。
数年前からは、来場者のお客さまのほうから
「リフォームの相談はできるんですか?」と問い合わせがあり、
感謝祭の開催中に、15件以上の成約があると言います。
それ以上に、地域で信用を築き、たくさんの発注をいただき、
いまではリフォームの工事をお待たせすることもあるそうです。
「ボランティアをしてるんじゃないんですよ!」
そう、ボランティアをしてる訳じゃない。
まずは、地域のお客さまに喜んでもらうために。
楽しんで、喜んでもらうことで、お客さまとの「つながり」を築いていく。
いかに売るかではなく、いかに喜んでもらうか。
いかに役立つか。
これは、決してボランティアではなく、
「信用」を築くうえで、とっても大切なことなんだと実感するのです。
そんなリフォーム会社を経営されているのは、山品社長。
今日、一緒に講演をさせてもらって話を聞きながら、
「利他の精神」あらためて確認させてもらいました。