おっちゃん |       【兵庫・芦屋】アアシア通信

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ほんの少しだけ日差しが弱くなった

それでもほんの少しだけだ

まだまだ不合格

早く秋になってくれ

そしたら合格にしてやる

 

てっことで

お買い物にもやっと日中行けるようになった

昨日ピーコックへ行った

わたしのお気に入りのおっちゃんがいた

名前は知らないがいつからか会うと挨拶するようになったおっちゃん

 

おっちゃんはわたしへ

「アンタ、べっぴんやなぁ」とか「気ぃつけて帰りや」

などの声かけをする

わたしはまぁまぁいい気分になる

だからお気に入りなのだ

 

レジに並んでるおっちゃんをみてて

なんでわたしがおっちゃんをお気に入りか理由がもうひとつわかった

 

これはわたしの偏見であり全く参考にならない意見であることを前もって述べておく

 

けっこう身なりがよい高齢者男性は前のレジの人がもたもたするとイライラしはじめる

自分だっていつかもたもたしてあたふたしていっぺんにふたつのことができなくなるのに

もたもたしてる人がいるとイライラオーラを放つ

しかし

おっちゃんは違う

いつも陽気である

急いでないからだ

ってか

身なりのよい高齢者男性だって、いまや毎日が日曜日なのでこんな時間にスーパーへ買い物にこれてるのだ

なに急いでいるのだろう

 

おっちゃんは前の人がもたもたしたレジに並んでる間も他の人に話しかけたりして楽しそうであった

そして

おっちゃんを観察してる私に気づき「おー!ひさしぶりやな、元気やったか」って話しかけてきた

「普通」って私が答えるとおっちゃんは言った

「ねぇちゃん、もっと髪を伸ばしたらええで、もっとかわいくなるとおもうで、のばしてみ」

わたしは答えた「これで満足だからいいっす、ところでおっちゃんの髪、それ、カツラ?」

おっちゃんの髪はシルバーでふさふさである

だからおっちゃんの少年時代の容貌を容易に想像することができる

つるぴかででぶりんの高齢者男性については想像はかなりむずかしいが

おっちゃんは答えた「これ、ほんものやで、おねぇに切ってもらってんねん、だけどボサボサやろ?」

 

などと話しながらスーパーの外にでると雨がポツポツふってきた

「雨や!気ぃつけて帰るんやで」おっちゃんが言った

わたしは「さいなら」ってチャリにのって振り返ると

おっちゃんはそこに立ってた警察に話しかけてた

「なにかあったんか?」←推測

警察官が2人も立ってたから、わたしも聞きたかったけど、おっちゃんほどフレンドリーでない私は、内気な私は話しかけれない

 

おっちゃんは毎日の生活を楽しんでる