candy -22ページ目

solitary

深い森

深い海

深い闇


深い孤独

ひとりぼっち


毎日がとても長く短く怖い



私は眠れない

どんなに寝ていても

本当に眠ることはない



いつも怯えてる


「永遠に一緒」


約束は確約じゃない



あなたが嫌い


その声も顔も



優しさが怖い



幸せはいつだって続かない

すぐにまた苦しい日が来る


どこに救いを求めればいいの


安心できる場所

世界のどこにもない


みんな笑って楽しそうにしてる

わたしも昔はそうだったね


怖いことなんてほとんどなくて

バカみたいに笑った



今じゃ全てが怖い



candy

「私のどこが好き?」



その答えは聞きたくない


あなたはいい人


わたしは悪い人



誰から見てもそう



わたしは悪い子



***

わたしが休む暇もなく毎日考え苦しみ続けていること


その一部をあなたに数分伝えただけでも


あなたは怒鳴り散らし
わたしを罵倒し
避難し
病気だと言う


「いい加減にしろ」

「うんざりだ」



わたしはうずくまり
息を飲み込み
黙って耐える



なんのため?
誰のため?


ここにいる理由が
わたしには分からない



心も頭も身体も全て囚われ支配され


安らぎはどこにもない


眠りの中にすらない


どこに逃げたらいい?


空想の世界

物語の中

架空の世界



居場所はない



安心の次には恐怖が待ち、優しさの後には怒りが来る


消えてしまいたい



今日もまたひとり


あなた以外と接することも話すこともない


この箱の中で
自分や世界やあなたと戦い


必死に息を吸い込み
かろうじて呼吸する



春が来ても同じ



毎日が苦しくて、悲しい



孤独で、寂しい



不安で、息が出来ない



自分が、あなたが、

嫌い

とても、憎い



そして

大切で

愛しい



出逢わなければ良かったね


あなたの幸せを望むなら

***

あなたの朝


わたしの夜


隣で眠るあなたと
暗闇を見つめるわたし





あなたはカーテンを開けて光を入れる



世界が動く



わたしはひとり
目を細める



寂しくて
安心できる



不安で
居心地がいい



やっと眠れる



体だけは
眠れるから



大きなベッドの海に沈む



夜が迎えに来るまでは

deep blue

深い深い蒼


まだ薄暗い空


わたしはまた今日もここで四角い空を見ている


とても寒い




雪を見た



触れてみたかった



うまく息が出来ない


あなたが傍にいると

とても怖くて
そして安心する



あなたは私の世界にいない




喉が渇く
とても



もう眠ろう


朝が来る前に


現実よりはまだ生きているような気になれる


夢の中では
ここよりもう少し自由に生きられる

why

なんでうまく生きれない


なんでうまくやれない


なんでうまく笑えない


なんでうまく眠れない


なんでうまく伝えられない


どんどんかけ離れてく
理想と現実が

埋まらないくらい



深い穴から抜け出せない


救おうとしてる人がいても

私はその手をうまく掴めずに、うずくまっている


そのうち、光も届かなくなるのかな


過去も現在も未来も見えない暗闇で独りきり