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今回も、NYシックだなぁ、、!と思う、東京に住む有名人のご自宅シリーズ、第二弾です。
前回はタキマキさんこと滝沢眞規子さんのご自宅のインテリアについて、触れてみました。
今回は、桐島かれん さんの東京のご自宅のインテリアを見ていきたいなと思います。
モデルとして活動するかたわら、自身のファッションブランドのクリエイティブ・ディレクターとしても活躍されている桐島かれんさん。
現在、成人されたかたを含め4人のお子さんがいらっしゃいます。
ご主人は写真家の上田義彦さん。
そして桐島かれんさんのお母様は作家の桐島洋子さんです。
シングルマザーだった桐島洋子さんは、1970年代に3人の子供たちを連れて、ニューヨークの別荘地イーストハンプトンに一年間居住します。
現地校に通い、ニューヨークの文化や行事を経験したかれんさん。
その後、ご主人の仕事でもニューヨークに一年間滞在し、お子さんもニューヨークの大学に進学されています。
コロナ前は、ご自身のファッションブランドのクリエイティブディレクターとして世界中に買い付けの旅に出ることが日常だったかれんさん。
その後、ステイホームを余儀なくされ、夢中になったのが植物の世話だったそうです。
今では家の中だけで150種類以上の植物を育てているとのこと。
そして、そんなご夫婦のご自宅は、まさに名品家具の宝庫といっても過言ではありません。
アーティスト同士であるご夫婦の審美眼にかなったモダンからヴィンテージのものまで、美しい一流の名作家具をかれんさんのインスタグラムから拝見することができます。
グリーンに溢れ、ミッドセンチュリーの名作家具の数々が置かれたリビングルーム。
カウチはミースのバルセロナ。
ソファはLC3。テーブルはピーターヴィット&オルラ・モルゴー・ニールセン。
フロアランプはアルコとICライト
Credit:Instaguramernews
バルセロナカウチはKollで製造販売されています
床はミッドセンチュリーモダンの正統的なランダムスレート。
その床の上にフィンユールのデスクやLC7スウィヴェルチェアがとても良く合います。フロアランプはパーラメント。デスクランプはBESTLITE BL1。
バンケット(長椅子)と相性の良いミッドセンチュリーモダンのチューリップチェアとサーリネンサイドテーブル。
陽射しの良い窓辺にビルトインのバンケットは、典型的な欧米のブレックファーストダイニングスタイルです。
グリーンでコーディネートされたインテリアがとても美しい
チューリップチェアとテーブルはKollのミッドセンチュリーを代表する家具です
ダイニングチェアはフィン・ユールの108チェア
リビングルームのサイドボードはアルネ・ヴォッダーの29A、チェアはLC4 シェーズ ロング。サイドボードの上にあるテーブルランプはルイスポールセンのPH2/1
ミッドセンチュリーモダンらしいランダムスレートが敷かれた庭にはベルトイアチェア
ベルトイアチェアは彫刻家だったがベルトイアがデザインしました
シーリングライトはHarald Notiniの11405
アルネ・ヴォッダーのサイドボードがとても素敵です
Credit: eclat
桐島かれんさんのご自宅は、チークやウォルナット、そしてプラスティックや金属を用いたミッドセンチュリーモダンのインテリアがベースになっています。
それらは、美意識の高いご夫妻の目に叶った多国籍な骨董品や民芸品と共存し、ボヘミアンな要素が桐島邸をクリエイティブなものにしています。
そしてコルビュジエやミースといったモダニズム建築家によるミニマルなチェアが、ウッドベースのヴィンテージ家具と美しい調和をもたらし、モダンインテリアの空間とデザインの美をあらためて、そしてつくづく実感させてくれる桐島邸。
とにかく、桐島家の等身大な生活においての、名作家具らが存在するさまが本当に美しいのです。
同時に、白い壁と開放的で緑と共生する窓や空間、ミニマルでフラットなラインのご自宅は、ミッドセンチュリーモダン建築をも思わせます。
それはまるで、マンハッタン郊外のコネチカット州ニューカナーンにある、モダニズムの建築家らが建てた、インターナショナルスタイルの住宅であるかのようです。