【血圧の正常値】は130㎜Hg以下という一般常識がストレスでした | キャンディBBの日記

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いわゆる団塊世代。3人の子供たちは独立し現在は夫と二人暮らし。

健康寿命を延ばすべく、あれこれ努力する中で、文章を綴る作業は、

ボケ防止に効果があるのではと勝手に信じて、

日々心に感じたことなどを綴っております

今、和田秀樹先生の【60歳過ぎたら血圧は下げなくていい】という書籍にハマっています。
昨年のいつだったか、テレビの情報番組で和田先生の【80歳の壁】という本が紹介され、その意外な内容に【目から鱗】。


【80の壁】は、とにかく我慢しない=歳をとったらやりたくないことはせず、好きなことだけやっていれば、ご機嫌な老後が送れる・・・・といった生きる上で、実に都合の良い内容でしたが、なぜそう言い切れるのか、いつか読んでみたいと思っていたのです。

でも、今回取り寄せたのは【80歳の壁】ではなく、【60歳過ぎたら血圧は下げなくていい】だったのはなぜでしょう。

 

きっかけは、自宅で測ると正常値範囲だった血圧が、自宅以外の場所で測ると、とんでもない数値になるのですが、かかりつけ医からは「家で測って高い数値が出ていないのなら問題ありませんよ」と言われていたので、何も心配していなかったのです。

ところが、新年早々の【鼻血ブ~事件】以来、家で測っても、150や160超えの数値が出て、一向に130以下の正常値に戻らず、TVを見れば「130超えたら高血圧!」のCMが流れ「決して高血圧を助長するような生活はしていないのに・・・・・」と、気持ちが落ち込むばかり。

血圧ばかり気にしていたせいか、何かにつけて【血圧】という文字や言葉に敏感に反応、そんな時に医療関係のネット上で【60歳過ぎたら血圧は下げなくていい】を見つけてしまったのです。
「♪えっ、本当に?」 もう、これは読まない手はありませんから、すぐに取り寄せました。

 


本にはなぜ血圧を下げなくてもいいのかの理由が、30項目に渡って分かりやすく解説されており、中でも最初のページに書かれていた次の言葉に「血圧の数値に一喜一憂する必要なんてなかったんだ」と、血圧正常値ストレスから解放されました。その言葉とは・・・・

 

血圧は活力の源です

年齢を重ねるとともに血圧が高くなるのは、動脈硬化への適応現象。

薬で強引に正常値まで下げていると、ヨボヨボになるのが早まる可能性があります

 

程度の差こそあれ、高齢者の血管は動脈硬化により、血管の壁が固く厚くなっているそうで、内径が狭くなった血管を通って血流が脳や体の隅々まで栄養や酸素を届けるには、圧を高める必要があるのに、降圧剤などで無理やり血圧を下げると、栄養が行き届かず寝たきり老人への道を歩むことになったり、血圧を下げようと極端な減塩生活を送るとナトリウム不足のため、意識がぼんやりするなど認知症に近い状態になるのだそうです。

 

長生きするために、ありとあらゆる我慢や摂生をして元気のない老人になるのか、少々血圧が高くても人生を楽しんで活動的に生きる老人になるのか・・・・・・・それはあなた次第。

大雑把にまとめると、そんな内容の本でした。

 

不思議なことに【60歳過ぎたら血圧は下げなくていい】を読み終えたころから、高かったわたしの血圧が徐々に下がり始め、130に近い値を示すようになってきました。


「今日も血圧が高いんじゃないだろうか」と不安な気持ちがストレスになって、血圧計の数値を高くしていたようなのですが「少しぐらい血圧が高くたって気にすることはないのさ」と腹を括ったら、本のタイトルとは裏腹に、自然に血圧が下がってきたというストレスフリー現象のお話でした。