キャンドルのレシピ作りに大切なこと | 大西先生のブログ

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Candle Studio Oneは、アロマとキャンドルが学べるスクールです。
福岡・天神という中心街にありながらも非日常的な空間で、キャンドル作りを楽しめます。
キャンドルを日常に取り入れたキャンドルライフを提案していきます。

夏が落ち着いてきて、ふと今年の夏は花火をしてないなと思い、頂き物の花火を急いで仲間とやり終え、夏の終わりを少し感じながら秋を待っている大西博之です。

(今年の秋は、どんな実りの秋にしようかな。)

 

さて、キャンド屋なのでたまにはキャンドルのことも書かないと何をしているかわからなくなるので、キャンドル作りについてお話をしたいと思います。

 

======〈レシピ作りは?〉==============

 

僕は、キャンドルのレシピを考える時、紙に書くか頭に浮かんだものをそのまま形にすることが多いです。

だから失敗もたくさんあります。

 

レシピ作りは、とても難しく考えがちですが僕はあまり難しく考えません。

①とりあえず思い浮かんだものを作ってみる!!

②そして実験する!!

僕は、この2つしかしてなくて、まず作ってみて実験することを大切にしています。

 

その後4つに分けます。

 

①大きくダメ(ボツ)。

②色々変えればできそう(可能性あり)。

③微調整でできる(ほぼできる)。

④100点!僕天才!って思う。

 

 

①の場合は、もう壊してしまいたいくらいになります。

②は、出来が悪いがまあ方向性は残してワックスを変えたり、技法を変えたリして再度製作・実験をする。

③ほぼ大丈夫だけど、ちょっと調整をして完成させる。

④は試作で完璧!ってやつです。なかなかないですがね。

 

新しいモノを作るときは、きっとインスピレーションでできる人もいると思いますが、僕はやりながら完成させる方がいい気がします。

3回に一回くらいです。

 

=======〈絶対大事なコト。〉==============

 

ここ最近は、「このワックスだからこのくらいのサイズの芯で行こうかな?」とか「このくらいのキャンドルで、燃焼をこのくらいしたいから、この太さの芯で行こうかな?」とか考えます。

そうなんです、めちゃくちゃ芯を意識するんです。

 

芯は色々あるんです。

コットンウィックから木の芯やら、どれをどう使うのが正解なのか?

ってことは考えません。

このキャンドルにはこの芯って決まりはないからです。

 

意識するのはサイズなんです!!

 

例えば、丸芯をよく使いますがジェルワックスで使うと、灯していると芯が倒れたり、少し歪んだりします。

最初はなんでかな?と何度も何度も繰り返して燃焼をしながら実験をしていたのですが、結論、丸芯でジェルワックスは必ず真っ直ぐには灯ってくれないことが今の僕の結論です。

(他の実験結果をお持ちの方は、是非教えてください!)

 

吸い上げはいいから綺麗に灯るんですが、そういうこともあるので選ぶ必要はあります。

 

芯には出来る限り座金は、使った方がいいです。

灯しているとき倒れにくくなります。

 

ジェルワックス にウッドウィック、おすすめです!!

(僕の感想です。)

 

あと、タコ糸はキャンドルで使用するのはだめのなのかという質問をよくいただきます。

 

この回答に関しては、僕個人的な意見をしてはダメという回答ではありません。

ただ、実験を重ねての結論としては使わない方が良いという現状結論です。

 

あくまでキャンドルスタジオワンとしての見解なので、他のご意見を持たれている方もいるかもしれません。

私はタコ糸が最高で、タコ糸でも十分大丈夫なのだというご意見があれば僕は否定しません。

 

スタジオワンとしての実験を重ねた僕の結論を話したいと思います。

 

実験にあたって色々なワックスで行いましたが、今回ジェルワックス での実験したときのお話しをします。

使ったワックスはジェルワックス ソフトタイプに、市販で売られている料理などで使うタコ糸を使用しました。

 

出来上がりはとても綺麗にできます。

タコ糸はジェルワックス で芯を加工したものと、加工していないものを準備。

 

灯してみると、加工していないタコ糸はワックスから出ている糸だけが燃えて煤になるだけで、ワックスをほとんど吸い上げませんでした。芯が燃えているだけなので、時間が経っても炎が下に落ちていきません。

 

タコ糸をワックスでコーティングしているものは、しっかり炎がつき灯ることができます。

ただいくつかの問題点を見つけることができました。

①灯るというよりタコ糸が燃えている感じに近いこと

②灯っているが吸い上げが悪いこと

③すすがとても多く出るということ

④小さい部屋で灯すとすすが出ていて、原油ワックス独特の匂いが出ること

 

上記の4点の問題を見つけることができました。

(あくまでキャンドルスタジオワンの実験結果としてです。)

 

今回、レシピを作るということと実験をする重要性についてでした。

 

ではまた

 

大西博之

 

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