ユエナイ | ~ ~ 寄せてはかえす さざ波のように ~ ~

~ ~ 寄せてはかえす さざ波のように ~ ~

~ 生まれは男 生きる方向は女性性にあり? 豊かな人生を目指して書き綴ります ~

有名人のその彼の身体(生まれ)が男性なのはわかっている。


だけど、性自認についてはわからない。


彼はこの事について、言いたくないのかな?






その彼が、しばらくみない間に、女性の姿に変わっていた、、!?


まるで、少女漫画の背景に、可憐な小さい花が不自然に浮かぶくら


い(古?ww)、キラキラ爆発の可愛さ!


心持ち女子のトランスジェンダー女性だったんだと、、


やっぱり、そうかと。


芸能人と一般人、年齢も性格も背負う人生も全然違うし、、


勿論!外見は大違い(笑)。


でも、あなたはわたし。



それまでの、彼に対して抱く小さな疑問が、


しっくりとはまりそう。













その華やかな彼が、突然亡くなったとニュースが流れて、彼自身で


死を選んだと?!、、、衝撃、、何で??、、、思考が止まる。


時間を止めて、何かを諦め手放して、わたしもこれまでなのかな?


と、、張り詰めた糸が切れるように、よぎる。








やっぱり、わたしの日常は生き辛いのかも知れないな、、


(わたしの)人生って何やろ?


これまでのわたしを貶めてきた奴ら許さん!


いや、それより、世間から承認されないと存在できんなんて、、


もう、それは、、尊重された1人の人間とは言えない。



トランスジェンダーの問題が、人生の全てのようにじわじわと 


占め殺す、、。









自殺ってどう思う?とか、死んだらあかんで!とか、、


わたしの事知らん、わかっていない、信じていない!、、、


クソの奴らに、臭わせられてほざかれて、距離を取られた事は、


何度かあった。



でも、引きこもり前の、二十歳前の少年時代は、自分の「男性


性」について否定はしても、存在自体を諦め死にたいと、責めた


りはしない。




その人に問題があったとしても、イジメやいじり、無視や仲間


外れを、正当化できる理由にはならないと、幼い頃からか、


わたしの奥底にそれがある。



〈自分の存在価値〉は独立していたので、〈周りからの評価〉と


結びつきにくかったのだと思う、良くも悪くも。








それが、近頃、、今、、〈トランスジェンダー〉が、何とか、


繋げてきたこれまでの現実を、崩していきそう、、


初めから崩れていたかも、と、、、。  








、、クソ共がわたしに言い放った〈死〉は、


〈この状況〉なのか!と、薄っすら理解、、、


悔しいィ〜。。。













その夜の、真夜中だった。。。



眠りについた、わたしの夢の中での事、、


昔ながらのブランコ、静まり返った真夜中のどこかの公園、、


いつの時代の自分?が、自転車でその場を去ろうとしたら、


車かタクシーに乗っている青年?、、いや、もう少し歳とった


そのおじさんも、自転車に乗って、わたしに相対する位置で、、  


名乗らずに、大丈夫?と、興味無さそうに、こちらを心配する


様子。


だから、何が?どなた?と訊ねたら、、〇〇と名乗ったので、、


ああ、あの〇〇か。。。面影あって、覚えているけど、、


素っ気ないその態度にカチンときたので、味気なく返したった


(笑)。






初めて、その〇〇の親に会った時は、顔は似てはいるけど、


年離れ過ぎ?だと思った、、多分、何かの理由で、おばさん(おじ


さん)か、おばあさん(おじいさん)に育てられた、〇〇。


その辺りの事情は、聞けないし、、言えないよね、、。


あだ名はガックゥン、あの子だ。






どちらかというと、イカつい顔立ち、、オッサン顔(笑)の彼。

体格も小柄なわたしより大きい、、ちょっと男子感(♡)。

前から知ってはいたけど、小学高学年の頃、何かのキッカケで

話しだして、いつだったか、彼の家で、歳いったお母さん?に、  

大嫌いな算数の宿題を教えてもらい、わたしの出来ないぶりに、、

ダメだコリャ!とは、言わないけどww、、親子揃って諦められた

ことを思い出す(笑)。





中学卒業以来だから、、三十年ぶりにわたしの夢に現れた彼。

何で今更?と、訝しむわたし。

でもすぐに、、あのトランスジェンダーの、可愛らしい彼が

自殺したから?、、あの当時〈男の子だけど女の子〉であった

わたしを重ねて、思い出して心配してくれたん?、、

そう言えば、さり気なく優しかったね、、

包容感、、そういうところ、時々あった、、、



軋む板木の匂い、窓と引戸が開放しの教室、鳴り響くチャイム、、

あの頃は、日常の全部が学校にあった、、懐かしい記憶。





やっぱり、そう(=体、男。心、女。)なんやろ?って、、、

そうって、、〈オカマ〉ではなくて、〈男の子女の子〉として、

少しは分かってくれた?くれていたんかな?、、ありがとう、、、

とは、言わずに、わたしは『うん、まぁ~、そのへん、いろいろあ

るけど、大丈夫!、、じゃあね』と、その場をあっさりと切って、

ガックゥンを後にした。。。


こんなわたしにも、いろいろと(意地も)あるから、、。









場面が変わり、、、見慣れた地元の風景が、ゴトンゴトンと

走る電車の中から見える、、、吊り革かステンレス?棒を持ち

立っている、わたしの腰辺りを急に、低い態勢でしがみつかれ

抱きつかれた様な、、えっ??何!?、、誰ェ?と、振り払え無い力の

その人に問うと、、よぉ〜と言うニュアンスで、少しの緊張でほん

のり赤らむ笑顔をわたしに向ける、、、その当時が蘇る、〇〇!

小学校の同級生でハンサム男子、文武両道の勝ち気で時々不安げな

イケメン、あだ名はピッシン。


その子は、家が近所で、小学高学年まで殆ど遊んだことがなくて、

一方的に、敵対するような態度を取られていた。

それが、ある時から何人かで遊ぶようになって、、2人でも行動

してたかな?、、気がついたら、付かず離れずの友達だった。 




夏休みの宿題もわたしは大嫌いで、工作課題はもっと悩む、、、

そんなタイミングに、ピッシンと一緒に、彼のお父さんが工作が

得意なので、手伝ってもらい、木工のイスを作ることになった!


出来上がった作品は、ナイスデザインのイスで、優秀作品の一つ

として、展示されることになったぁぁぁ、、、

(ほぼ)ピッシン父作、、ですぅ。。。(謝)

とは、、言えない。


でも、その後、、何十年と使い続けて、我が家で愛用することと

なりました。





そんなピッシンに、、何故来た??どういうつもり!? 

何なん!と、、わたしの問に、彼から伝わってくるのは、、

〈やっぱりオレー、好きなんやわ〜〉と、自認の葛藤中?、、、


わたしへの?、、、女性的外見な人やったら、、という事?

それとも、、BLイケる〜の、カミングアウト?

さぁ、どっちぃ?(笑)





チビのわたしには、夢の中の彼の肩から上が見えない程、

背が高くて、、その当時から高くスラッとしてはいたけど、、

彼とわたしの今の関係性が窺える、、、確認できない告白。

あれから随分、時が経ったんやな。



そんなピッシンも、亡くなったトランスジェンダーで、

わたしを思い起こしたらしい、、、


〇〇(わたしのあだ名)も、やっぱり、そう(トランスジェンダ

ー)なんやろー?と、、。


〈彼の他に、見覚えのある子が一緒にいる、、、

夢の中では覚えていたけど、もう、思い出せない、、、。


、、でも、あの頃、よく一緒に遊んだ、仲間の一人だ。〉



『うん、そうやで。わたし、トランスジェンダーやねん。

いろいろ大変なこともあるけど、今はそう言って、暮らしてる

よ。』と。じゃあね、と。



あの時代は、自分を言い表せる言葉も環境もなくて、

素直に自分を名乗ることができなかった、、、

でも、今やっと、あなた達に隠すことなく、

〈わたしを理解して欲しい!〉と、素直な気持ちで言えた。


でも、、現実で、彼らと会ったとしても、、「わたしはトランス

ジェンダーです」とは、言えない。


だって、、〈彼らVSわたし〉の敵対関係では、無理やわ、、、

それは「あなたとわたし」として、歩みよるその時に、

初めて成されることだから。





どっち?(笑)にしても、会いに来てくれてありがとう。

わたしも、あなたを、好きになったことあったと思う。

勿論、一途な片思い、ではなくてね(笑)

気になる男の子の一人として、です。










〈性別の違和感〉によって、自分の存在や生まれた事まで

否定する、、そんな必要はなかった。


確かに、〈心持ち女子〉を認めて、カミングアウトができる、

〈現在のわたし〉からすると、、過去の少年時代は、過酷な

環境だった、、、。


でも、、あの少年時代があったから、わたしは生きてこれた。

父母や姉たちと、家族同然の親戚達。

男子も女子も年齢もバラバラで遊びまわった、

わたしに〇〇とあだ名を付けた近所の子ら。

そのあだ名が学校で広まり、いつしか、そのあだ名で

呼ばれることになった、小学校時代。

わたしを耕したのは、間違いなく少年時代で、

それを超えるマックス(黄金時代)は、存在しない。


良い時も悪い時も、〈あなたとわたし〉のままで向き合った、

そんな時代やったんやから。