夏の間にボーボーになったヤシの木を
プロにお願いして剪定してもらうことにしました。
トリミング当日。
作業する男性が3人、作業車で家の前に到着しました。
さぁ、これから木登りの準備です。
ジェイドにとって初めての経験。
窓のすぐ外で、見知らぬ作業員が、工具をもって行ったり来たり。
上からヤシの葉もバッサバッサ落ちてくるし。
きっと、警戒して吠えるだろうな。
またあらたな窓際警備隊の出動ですな、こりゃ。
案の定...。
作業員に気づいたジェイドが警戒吠えを始める。
あ〜ぁ、その吠えにびっくりしたアポロまで警戒する始末。
はてさて...
この場合の対策案は6つ。
こちらの過去記事から引用します。
さて、この状態からクリッカーを使ってジェイドの警戒心を
解いていくわけですが...
クリッカーを使う場合、犬がクリッカーの音の意味を理解していることが大前提になります。まだの場合は、こちらを参照くださいね。
やり方としては、
号令で吠えることを我慢をさせたり、犬を隔離したりという方法では警戒心が
そのまま残ってしまうので、根本の解決にはなりません。
そこで、拮抗または逆条件づけと呼ばれる手続きを行って
感情の入れ替え作業を行っていきます。
このケースでは、作業員(警戒心)と食べ物(快)を関連付ける
※この手続を英語ではCounter-Conditioning(カウンターコンディショニング)、通称C.Cと表します。
犬の警戒心の強さにもよりますが、最初は嗜好性の高い食べ物を
用意すると良いでしょう。
では、早速。
ジェイドの視野に作業員が入ったら、クリッカーを鳴らして
食べ物を与えることを繰り返します。
最初は吠えてしまっても構いません。
徐々に吠える前のタイミングを狙ってクリッカーを鳴らします。
この順番は間違えないでくださいね。
必ず、作業員が視野に入ってから、クリック、フードです。
食べ物を与える場所も、最初は窓の近くで...
そして、徐々に窓から少し離れたところで与えるようにします。
刺激と犬の距離が近すぎると思われるので、もっと距離をとって行います。
そして、徐々にその距離を縮めていきます。
作業員を見ても、すぐに吠えなくなったら
犬に目をそらすチャンスを与えます。
そして、視線を外した瞬間にクリック!、トリーツです。
この頃になると、警戒吠えはほぼなくなり
作業員の存在が、警戒心(不快の感情)から
トリーツゲーム(快の感情)へと変わってきているのがわかるはずです。
窓を閉めた状態で、外の作業が気にならなくなるまで続けます。
こんな感じで、
気にならなくなったら、次のステップ3へ進んでくださいね。
(おとなしく作業を眺める分には構いません。)