開演は14:00からですが、その前に恒例の新体操演技(中京大の学生さん)。
よく怪我しないでいられるなと、毎回思います。無造作に放った(ように見える)リングがピタリと手元に納まるのも、不思議でしょうがない。
私なんぞ、鼻をかんだティッシュが、30cm先のゴミ箱に入りませんから。
その次にわが町アスリート認定式があり、寺本明日香選手が認定されました。寺本選手は、お礼のことばとともに、東京オリンピックへの決意を語りました。
リオの直後、もうしばらくの間寺本選手の活躍を見ていたいと私は思ったので、少なくとも2020年までは寺本選手の演技が見られるのはとても嬉しい。
開演して気づいたのは、入場行進曲が変わったことです。
審査員長も冨田洋之さんではなくなっていました。
豊田国際は今年で11回目、装いも新たに再スタートということなのでしょう。
と、感慨にふけるよりも、「ぬぉぉぉぉ!去年のうちに写真撮っておけばよかった!!」と私は猛烈に後悔したのでした。
去年、私の席のすぐ下で、冨田さんがいろんな方々と記念写真を撮っておられたので。
会場内は撮影禁止だったものですから、グッとこらえたのですが、やっぱりやっとけばよかった(をい)。チャンスの神様は後ろがハゲ、出会ったらためらわずに前髪をガシッと掴まないと逃げられてしまうそうです。つくづく撮っとけばよかった(をいっ!!)。
なんだかんだ言って、一番好きな選手は冨田さんです。引退なさってから10年近くなる今でも変わらず。
体操の難易度は2008年よりも上がっているし、難易度が上がっても日本の体操は美しいし、素晴らしい若手の選手もたくさん育って来ていますが、冨田さんの強烈な印象に上書きするほどの選手は、まだいません。
これはもう、刷り込みみたいなものなのだろうと思います。卵の殻を破って初めて体操の世界を覗いたとき、中央にいたのが冨田さんだった。ということなのだと思います。
と、自己分析してみる。
閑話休題
会場を盛り上げてくださったのはスペシャルゲストの池谷氏。これは11年目になっても変わらず。ホッとします。
司会進行の方も変わらず、時おり棒読みなところがクセになりそう。ってか、もうなっています。段違い平行棒の表彰式で優勝選手の名前をかんだのもご愛嬌。
まあたしかに、デジュススドスサントスというお名前は長いし言いにくいですわな。じゅげむじゅげむみたいなお名前ですが、ご本人はとってもキュートです。
個人的には、ジュリエッタ選手(3位)の抜群のスタイルと優美な演技が好き。
落下する選手が多かったのは、微妙な湿度の違いとかでしょうか?いずれも大きな怪我にはならなかったようで幸いでした。
ほかにも印象に残ったことを、以下とりとめもなく。
白井選手の床は、ひねりが早くてあい変わらずよくわからない。にしても、なんか違うのはわかります。安定した回転が何かに似ている。中国では“洗濯機”というあだ名がついていると聞いたことがあります。言われてみればたしかに。
鞍馬の演技の後で手をふる仕草が愛らしく、ちょっとおねえっぽかったのが、エバン・クルス選手。新しいアイドル出現か?
何年ぶりかで亀山選手の演技を生で見られたのもよかったです。てんとう虫の帽子はまだ持っておいででしょうか。
つり輪で、どなただったかしら、腕を曲げた状態の倒立からぐぐっと腕を伸ばしていく技に感動。技の名前も難易度もわかりませんが、見ごたえありました。
佐藤選手が、着地がとても安定していて得点も高かったのに、オープン参加で表彰台の外、惜しい。
隣の席の男の子が「白井くん」を連発していました。
「白井くんどこ?」
「白井くんまだあそこに立ってる」
「白井くん練習してる」
:
憧れなんでしょうね。
彼は、池谷氏の教えにしたがって、人一倍大きな声で「ガンバ!!」と声援を送っていました。白井くんだけでなくすべての選手に。
しばらくすると飽きてくるようで(子どもなので)、よそ見したり。
また思い出すと「ガンバ!!」
素直ないい子でした。
体格からすると低学年の小学生かなという感じでしたが、体操をやっている子は小柄なことが多いから、もうちょっと年上かもしれません。
こんな子たちが、やがて体操界で活躍するようになるのでしょう。楽しみです。
「明日の指定席が少し残っていて入り口付近で販売中、早く行かないと売り切れるかも。」とのアナウンスに、彼はお母さんをせき立てて大慌てで席をあとにしました。きっと明日のチケットを手に入れて、明日も応援に来ることと思います。
ちなみに、22:30現在、チケットぴあでも明日(12/10)のA席Eブロックの席がまだあります。
書きたいことはまだあれど、明日に備えて今日はこのへんで。





























































