朝なさな窓辺近くに鳴き交わす
         二羽の目白こえ透りたり
    
   静寂のなか小鳥のさえずりを きいていると鳥にも
   言葉があるように交互に囀っていますよね鴉(からす)
   も遠い所で会話をしているようにきこたりしますね毎朝
   8時ころになると透きとおった声でなく声にそっとまど
   を覗くと目白がきています  けれどほんのつかの間で
   すぐ飛び立ってしまうんですよ
短歌

縄のれん掛けたるままの廃屋に
        物言うような招き猫の眼

不況の長引くせいか商店街もシャツター通りなどと
  呼ばれる此のごろ   縄のれんを掛けたまま廃屋になった
  飲みやさん軒下に置去りにされた招き猫の目がなにか言い
  たそうにしょんぼりしている
 

   
短歌
姉の手
 綾取りの糸掛け合いし姉の手の
            丸くむくむを握りしむのみ

解説
こどものころ姉とあやとりをしたことを思い出しました。
あの姉とあやとりの糸をとって、一緒に遊んだ日。
祖の指さきも今はむくんでいます。
私は姉に話しかけますが、ただ、うっすらと微笑むだけ。
誰が話しかけても、何を話しても、うっすらと微笑むだけになってしまった姉
私はただ、手をにぎりしめることしかできませんでした。
栴檀(せんだん)の実は初めてと
          耳元に振ればかすかに山の音きく

   晩秋のころ友人より(せんだんの実だよ) とみせて
   もらったのですがまるい 小さなみが房のように付い
   てとてもかわいらしいんです耳元に振ってみたら
   とおい山の風音がきいているようにおもえました
       
桔梗 萩 女郎花 咲く浜離宮
           雅の風にこころ遊ばす 
鰯雲

   鰯雲の片鱗より洩れる 夕影は
           田沢湖畔の山襞に入る
短歌
笑み浮かべ携帯電話をかけてゐる
        少女と目が合ひ くるり背を向く

   携帯電話の普及でいつでもどこでもお話のできる
   便利な時代ですね みちを歩いているととつぜん後ろ
   から<もしもし>と呼び止められ振り向くと携帯で話をして
   ゐることもありますよね  バス停で愉快そうに話をしていた
  少女とふと目が合ったときくるり背を向けて また 楽しそうに
  話つづけてゐました
登り来し山頂に吾亦紅(われもこ)  音符のような花のさやけし

  
   吾亦紅が素朴に咲いていたので折って帰えろうと
   と思ったがやはり野原に咲くのが一番似合う
  
短歌
読経の終わりて僧は向きかえり
              秋田なまりの法話しみじみ
 
     大阪弁秋田なまり上州の方言 地方によって言葉
     の変化があるんですね とても親しみ深くて好きなのですが
     最近は地方へ行ってもあまり聞かれることはすくなくな
     りましたね先日秋田へ法事にいったときお坊さんの法話が
     秋田弁でした なんだか古里のふところに包まれたような
     ぬくもりを感じました
    
我が信じる事という本はケイシー自身が書いています。決して、オカルトなものではなかったです。キリスト経の色合いが強いのですが、どうもオカルトちっくに書かれたものが多い気がします。