最近、味噌を買ってくる事がなくなりました。
タイトルにあるとおり、自分で作っているから。
先日、一年半という長期に熟成(ほったからかし?!)させていた味噌を開けました。
普通に作る味噌はだいたい半年経つと食べられるので、今まではそんなに長く放置した事はありませんでした。
それだけに、カビが生えまくっていてとても食べられたものではないのではないだろうかとか気にはなっていて、今回開ける時はカビだらけだったらそのまま捨てる覚悟で、しかもその準備までしてから開けました。(笑)
そしたら、予想外にかなり良い感じで熟成されていて歓喜!!
基本的にラップで密封してありますが、容器に接している周囲のところは、どうしてもわずかに空気に触れるので、通常はここにカビがはえます。
仕込んで最初の数ヶ月くらいは、たまにこれを確認してカビが生えていればとって塩を少し振っておくという事をしますが、それ以降は基本的に放置。
だいたい半年経って開けるときには、この周囲の部分に結構カビが生えているのでとってから、保存容器に移し替えます。
↑ 数年前に作った普通の味噌(発酵期間 6ヶ月程度)
この長熟味噌、予想通りかなり色が濃いです。
赤黒くなっていて、赤味噌とよばれる所以が実感できました。
また、しばらく前にこの長熟味噌とは逆の早熟味噌、いわゆる白味噌も作ってその残りがまだあったので、一緒に記念撮影(笑)
白味噌は、そもそも米麹の量が圧倒的に多く、塩分も普通の味噌の半分以下で、熟成期間も 2週間程度と短いけれど、自分が作る普通の味噌と、今回の長熟味噌は使った食材や分量比などは、全く同じ。
ただ単に熟成期間が長いというだけ。
でも写真のとおり、色に明らかに違いがでます。
ちなみに、右端に映っている黒い液体は、長熟味噌を明けた時にでていた上澄み。
これが、本来のたまり醤油というらしいですね。
量は少ないけれど何に使うか思案中。
早速、味見を兼ねて味噌の王道、味噌汁を作ってみました。
しっかりと赤だし味噌の味になっている。
自分でもこれだけのものが作れた事が単純にうれしい。
ただ、ウチは夏にどうしても高温になるので、味噌の風味がだいぶ飛んでしまって去年作った普通の味噌などは蒸れたような匂いもあったので、これを何とかしていきたい。
今年ももう11月。
という事は、あと数ヶ月もすると、また味噌を仕込む時期になるので、今回は保存場所を考えてさらに美味しい味噌を作ってみたいところ。
以前は、米麹を買っていたけれど、最近友人から麹ダネを売っているところがあると聞いたので、米麹を作るところから挑戦してみるのもありかもと思っています。(笑)
発酵モノってカラダに良いといわれますが、自分としては純粋に楽しい。
やっぱり自家製の味噌は良いです。