目的は、一時期、ノーベル賞に近いドクターと言われていましたが、最近は賛否両論の中村祐輔先生が近々ではどんな発言をするのかが興味がありました。
先日、出展した対がん協会のイベントでご一緒させていただいた、キャンサーサポートコミュニティさんと膵がんの患者会のパンキャンが主催のイベントです。
他にも核医学の絹谷先生の話も面白そうと思いました。
さて、早速、感想ですが。2人とも、患者・家族としては厳しい状況でも希望が見える内容だったかと思います。
なんせ、タイトルは
「がんの治る日は近いか!?―個別化医療の現実」
ですから。
但し、私は同意できるところと、できないところがありました。
少し使われた単語は違うかもしれませんが、ニュアンスは一緒と捉えて頂けると幸いです。
【同意】
批判を恐れていても新しいものは生まれない。
標準医療だけではなく、標準医療が終わってしまってからがその医師の力量みたいなことを言われていました。
これは同意です。決して見放さず、最後まで、寄り添い、最善を一緒に悩みながら考えてくれるドクターが良いと思います。
【同意できない点】
ただし、ある特定の自由診療のクリニック(自分の研究所と提携している)を名前を出して推奨したりはよくないと思いました。
正直、中村先生の影響力で、そのクリニックに行くのが最善と思う人がいるのではと思いました。
【改善して欲しいなと感じたこと】
中村先生の講演時に10年生存率のスライドが出てました。
こちらはで、9割近い前立腺がんの高い生存率か表示されていました。
その次の絹谷先生の核医学の話は大変、面白かったのですが、誤解を生む可能性がある部分があったかと。
それは、前立腺がんの中で、進行性の去勢抵抗性前立腺癌がなかなか治療が難しく、ドイツやオーストリアで治療をすることができますが、金沢大学の先進医療で治療することができる話もありました。治療の素晴らしさが際立ち、疾病が限定的ということが薄らいでいるように感じました。
よって、中村先生のスライドで示されたように、前立腺がんの標準治療の治療成績は良いのにも関わらず、絹谷先生の治療法の話が新しく希望の持てる話でしたので、聴いている人の中には、前立腺全般で、この治療法が良いのではと感じてしまう人もいるかも知れないなと思いました。
講演終了後、一緒に行っていた友人に話を聞くと、案の定、その治療法が良いと思いましたと言っていました。
人によって解釈が違い、理解するレベルも違うので、講演の中で、さらに限定的というのを伝えるか、パネルディスカッションで補足してあげたら良かったのかもしれないですね。
自分も講演をする身なので、誤解を生むような表現は気をつけよーと思いました。
10年以上、続けているイベントなので、これからも続けて、患者や家族に希望を伝えていって欲しいですね。

