天空の稲荷神社…詣でた後は狐色♪軽~い食感、シギの恩返し米で焼いた揚げ煎餅@日本橋高島屋
快晴の日曜日、東京都心の日本橋をお散歩♪
人混みを避けてビルの上で、爽やかな外界の風にあたりながらマッタリしたいという人は、やはりデパートの屋上庭園を目指すしかありませんよね!
東京駅からは道なりに約600mの距離がありますが、メトロリンクという日本橋界隈を循環する無料の路線バスも走っているみたいですよ。
※運行時間10:00~20:00(10分間隔、日の丸自動車興業による運行)
では、今回は日本橋高島屋(本館)の屋上庭園を目指してお散歩してみましょう♪
単に値段の高い希少品・高級品ばかりを客に売りつけるだけではなく、都市文化を育成していく先駆者としての役割も担っているのが、日本における昔ながらのデパート(百貨店)事業。
写真は、2023年4月中旬に日本橋高島屋(本館)で開催されていた「山村御流いけばな展」の事例です。
高島屋と言えば、カルダンローズちゃん♪
ローズちゃん自体は1959年誕生なのですが・・・
※当時は「ハッピーちゃん」という名前だった?
この日本橋店のエスカレーターを見守るのは、1966年に高島屋がピエールカルダンと独占契約を結んだ時の記念ローズちゃんなのだそうです。
※ピエール・カルダン=フランスのファッションデザイナー(および、そのブランド)
本館屋上へ
8階までエスカレーターで上がったら、左手にある階段を使って屋上まで上り詰めていくと・・・
テーブル付のベンチが複数配置された、開放感ある屋上庭園が広がっていました。
新館の7階に繋がる連絡通路の脇にある1段低い場所には、小さな神社が鎮座していました。
笠森稲荷
1954(昭和29)年、日本橋高島屋は建築家村野藤吾氏の設計により増築を実施しましたが、その際に増築予定地にあった「笠森稲荷」を、屋上に移設したといわれています。
この笠森稲荷は、元々は摂津国島上郡(現在の大阪府高槻市)にある笠森稲荷神社の分社として日本橋地域で愛されていました。
2019(平成31)年3月の改装時には祠全体を新築しましたが、釘隠しや扉の金物などの一部は屋上移設当時のものをそのまま再利用しているのだそうです。
常に清らかに流水(循環?)されている、立派な手水まで設置されているではありませんか!
笠森稲荷の銘板は、当時の高島屋社長を務めた飯田新一氏の書なんだとか・・・
デパ地下へ
日本橋高島屋(新館)地下1階の食品ゾーンには、SAZABYやAfternoon teaなどのブランドを展開しているサザビーリーグが立ち上げた「アコメヤ(AKOMEYA TOKYO)」が出店。
根本的には「日本食の中心はお米」という立場で、和の食品から食雑貨まで食にまつわるコンテンツを幅広く提案してはいますが・・・
その店名には、 “ a komeya(米屋)” の意味と、“~がない” “非~” といった否定を意味する英語の語根「a」をつけた “ a-komeya(米屋でない)” という二重の意味が込められていとの事。
これは、言い換えれば「一軒の米屋にして米屋にあらず」という店側からの強いメッセージで、米飯の食事から派生した様々な商品を展開するという意思表示が読み取れますね。
狐色した揚げ煎餅
今回購入したのは、稲荷神社の参拝後に因んだ「きつね色に焼かれた揚げ煎餅」です。
生物多様性に配慮した米作りを目指したSDGs的取り組み「シギの恩返し米プロジェクト」で生産された、佐賀県産の特別栽培米「夢しずく」を原料として使用しているのだそうですよ♪
今回は、消費期限が近いという事で3割引きにて購入させていただきました。
1口齧ると、お米自体の風味が口の中に広がる歯触り軽~い揚げ煎餅♪
特製醤油の味が効いていて、まさに「後を引く旨さ」でした!
再び屋上庭園に戻って、天空外界の爽快感を味わいながら頂きましたよ♪
いかがでしたでしょうか?
今回は日本橋高島屋(本館)の屋上庭園に鎮座する、天空の神様である「笠森稲荷」さまを中心にご紹介いたしました。
参拝した後は、デパ地下食品コーナーで購入した、特別栽培された米で焼いた揚げ煎餅を食べることで、まさに「神饌」の払い下げ食物を頂いた感が満載に浸ることができましたよ♪
銀座の三越や、銀座松坂屋の跡地(GINZA SIX)の屋上庭園に鎮座する神社にも行ったし・・・
次はいよいよ、日本橋三越の屋上庭園に行ってみようかな?
皆さんも是非とも、都会の天空で清々しい風にあたって、開運を掴んでくださいね♪