絶景の展望風呂!浴びる前に「出会い橋」を渡り松島湾を眺めながら島内一周して、ひと汗かこう♪ | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

絶景の展望風呂!浴びる前に「出会い橋」を渡り松島湾を眺めながら島内一周して、ひと汗かこう♪

 

今回の記事は、風光明媚な海を眼下に見下ろす絶景の露天風呂に日帰り入浴できる温泉を探している人には参考になるかもしれませんよ。

 

先ずは、日本三景・松島に浮かぶ福浦島を結ぶ252mの朱塗りの橋を渡って島内を散策です♪

※通行料金は大人200円(徒歩のみ)

 

本土側にあるCAFEが料金所を兼ねていて、店内入ってすぐ左手に設置されている牛丼チェーンの食券自販機みたいな券売機で通行券を購入し、係員に半券を渡す仕組み。

 

この鮮やかな朱色の橋は「福浦橋」で、素敵な縁に恵まれる「出会い橋」と言われています。

※昭和42年完成(以前は「縁切り橋」と呼ばれていたそうですが、観光対策でイメージ転換)

 

福浦島

橋を渡った先は、県立自然公園に指定された「福浦島」で、日本三景・松島を構成する松島群島における大小約260ある島々の1つ。

 

国道45号線沿いに土産物店や旅館、寺社等が建ち並ぶ松島海岸の中心地とは、この歩行者専用橋(福浦橋)で結ばれています。

 

松島湾の奥に位置するこの島のスケールは直径330m、面積は6ヘクタールほど。

 

島内にはアカマツやスギ、モミなど300種を超える植物が自生し、四季折々の草花と風光明媚な松島湾を眺めながら散策を楽しめる松島の人気観光スポットの1つとして知られています。

 

今回は、標準散策時間の2倍以上である約2時間かけて、じっくり島内一周と茶店でゆっくり休憩しながらお散歩してみました♪

 

コースのいちばん外周「寄り道ルート」を選択して歩き写真を撮っていますので、皆さんも是非とも本記事を参考に松島観光していただければ幸いです。

 

かやの崎

先ずは、島の北端にある岬へやってきました。

 

ここは完全に「一筆書きの1周ルート」からは外れているので、滅多に人が入ってきません(笑)

 

岬の突端は少し標高が下がった場所にありますが、それでも7~8mの崖上にあり、眼下に見下ろす福浦橋のある風景は、まさに絶景!

 

右手の方向に、島内1周後に日帰り入浴予定の温泉宿が崖上に建っているのを確認です。

※本記事内で後述します

 

弁天堂

一度、島内で唯一営業している茶店がある休憩所を通り越し、弁天堂と呼ばれている場所へ。

 

この福浦弁財天を祀る弁天堂は、江戸時代に伊達政宗が高城塩田を経営するためにその地にあった若草神社と弁財天を合祀したのがはじまりと伝えられています。

 

塩田の守り神「磯崎弁天」として信仰を集めますが、昭和10年代に周辺の観光地化が進んだ事に伴い瑞巌寺の126代住職である盤龍により福浦島に遷座されたのと事。

 

ちなみに、高城塩田は現在の「大江戸温泉物語 ホテル壮観」の場所に存在したそうです。

 

弁天堂の隣に並んで建っている石碑は「毒龍庵記碑」。

 

1637年頃に瑞巌寺100世洞水禅師が開いた毒龍庵という修行寺が、この福浦島内に存在したという史実を、1734年に瑞巌寺105世天嶺禅師が記したものと伝えられています。

□外部リンク参照

 

目の前の海に浮かぶ引通島(ひきどうしじま)は、通常は独立した2島に見えますが・・・

 

干潮の際には、実は海面下の部分で繋がっている1つの島だという事が確認できるとの事。

 

寄り道コース

島の東南に位置する四阿までは、街歩き用のスニーカーでも大丈夫な歩きやすく整備された真っ直ぐに向かう道があるのですが・・・

 

あえて山道(獣道)っぽい雰囲気の「寄り道コース」を選択し、松島湾の景色を堪能しましょ♪

 

ウッドデッキが整備された見晴台では、日本人・外人観光客の区別なく来られた皆さんスマホで撮影しまくり状態(笑)

 

風も無く穏やかな快晴の日は、ここが日本国内でもトップクラスの景勝観光地である事を、本気で実感できますよ。

 

SDGsな舗装

福浦島内における遊歩道総延長のうち約3割の区間は、宮城県産の間伐材を原料とした人と地球環境に優しい木質系舗装になっています。

 

木材チップを粉砕したウッドファイバーと、湿気硬化型ウレタン樹脂を混ぜて舗装材としているのだそうです。

 

メリットとしては、歩行時のクッション性や景観性の問題解決だけでなく・・・

 

舗装表面の風合いは経年とともに落ち着いた感じになり、また高い透水能力があるとの事で、まさにSDGsな遊歩道における舗装手法であると言えるのではないでしょうか?

 

天神崎

島の東側にある天神崎へやってきました♪

 

ちょうど、島を反時計回りにぐるっと外周を3/4歩いて来た感じになります。

 

「完歩」までは、あと一息です!

 

この後、日帰り入浴を予定している展望露天風呂がある温泉宿を、対岸に確認(後述)。

 

多目的広場

島の中にある僅かな低地(平野部というか、扇状地っぽい感じの場所)。

 

波打ち際まで近づけるのと、100人規模の「遠足(ピクニック)」参加者がレジャーシートの上で弁当を広げて寛げることができると思われるキャパの芝生広場があります。

 

花壇もあるのですが、取材時は晩秋~初冬で残念ながら何も咲いていない状態・・・

 

四阿に名付けられた「四季彩堂」という愛称は、地元・松島町在住者によるものだそうです。

 

休憩所・茶店

福浦島内で唯一営業している茶店「福浦島茶屋」まで戻ってきました♪

 

島内一周「完歩」で、ひと汗かいて小腹が減ったら潮風に浸りながら一服しましょう!

 

今回オーダーしたのは「牛たんつくね(税込400円)」+「甘酒(同350円)」。

 

1分後には、人肌程度に温められた甘酒が先着・・・

 

微かに見える松島湾に浮かぶ風光明媚な島々の息吹を感じながら、甘酒を啜ってのんびりマッタリ♪

 

その後、5~6分ほどで香ばしくこんがりと表面が焼かれた「牛たんつくね棒」が出てきました!

 

黒コショウで頂くのがデフォのようですが、缶ビールと合わせたほうが良かったかも(笑)

 

ミンチにされてしまっているので、牛タン本来の歯応えは無いけど・・・

 

さすが、焼き団子をメインに提供しているお店ですね。

 

表面カリッと&中はモチっとして焦げ目のアクセントが香ばしく、軽く塩味を利かして美味しく焼き上げられた「つくね棒」でしたよ♪

 

絶景の宿

さて、島内ぐるっと一周してひと汗かき、軽くお腹も膨れたところで福浦島の対岸、本土側に戻った崖上に建つ「松島温泉 ホテル 絶景の館」で、日帰り入浴(お風呂だけ)させていただきます。

※宮城県宮城郡松島町松島東浜4-6

 

海抜13mの高台に建つホテルの内陸側、海を背にぐるっと回り込んだ場所の正面玄関から入りフロントで入湯料金800円を支払い、館内奥にある階段で1つ下の大浴場(展望風呂)へ移動。

※浴槽写真は□施設公式HPより引用

 

これはもう、まさに看板に偽りなしの「絶景の展望風呂」ですね!

 

先ほどぐるっとお散歩した青空に映える朱塗りの福浦橋と、白い小波が立つ透明な青い海の中に浮かぶ緑の福浦島の風景を、上から目線で天然温泉に浸かりながら独り占め♪

 

源泉は、近隣にある「ホテル海風土(うぶど)」等と共同の、かつて松島水族館を運営していた会社が掘り当てた松島温泉1号泉を使用しています。

 

アルカリ性の泉質なので、ヌルっとしていて、身体に優しく染み込むような温泉でしたよ。

 

シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・洗顔フォーム・綿棒・ハブラシ・カミソリ・ヘヤブラシ・レディースセット・ドライヤーといったアメニティは現地に備え付けがあるので・・・

 

タオルだけ持参すれば平日は15時から、土日祝は13時から大人800円で入浴できます♪

 

但し、展望露天風呂およびガラス越しに松島湾の風景を眺める内湯ともに5人も入れば「満員」になるくらいのキャパしかない浴槽なので、土日祝の午後は少し混み合います。

※取材当日は午後1時半で先客1人、30分後に7~8人どっと押し寄せてきた感じ

 

ほぼ無色透明(現地表記は「やや黄色」)無味のアルカリ性単純温泉、または低張性アルカリ性高温泉と呼ばれる泉質で、近隣にあるスーパー銭湯形式の「芭蕉の宿」などと類似。

 

宿泊無し「風呂だけ」利用者の退館期限は夜8時ですが・・・

 

残念ながら湯上り後に館内にて休憩する場所が無いので、途中から半身浴状態になるなどして風呂場でボーっと長湯しながらマッタリとくつろぐことをお勧めします。

 

いちおう、フロント前には売店があり、飲料やお土産品が購入可能。

 

詰めれば4~5人くらい座れる長椅子も用意されていましたが、本来この場所は1泊で1万円以上支払った宿泊者が優先利用すべき場所と考え、今回はご遠慮させていただきましたよ(笑)

 

海岸線からあるいて上がってくる場合、間違って手前のホテル「小松館 好風亭」さんに入らないように注意です。

 

非常に紛らわしい看板が手前に出ていますので・・・

 

いかがでしたでしょうか?

今回の記事は、風光明媚な海を眼下に見下ろす絶景の露天風呂に日帰り入浴できる温泉を探している人を念頭に記事を書いてみました。

 

記事後半でご紹介した「松島温泉 ホテル 絶景の館」さんは、午後3時ごろに話好きな地元の人も入浴に来るので、受け入れる心のキャパを持っている人は受け入れてあげてくださいね♪

 

松島の温泉旅館で日帰り入浴できるところと言えば、昔からあるのが「芭蕉の湯」の奥にある海岸から離れた丘陵部にある「湯の原温泉 霊泉亭」さんですかね。

 

泉質について再度触れると、関東近郊では山梨の石和温泉に似ているかも・・・

 

福浦島の散策可能時間は朝8:30~16:30(3~10月は17:00)までですが・・・

 

夕方18:00(9~3月は17:00)から22:00まで毎日、満月とその前後3日間を除いて福浦橋がライトアップでされるので、皆さんも是非とも展望の露天風呂から眺めてみてくださいね♪