□AYA世代のがんの保障
我々が活動している一般社団法人がんの保障研究会のFBページがオープンになりました。
これから記事をあげていくので、よろしければ”いいね”をお願いします。
さて、今回のブログは
AYA世代のがんの保障について、お話したいと思います。
AYA(Adolescent and Young Adult)世代とは思春期・若年成人15歳〜30歳前後、欧米では39歳以下の世代を指します。
この世代は、学校、恋愛、仕事、結婚、出産など人生の変化を多く迎えます。
日頃、
ライフプランニングをする時に国の社会保障制度を含めて情報提供をする必要があります。
医療費は
高額療養費制度などが医療保険、がん保険に関係し、
残された家族の生活費は
遺族年金が収入保障保険などに関係し、
老後の資金は
老齢年金が年金保険や養老保険などに関係し、
生活費は
傷病手当金・障害年金が就労不能保険など関係しています。
また、
AYA世代の方のライフプランの際に忘れてはいけないのが、公的介護保険がないことではないでしょうか?
40歳〜64歳の年齢もがんの場合は余命6ヶ月と診断を受けないと介護保険は利用できません。
ご存知の通り、39歳以下の年齢の方は介護保険の適用はありません。
年間でAYA世代15歳〜39歳のがん罹患数は全国で約2万人。
(出展:『全国がん罹患モニタリング集計2012』)
がん情報センターの2016年の推計で日本全国で約100万人が、がんに罹患するので、約2%はAYA世代ということになります。
厚労省の年齢別死因は
15歳〜19歳、20歳〜24歳、25歳〜29歳の死因の3位が”がん”
30歳〜34歳、35歳〜39歳の死因の2位が”がん”
がんでも部位によりますが、介護が必要な状態になるのは限られた時間かもしれません。
しかし、AYA世代のお客様が、がんになり介護が必要となった場合でも、経済的に困らない生活の願いを叶えるための情報提供は必要だと思います。
AYA世代の方と面談する場合は、是非、介護保険がないことを伝えたいですね。
AYA世代の介護について、おすすめイベント
リレー・フォー・ライフインジャパン2017東京上野
AYA世代の介護について国立がんセンター東病院の医療ソーシャルワーカー坂本はと恵先生が、17時10分から講演予定です。是非、学びにおでかけください。