男子の「アレ」見っけ…すり鉢状の参道を下って詣でる西台天祖神社、名主が隠居した粕谷家住宅 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

男子の「アレ」見っけ…すり鉢状の参道を下って詣でる西台天祖神社、名主が隠居した粕谷家住宅

 

今回の記事は東京都板橋区の大東文化大学近くで、普段はあまり人の気配が無くてもしっかりと立派な威厳を感じ、宮司も常駐する神社でお参りしたい人・・・

 

さらに、その周辺にある古民家まで、ちょっとした歴史散歩してみたい人には参考になるかも?

 

今回は天照大神(大孁貴命、大日孁貴命)を主祭神として祀る、西台天祖神社に来ています♪

※東京都板橋区西台2-6-29

 

都営地下鉄三田線「西台」駅から南へ直線距離約1km、神明坂の途中に鳥居がありました。

 

すり鉢状の参道

こちらの神社は標高21~22mの地点にある神明坂途中の鳥居を潜り、石階段を約2mほど下った窪地の中に真っ直ぐと拝殿まで35mの整備された石畳参道が伸びています。

 

拝殿正面の方向を向いて左手には手水舎があり、木の蓋を開けると清らかな水が使えますよ。

 

西台天祖神社の創建年代等は不詳ながら、元々は神明社と称し円墳の上に営まれた神祠であったとの事。

 

明治6年に現在の天祖神社と改称し、翌明治7年に村社に列格しています。

 

男子の「アレ」を祀る

本殿向かって左手奥には複数の境内社が鎮座しています。

 

そのうち、最も目立つのが再び2mほど小高い丘の上に上った場所にある稲荷神社さま。

 

その先には、富士浅間神社さまもお祀りされていました。

 

すべてはご紹介できないけど、文化5(1808)年建立の石鳥居の先には八雲神社さまが鎮座。

 

さらに見所は、鳥居の正面左脇にある「おしわぶきさま」の存在です。

 

見た目そのまんま、要するに「男根」で明治初期に境内へ遷座したモノなんだとか・・・

 

昔は田畑の辻や村の境、橋のたもとなどに「道祖神」として往来安全や疫病・悪神退散、五穀豊穣を祈願するために設置されていました。

 

ご神体が石で作られている事から、「石神(せき神、しゃく神)」などとも呼ばれたそうです。

 

参道の左手、石階段上には社務所があり、手前には百度石が鎮座。

 

境内全体的に、ムクノキ(椋木)の高木が目立ちます。

 

神事に参加

後ろを振り返って神社入口(神明坂)の方を見ると、こちらにも境内社が配置されており、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)を祀る御嶽神社(おんたけじんじゃ)さまがありました。

 

地域住民以外にはほとんど「無名」に近い神社ですが、有名な大神社に負けない充実の境内だと思いませんか?

 

もちろん、外出(出張祈祷等)で不在の時もありますが、通常は宮司常駐の神社みたいですよ!

 

2024年2月3日に行われた節分祭における豆撒きの様子を撮影しました♪

 

動画撮影していたので、今年の節分祭でゲットできたのは福豆の小袋1つと、飴玉1つだけ(笑)

 

家に帰ってから、福豆は酒のツマミにしてその日のうちに食べてしまいました♪

 

名主の隠居宅

西台天祖神社さまにお詣りの後は、西北へ約900先にある東京都指定有形文化財の「旧粕谷家住宅」を見学させていただきます。

※東京都板橋区徳丸7-11-1(入館料は無料)

 

江戸時代、今の板橋区徳丸地域は徳丸本村と徳丸脇村、徳丸四ッ葉村に分かれていました。

 

この古民家は、享保8(1723)に徳丸脇村の名主であった粕谷家の当主・浅右衛門が、隠居に際して建てたモノなのだそうですよ。

□外部リンク参照

 

この住宅は、関東地方における古い民家に認められる特徴を多く有しています。

 

江戸中期まで遡ることができる、関東地方では最古級に属する古民家のひとつ。

 

現在、この住宅の敷地面積は1,292.28㎡で、その上に135.71㎡の建物が建っているカタチ・・・

 

敷地は土地区画整理事業などにより旧来の範囲とは異なるものの、なお屋敷庭として整備されており、家屋と一体で落ち着いた佇まいを示しています。

 

入室OK!

建物の構造は寄棟造で、木造茅葺の平屋建(桁行16.253m、梁間8.181m、最高棟高8.8m)。

 

茅葺屋根は、小屋梁を軒先に長く伸ばして軒天場を設け、梁の先端には寺院建築のような繰型彫刻の装飾が施されているのが特徴。

 

また、わずかながら軒反りを持ち、一般の農家には見られないスタイルになっています。

 

建物内への入り口となる土間(台所)から続く3間四方の広い板間の先には、襖と上部の欄間で間仕切りされた座敷と次の間がありました。

 

板間には建物全体の模型もあるので、行ったらよく見ておいてくださいね♪

 

江戸時代の絵図で見ると、この粕谷家は徳丸3村の中心部に位置していたことが分かります。

 

かつては台地上に畑が広がる地域だったようですね。

 

ふ~ん、、、南東隅が家を建てる際の基点なんだ!

 

もともと江戸時代には単純な田の字状の間取りだったものに、昭和の頃になって土間(台所)に玄関を設け、外構部に縁側や風呂、便所、物置などを増設している訳ですね。

 

現在展示公開されているのは、昭和になってからいろんなものが建物周りに付け加わる以前のを再現しています。

 

庭には、屋敷神がお祀りされていました。

 

この屋敷神は天保2(1831)年の改修時に加わったものなのだそうです。

 

至福のクリームパン

再び西台天祖神社近くに戻り、大東文化大学の首都高の高架を挟んで反対側に2023年12月25日開店したばかりのパン屋さん「fonte bakery」さんへ寄ってみました。

※東京都板橋区西台2-42-1

 

至福のクリームパン」という名前に惹かれて、1個だけ買い食いして行きましょ♪

 

外壁の看板には「2F CAFE」と出ているので、いずれ今後はイートイン席を設けたベーカリーカフェを目指す予定なのでしょうけど・・・

 

2024年2月上旬に行った時には、未だ2階は準備中で1階外のテラス席のみ飲食可能な状態。

 

焦げ目が香ばしく小麦の甘さを仄かに感じるパンの中には、甘さ控えめ卵風味のこだわりカスタードクリームが入っていました!

 

いかがでしたでしょうか?

今回は東京都板橋区の大東文化大学近くで、普段は人の気配がそれほど無く静寂な境内ながらも、しっかりと立派な威厳を感じ、宮司も常駐する神社でお参りしたい人・・・

 

さらに、その周辺にある古民家も巡って、ちょっとした歴史散歩を楽しみたいような人を念頭に記事を書いてみました。

 

高島平団地にも近い場所に位置するので、皆さんも是非とも今回ご紹介した西台天祖神社旧粕谷家住宅、そして焼きたてパンの新店「fonte bakery」さんへ行ってみてくださいね♪