ストックホルムでヨーロッパの奥深さ再発見2 |   フランス流片付けとインテリアで素敵な人生を手に入れる !

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ストックホルム宮殿内部の記事、続きです♪

王宮の建物はイタリア・バロックとフランス・ロココ様式
(王宮外観の写真がありませんが)

7階段


8階段



内部の装飾や家具はロココ、スウェーデンのギュスタヴィアンや
スウェディッシュ・アンピール(皇帝)スタイル


9ボールルーム


10ボールルーム

上の2枚は『白い海』という名のボールルームです


11カール11世


12カール11世


13カール11世

これらはカール11世の広間(ノーベル賞受賞者の栄誉晩餐会が行われます)
豪華ですね!



次はヴィクトリアドローイングルーム
(勝利の女神ヴィクトリアの大理石像に因んでこう呼ばれています)

大理石トップのテーブルはミュンヘン製
下の写真のセーヴル焼のキャビネットはナポレオンからの贈り物です

14ヴィクトリア


15ヴィクトリア


その他、王や王妃のポートレート天井のフレスコ画
イタリア人画家の作品も多くあり、
シャンデリアの多くはフランス製オーストリア・ロブマイヤーの製品です。

素晴らしい食器のコレクションドイツのマイセン

16マイセン


17マイセン


18マイセン


19マイセン


などなど
インテリアから装飾品まで時代も国も様々なのですが、
これらすべてが違和感なく収まっています。


これからつくづく感じるのは、
ヨーロッパの文化は国ごとに細部の違いはあっても
結局一つ
なのだということ。

今からわずか70年前まで千年以上に渡って
それぞれの国同士が侵略や戦争を繰り返し、
領土や覇権を奪い合ってきた長い歴史はあっても、
根底にある美意識はあまり違わないのです。

その理由はヨーロッパ文化のベースはキリスト教であること。

そして、イタリアからメディチ家のカトリーヌとマリーが、
そしてオーストリアのハプスブルグ家からマリー・アントワネット
フランス王室に嫁いだように、
覇権争いと表裏一体に政略結婚が頻繁に行われてきた、
つまり意図せぬ文化交流が続けられてきたこともあるでしょう。


そしてもう一つ
今回ストックホルム宮殿を見て改めて感じたのは、
フランスは文化の発信国、輸出国であるということ。

というか、ヨーロッパの多くの城のモデルとなった
ヴェルサイユ宮殿を作った強大なルイ14世(太陽王)
ナポレオンの遠征などにより、
フランスは1970年代までの長い間大国として影響力を持ち、
あえて文化を輸出しようなどと思わなくても
他国が真似していた歴史があります。

フランス語はヨーロッパの外交用語であり
ヨーロッパ各国の王室ではフランス語が共通語
であったことでも
その影響力が分かりますね。


逆に、例えばフランスのシャトーでは
イギリスの家具などを見ることは殆どありません。
イギリス側でももしかしたら同じかもしれません。


すぐ隣の大国イギリスとは
王位や領土をめぐって『百年戦争』を戦ったこともあるくらい、
元々仲があまり良くないこともありますが、
同じ期間を切り取って比較すると、
フランスの家具はイギリスの1.5倍も様式の数があるなど、
フランスは特に17世紀の初めごろから
建築や装飾、家具、絵画、ファッション他の
文化を次々と生み出し発信する側
だったからです。

フランスのシャトーでは、イギリスに限らず
ルネサンスでヨーロッパ文化の先駆者であった
イタリア絵画やフレスコ画などを除き、
他国のインテリアや家具、装飾などを見ることは殆どありません。

フランスの物だけで完結しているのです。

そのためストックホルムの宮殿はとても新鮮でした!
内部が素晴らしいだけでなく、
ヨーロッパ文化やその基盤であるキリスト教について、
また各国間の力関係や王室同士の関係について
改めて広く見つめ直すきっかけ
になりました。

長いブログにお付き合いいただき有難うございました!

次は美しく魅力的なストックホルムの街をご紹介しようと思います。