南青山 gallery neutron さんで開催されている
大槻 香奈 さんの「みんなからのなか」
を見てきた。
蝶は一生で2度人生の始まりを経験するそうである。
1度目は卵からからを破り青虫になる時。
2度目は青虫が蛹(さなぎ)になり、そこから蝶になって羽ばたく時。
今回の個展を通して感じた事は、
この、2度目の生まれ変わりの難しさを深く感じる事が出来た。
思春期の少女を通して描かれている生まれ変わり、今までの自分からの変化に対する不安。
決して、どのように変化するのか、したいのか、又は、変化していいのか、といった事は
はっきり描かれていない。
我々の生活の中でも、蛹から蝶になって飛び立つ時のように、変わらなければならない時がある。
二十歳の成人になった時、結婚して家庭をもった時、子供が生まれた時、親しい人が死んだ時、
自分の死が見えた時・・・。
人によって、そのタイミングは違うし、回数も違う。
その時に果たして変わっているだろうか。
次の未来を作る為に変われるだろうか。
自問する部分が多く出てきた。
大槻さんの作品を実際に見たのは始めてであったが、深さを感じた。
とても、人気があり半分程度売れています。
是非 11/4 までやっているので足を運んで下さい。お薦めです。
詳しくは gallery neutron さんのHPにて。
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※掲載の写真は許可を得て撮影しています。