カナダで食べる

カナダで食べる

さまざまな食材が揃っている移民の国カナダ。
食べる事の好きな人にとっては天国。
作った料理からいただいた料理、お店の料理など、いろいろな食べ物を紹介していきます。

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最近、味噌を買ってくる事がなくなりました。

タイトルにあるとおり、自分で作っているから。



先日、一年半という長期に熟成(ほったからかし?!)させていた味噌を開けました。


普通に作る味噌はだいたい半年経つと食べられるので、今まではそんなに長く放置した事はありませんでした。

それだけに、カビが生えまくっていてとても食べられたものではないのではないだろうかとか気にはなっていて、今回開ける時はカビだらけだったらそのまま捨てる覚悟で、しかもその準備までしてから開けました。(笑)



そしたら、予想外にかなり良い感じで熟成されていて歓喜!!


基本的にラップで密封してありますが、容器に接している周囲のところは、どうしてもわずかに空気に触れるので、通常はここにカビがはえます。

仕込んで最初の数ヶ月くらいは、たまにこれを確認してカビが生えていればとって塩を少し振っておくという事をしますが、それ以降は基本的に放置。

だいたい半年経って開けるときには、この周囲の部分に結構カビが生えているのでとってから、保存容器に移し替えます。




↑ 数年前に作った普通の味噌(発酵期間 6ヶ月程度)


この長熟味噌、予想通りかなり色が濃いです。

赤黒くなっていて、赤味噌とよばれる所以が実感できました。


また、しばらく前にこの長熟味噌とは逆の早熟味噌、いわゆる白味噌も作ってその残りがまだあったので、一緒に記念撮影(笑)





白味噌は、そもそも米麹の量が圧倒的に多く、塩分も普通の味噌の半分以下で、熟成期間も 2週間程度と短いけれど、自分が作る普通の味噌と、今回の長熟味噌は使った食材や分量比などは、全く同じ。

ただ単に熟成期間が長いというだけ。

でも写真のとおり、色に明らかに違いがでます。


ちなみに、右端に映っている黒い液体は、長熟味噌を明けた時にでていた上澄み。
これが、本来のたまり醤油というらしいですね。

量は少ないけれど何に使うか思案中。




早速、味見を兼ねて味噌の王道、味噌汁を作ってみました。

しっかりと赤だし味噌の味になっている。

自分でもこれだけのものが作れた事が単純にうれしい。


ただ、ウチは夏にどうしても高温になるので、味噌の風味がだいぶ飛んでしまって去年作った普通の味噌などは蒸れたような匂いもあったので、これを何とかしていきたい。




今年ももう11月。

という事は、あと数ヶ月もすると、また味噌を仕込む時期になるので、今回は保存場所を考えてさらに美味しい味噌を作ってみたいところ。

以前は、米麹を買っていたけれど、最近友人から麹ダネを売っているところがあると聞いたので、米麹を作るところから挑戦してみるのもありかもと思っています。(笑)


発酵モノってカラダに良いといわれますが、自分としては純粋に楽しい。

やっぱり自家製の味噌は良いです。


バンクーバーの、日本人の友人宅でのお茶会に招待されました。

友人は、お茶の先生。

その先生の自宅の庭にある茶室、白峰庵にてお点前をいただきました。

お手前の最中は、写真は控えてくださいとの事でしたので、写真は前と後だけです。(笑)




練りきりや砂糖菓子は、先生が全て最初から作った完全手作りです。

この日は、春のお茶会という事で、桜をかたどった練りきり。

中には桜の花の塩漬けと白あん。


こしあんは、自分も作った事がありますが、とても手間がかかります。

先生であるこの友人いわく、こういったおもてなしに関わる準備など見えない作業や細かい作業をどれだけ心をこめて丁寧にできるかというのも修行のうちですと以前おっしゃっていたのを覚えています。

囲炉裏の炭も、お香を混ぜてあるのでほんのりと良い香りがしてきます。

子供の頃にお寺で火鉢にあたって暖をとっていた時を思い出す香りで懐かしくなりました。

実は、炭自体もひとつづつ洗って磨いてあるそうです。

そうする事で、火の粉が立たないようになっています。



お茶会は、一度に八人までで、この日は時間を置いて5回開催されました。

先生や、お手伝いをしてくださった方々にはかなり忙しい一日だったと思います。





茶室一望。

垣根の向こうの窓の下にあるのが、にじり口。

茶室独特の入り口です。




茶室に入る前には、手を清めるためのつくばいもあります。


友人は、この茶室で日々茶道の研鑚に励みながら、茶道教室やこのようなイベントなども開催してその普及にも努めています。

今回は、お茶とは普段あまり関わりのない友人や知人向けに、形式や作法に捕らわれずにカジュアルにお茶を楽しんでもらうと言う趣旨で定期的に開催されているお茶会でした。

同室のそれぞれに出されたお手前の茶碗も、日本のものだけでなく、メキシコに旅行の際に買ってきたものや、東南アジア製のものなど、バリエーション豊か。

実は、千利休もそうやって枠に捕らわれないで常に新しい試みを奨励していたとか。

確か、そのようなお話をされていたと思います。





茶道具も、全て日本から取り寄せたり自身が日本に行った時に見つけてきたりなどしたものです。


バンクーバーで、これだけ本格的なお茶会にご招待いただけるご縁に感謝。

というか、日本に居た時ですら、これだけ本格的な庵でのお茶会に行った事はありません。(笑)


むしろ日本だけではないけれど、各国の文化がそれぞれ独自に充実しているバンクーバーだからこそ、こういった日本の伝統的なモノや事により身近に接する機会があるのかもしれません。


アジアのほかの地域や、北欧、東欧、中近東など、特にこれから夏にかけての時期は、イベントが増えてくるので、そういった各民族のイベントに参加するのもバンクーバーの楽しみ方のひとつ。

それぞれの国や文化の理解をより深める良い機会です。

バンクーバーが好きな理由のひとつ。




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アライグマが、中庭でえらい事をしてくれました!!


バンクーバーでは、市街地に野良犬は見かけませんが(さまよっている犬がいるとすぐに保護される)、野生のアライグマやスカンクがいます。

その野生のアライグマが今回の犯人。


建物の中庭になるところに芝生が貼ってあるのだけど、それを引っ剥がしながら、下にいるであろう虫か何かを獲っていたのです。





西洋芝と呼ばれるこちらの芝生は、根が浅く、日本の芝生のように根が広がって地面にがっつり食い込まないので割と簡単に剥がせます。

このアライグマも、まるでカーペットを巻き取るように、両前脚で手前に手繰り寄せるように器用にくるくると巻き取りながら、その下にいる餌をあさっていました。


これを芝生のあちこちでやったものだから、庭のあちこちに丸まった芝生と黒くむき出しになった地面が露わに。


これが先週の話。


今日、ガーデナーが来てこの修正をしていました。

今までこのような事がなかっただけに、改めて対策を考える必要に迫られていますね。


一度味をしめたから、多分またやってくるでしょう。



美味しいモノを食べるのは良いけれど、これは困ったものです。(笑)


昨日の夕焼けは実に見事でした。





週末から、突然春になり日中の気温が10℃を超えてとても暖かい日が続いています。

バンクーバーから小一時間ほど内陸にいったところにあるアボツフォードというところでは、日中の気温が25℃まで上がったそう。

それ、春を通り越してます。(笑)

今日は、バンクーバーも20℃まで上がる見込み。


先週の今頃は、まだ日中でも5~7℃くらいで夜は氷点下になる日もあったのに突然やってきた春。

おかげで週末は、このあたり全般の山に雪崩警報がでています。

山へ行く人は気をつけないといけません。




先日、買い物に行った時に久しぶりにお菓子を買いました。

何ヶ月ぶりかくらい。


買い物自体もそんなにしょっちゅう行かないけれど、お菓子などまず買う事がないので自分としてはとても珍しい。

ただ単に小銭が必要だったので適当な金額のものを買っただけですけど。(爆)



買ったのは、ご存知プリッツと台湾のメーカー、イーメイ(Imei)のクランチョコ。





食べてから思い出して写真撮ってる。(笑)


お菓子自体もあまり買わないけれど、甘いものはあまり食べないのでチョコ系買うのなんて少なくとも今年は初めてです。


実は、このクランチョコ、台湾人の友人のおすすめで買ってみたら確かに勧めるだけの事はあって美味しかったので覚えていて、それをちょうど見つけたので買ってみた次第。

今は売っていないかつての日本の人気商品、森永のチョコフレーク(日清シスコのチョコフレークは今でも販売中)を丸いクッキーの形状に固めた感じ。

サクサクでカムと崩れてくるくらいのふわふわ感といい、甘さ控えめのココアの風味がとても良い感じ。

食べると崩れていくのが難ですが、それを差し引いても食べたいくらい。


個包装になっているので、中身を袋から出すよりも袋を大きく開いたまま中にあるそれにかじりつくほうが、崩れた部分が袋の中に残っていくので食べやすい。


もともと甘いものはあまり好きではないので、このくらい甘さ控えめでさっぱりしたものをたまに食べるくらいが自分にとってはちょうど良いです。


バンクーバー市内に住む、日本人の友人が自宅で開催したアーユルヴェーダのクッキングワークショップに参加してきました。




自分以外は全員女性。(汗)

人が集まって料理をするのは楽しいですね。

講師の友人の指導の下、いろいろなお話を聞きながら、世間話もしながらゆったりとリラックスしながら楽しく過ごせました。

カラダにやさしい食べ物を作って、美味しくいただくこともそうですが、そうやって心地よく過ごせる時間を持つこと自体もカラダにとっては良い事です。


食材は、あらかじめ下準備をしてあり、すぐに調理にとりかかれるように段取りがとられていたので、お話を聞きながらでもスムースに料理作りができました。

友人宅は、バンクーバーでもインド系の移民が比較的たくさん住んでいるエリアなので、近くの商店街ではインド系の食材から着る物、食器まで何でも簡単に入手できます。




野菜類は既にカット済み!




スパイズも必要なものはすべて用意されていて・・・




5品ほどを生徒で交代しながらひとつずつ調理。




そして美味しい食事タイム。

食器類もしっかりインド仕様!


スープ 2品(ダルスープと人参としょうがのクリームスープ)、クミンを入れたバセマティライス、ひじきを追加して和風にアレンジした野菜のスパイス蒸し炒めに、トマトと玉ねぎのアチャールという野菜炒め。

さらにビーツを使ったインドのスイーツ。

スイーツがしっかり入っているところは女性ならでは。(笑)


アーユルヴェーダという言葉は知っていたし、おぼろげながらにどんなものかもなんとなく知ってはいたものの、こうやってしっかり学ぶ機会がなかったのでとても興味がありました。


まず、ワークショップが始まる前に自分の体質や状態や、今の生活や思考などについてのアンケートをチェックシートをもとに個々に診断。

人の体は、普段食べるもので成り立っているわけですから、健康を考える時に食べ物をメインに考えるのは理にかなっています。

さらに、人によって体質は違うので、同じ健康法が万人に当てはまるわけではないと言うことを考えると、まずは自分の今の状態を知ると言うのは重要。

で、これを元にいろいろと作戦を立てていく。

それぞれ各個人の現在のカラダにあった食べ物なり料理なり、食べ方なりを探っていく感じ。



いずれにしても全てに当てはまるのは、命のエネルギーの高い食べ物をとるという事。

しなびた野菜や日が経ったものではなくて新鮮なもの、なるべく加工していないもの。

加工品は、命のエネルギーが無いに等しい。

加工が多ければ多いほどエネルギーはなくなっていく。


オーガニックでも日が経ってしなびたものよりも、オーガニックでなくても新鮮なもののほうがエネルギーレベルは高いとの事。


命のエネルギーの高いものをなるべくたくさん摂るというアーユルヴェーダの教えは、まさに最近自分が考えて意識している事とぴったり一致するのでとても共感できたし、自分の考えが間違っていなかったと言う確認にもなりました。


もちろん、毎日必ず健康的なものばかり食べているわけでもなく、またそのようなものを食べられない時も日々あります。

たまにはジャンクフードを食べる事もあります。

それでも、なるべく自炊でエネルギーの高いものを食べる機会を増やすようにしていくという事。


動物保護の観点から、ヴィーガンやベジタリアンになる人も多いのですが、いつも自分が思っていたのは命は動物だけではなくて動かない植物にもあるという事。

苦しまない、またそのような感情はないから植物などは食べてもOKという考え方には昔から違和感を感じていて、それが普段ほとんどヴィーガンのような生活をしていてもヴィーガンにはならない理由です。

食べる対象が何であるにせよ、モノの命をいただく事で自分の命を繋いでいるという考え方です。

それを理解していれば、自然と食べ物に感謝の気持ちも湧くし、ましてや好き嫌いなどしないのでは。


加工してビタミンやミネラルを追加してあったり、サプリなどを摂って、栄養素レベルでは足りていても健康にはならないのはそこに命がないから。


今回のアーユルヴェーダのワークショップは自分にとっても全てにおいて納得できるものでした。

このあとに続く、料理をイチから自分たちで作る応用編もあるので、これもいずれ参加したいと思います。

今回講師をしてくれた友人は4月後半から2ヶ月ほど、ハワイでアーユルヴェーダのトレーニングを受けるそうです。

そこでパワーアップしてきた彼女に応用編をお願いしようと思います。