ミントタイムス -8ページ目

この頃思うことを

2023年一月も後半戦だなんてあらやだびっくりしちゃいますが、皆さまご無事でしょうか。

私は去年あたりからようやく、
《誰かや何か、自分以外のものになろうと足掻かない》
というのがどういうことかやっとこ腑に落ちてきまして。
思春期からこっち、ものすごく無意識に既にあるラインをなぞろうとし続けて来たことに静かに気がついて少しだけ視野が広がったような気分でおります。

芸も生活も何事も全ては真似から入るといいますが、
"真似"
"私ではない他のものになろうとする"
というのはその土台からして全くもって似て非なるもので。

足りないと思うものばかり数え上げては自らの外側に<世間様的な視点>から作り上げた虚像のような理想を投影してはそれに程遠い自分にダメ出しし続けてきたような半生なのですが、これからは自分を突き詰めていこう、と、凪いだ湖面のような心持ちで思う今日この頃です。

あぁ、なんでもない時に自分探しジャングルの出口に出会えるなんて。
大人になるっていいな。
それはそうと。
新年、熊本に帰った途端全身に湿疹が出てしまい。母が「保湿にはこれだ!!」と、鉢植えのアロエを切って持ってきてくれたので、皮を削いでは熱をもった湿疹の肌に果肉をピトーっとくっつけてました。

天然の冷えピタだわ。

謹賀新年 2023

新しい年が始まりましたね!
毎年、大晦日から新年の、普段と地続きのはずなのに清冽な気持ちにリセット出来る瞬間が大好きすぎて少しふわふわとした心持ちになります。
生きてる皆に平等に訪れる特別な時間なのに、自分にもそれが与えられていることが不思議でたまらない気持ちになるんですよね、毎回。

2023年、意志を持って健康にご機嫌に歩んでいきたいと思います。
(夕陽に照らされている阿蘇がきれいでした)

皆様にとって素晴らしい一年になりますよう。
今年もこの気まぐれブログにお付き合い頂ければ幸いです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします鏡餅

2022年末、駆け込ませてください

あっという間に2022年もラスト二日ですのね。

ふふふ…なんだかもう時間が経つのが速すぎて笑えて来ちゃいます…!ふふふふふ…

泣いても笑っても今歩んでるこの人生は一度きり、一年間の中で淀むことも沈むこともあるけれど心踊りまくる嬉しいこともしみじみ浸っていたくなるありがたいことも幸せなこともたくさんある。2022年、ごちそうさまでした、と手を合わせたい気分になっております。


今日は今年未完のブログを補完させて頂きたく。

「あー、あれ書こうと思ってたけど」と思いながらすっかり時期を逃してしまっていたもの達を、だだぁ~っと並べさせてください。


先ず…写真が手元に来たらブログにのせたい!と思ったままになっていた三月の美乃会『娘道成寺』の舞台写真をば。



そっかぁ、これ、今年のことだったのかぁ…なんだか遠い記憶になっておりました。
このシンプルな舞台装飾がなんとも素敵で!
約30分踊らせて頂いたのですが、カツラと衣装の重さに、最後、冗談でなく倒れるかと思いました。今年イチ気力振り絞りました。拵えを外し化粧を落としたら顔がそれはもう見事にゆでダコのように真っ赤になっておりました。
本番当日、お客様の前で踊らせて頂く体験は勿論のこと、その日に至るまで重ねていくお稽古場でのお稽古の時間や、一人の時間にこの作品について学んだり考えたり感じたりすること、その全てが舞台に立って踊ることと同じかそれ以上に大切な経験であることを師匠に教えられ、本当にその通りだな…と強く感じる舞台でした。
細々ながらもお稽古を続けてきたからこそ、年数を重ねたことで見えてくる景色の変化も感じられ。
定点観測のように、ひとつのことをずっと続けていくことの深い味わいと豊かさに触れられたような、そんな貴重な経験でした。分かりやすいものが求められ溢れている世の中にあって、時間をかけないと分からないものがあるってのも、なんとも良いものですね。

そして!
五月に決行した弾丸熊野旅。名所ツアーに参加した後、時間があったので温泉につかることに。駅周辺にも色々あったのですが、折角ならば、行きたいと思っていたところに行ってみたい…!!観光センターのお姉さんに「◯◯時の電車に乗りたいんですが、今からこの温泉に行っても間に合いますか!!?」と尋ね、どうやら間に合いそうだとと小走りで向かった桟橋で

この亀さんのお舟に乗船。
五分ほど波に揺られ到着したのは

竜宮城、ではなく、ホテル浦島
ひゃー、広い~
以前本屋さんで立ち読みしていた雑誌の絶景露天風呂特集に見開きでどーんと紹介されていた
このお風呂に入ってみたく、軽い気持ちでやって来たのですが、これが、インパクトが、インパクトが…!!まさに<インパクト>で…!!!!
撮影禁止のため写真はないので、言葉でそのインパクトの説明を試みると

・天然の広々とした洞窟に
・元々温泉が湧いており
・平安時代とかそれくらい昔からの温泉だそうで
・浴槽は一つではなく、クロールで泳げそうなものが二つ、腰かけてぽ~っと波を眺めながら入っていたくなるようなものが二つ、と、女湯だけでも計四つ(記憶違いでなければ、ですが💦)
・洞窟のすぐ外は太平洋で
・満潮時には潮が温泉に飛び込んでくるというワイルドさ
・しかも館内にもうひとつ洞窟風呂があるという…!

あぁっ、伝わらないですがっ、、
とにかく、

スケールでかすぎ和歌山!!!

このホテル、洞窟風呂だけではなく、館内に他の温泉もありましたり、ものすごく長いエスカレーターで行く客室もあるらしく、なんかもう、レトロな趣のなかにとにかく和歌山のスケールの違いを感じられる場所でした。

そして九月に駆け込みの入場一時間待ちで観に行った
シャネル展。
衣服とは哲学を纏うアートでもあるのか!!!と大きな衝撃を受け、購入した図録を手元にそれはそれは熱のこもったブログを書いていたのですが、書けども書けども一向に下書き保存ができず。心折れてしまいそこからしばらくブログさんと距離を置いていたのでした。
(書いてなかったことの言い訳…)


そんなこんなで、年末駆け込み補完ブログにお付き合い下さりありがとうございました。日本各地寒い年の瀬ですが、皆様どうぞ暖かくされて新年を迎える準備をばなさってくださいましね。