candy -24ページ目

deep

深い深い闇に吸い込まれる


何度でも繰り返し


終わらない


這い上がる気力がもう出てこない


もうやめてしまいたい


全部全部


過去の世界の住人になりたい


思い出の中に眠りたい


love

床に膝をついた。


あなたは私を抱きしめ涙をこぼした。


髪をなでて、えらいねって頑張ってるねって、


キスをした。



こんな風に私を抱きしめ、愛し、受け入れてくれる人を授けてくれた神様に本当に感謝しています。


それなのに

私は何も言えずに


いつだって気持ちをうまく表現できずにいる。


当たり前のことが当たり前に出来ない


伝えたいことが唇を伝ってこない


本当は

本当は、本当は…



もしも今、世界が終わるならば

最後にひと言だけ口に出来るのならば


伝えたい事はただひとつ。


分かっているなら
出来ればいいのに。


明日が来ないかのごとく、生きれたならいいのに。

I…

タバコを吸うのが好き
煙を眺めてると落ち着くから


愛想笑いが嫌い
誰も上辺と気づかないから


1人が好き、
でも嫌い
ホッとしている自分が怖くなるから


本当の静寂なんてない
いつだって世界は騒がしい


夜が好きだけど
どこかで朝を待っている


大好きな時間を過ごしている時でも何故か
同じ場所に長くはいれない


この寂しさはどこから来るんだろう


私には人生が長すぎる


消えてしまいたいと願う一方で、在り続ける事に執着している


それを希望と呼ぶのかな

empty

さみしい


ここには何でもあり、そして何もない。


心から笑うということ

休まるということ


もうどのくらい…



いつでも拳をにぎりしめて

開けない



身体中が痛い

息が苦しい



何も見たくない

何も聞きたくない


何も感じたくない



なんて空虚なんだろう

暗くて寂しいこの場所から

いつでも遠くにはキラキラと輝く光が見える


決してわたしには届かない



このまま暗闇の中に

消えてしまえたらいいのに


autumn

季節が流れていく


当たり前のように


世界は巡っていく


わたしはひとり取り残されて

世界は移ろいでゆく


わたしの世界にはあなたしかいない。


あなた以外とは誰とも会わず

言葉も交わさず


この小さな部屋から出ることもなく


毎日小さな四角の世界を眺めるだけ









雨はきらい



晴れているとうまくいく気がするから



未来に進むはずの明日が

まるで昨日のよう


今はいつなのか

ここはどこなのか


わたしは誰なのか


わからない



知らないうちに

秋になっていた。



世界はこんなにも美しいはずなのに


わたしには見えない


見えていなくちゃいけないものが見えない


そして

見えなくていいものばかりが見える



正気でいられなくなる


わたしは全てを壊し破滅させていく


わたしもあなたも

全てを壊していく。


candy


「愛してる」は呪縛のささやき


あなたを

わたしを


離してはくれない。