愛してる。


断ちきれない思い。

揺れる思い。


私から放した手。

あなたから伸ばされる手。


つかめそうでつかめない。

本当はつかまえさせたくないの?


あなたの一番は誰?

私にはどこまで許されてるの?

わからなくて、こわくて、

あなたのアクションを待つ。


本当は、手を繋ぎたい。

本当は、腕を絡めて寄り添ってみたい。

本当は、肩にもたれたい。

本当は・・・・・。


二人きりの部屋の中、ソファー代わりのベッドの上。

あなたが私を抱き寄せる。


ほっとして、私もあなたに触れてみる。

おそるおそる、寄り添ってみる。


ベッドの上に投げ出されたあなたの腕をそっとなぞって、

その先の手に私の手を重ねてみる。


まだ大丈夫。

あなたは拒絶しない。


指を絡めて繋いでみる。

あなたの肩にもたれてみる。


まだ大丈夫……。

次の瞬間、襲ってくる恐怖。

ふりほどかれる前に、自分でほどく。

自分から身体を離す。


だけど、やっぱり触れていたい。

身体ごとあなたに委ねたい。


再び伸ばされるあなたの手を、ひたすら……待つ。

自分の発する言葉。

どこまでホントでどこから嘘?

悲鳴を上げてるのに、顔に貼りついた笑顔、口をついて出る軽口。

嘘つき。

嘘つき。

嘘つき。

どこかから声が聞こえる。