4月9日はヨックモックの日…実は甘いモノだけではない!しっかりとした肉汁感が味わえるカフェもある | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

4月9日はヨックモックの日…実は甘いモノだけではない!しっかりとした肉汁感が味わえるカフェもある

 

東京で良く見るデパ地下スイーツ菓子の1つにヨックモックがありますが、その中でもシガールというラングドシャはとくに有名で、無難なお土産品として定着していますね。

 

元々「ラングドシャー(langue de chat:猫の舌)」とは フランスの伝統的な菓子で、 元は細長い猫の舌型の形を表した名前で、ヨックモックの創業者がそれを日本へ導入したそうです。

※国内では、これがラングドシャの元祖と言えそうです

 

その際に薄く焼き上げる生地が壊れやすく大変苦労して 試行錯誤した結果、生地を補強するため筒状に巻く発想が生まれ「シガール」が誕生したのが1969年との事。

 

そうか・・・名前の由来は、

キミの細長い舌だったんだね♪

にゃー

 

まぁ確かに言われてみれば・・・ヨックモック社を代表するシガールと並んで売れ筋のラングドシャである“ビエ”という商品を見ると、猫の舌に似ていると言えなくもありませんね♪

 

ちなみに、この丁寧に焼き上げたラングドシャー生地をふたつ折りにして、ミルクチョコレートで包んだクッキーですが、“折り畳んだ紙片” というのが商品コンセプト(名称由来)。

 

薄く壊れやすい生地を、シガールのように巻くのではなく折り畳んで2重にして補強し、さくっとした生地と、なめらかなミルクチョコレートの口溶け感を巧く両立した逸品に仕上げています。

 

 

甘くないも選べる

ヨックモックの直営カフェ

 

さて、本記事冒頭でも触れたとおり「ヨックモック」と言えば、東京ではユーハイムと並んでデパ地下スイーツ(甘いお菓子)の代表選手として一般的には知られていますが・・・

 

実は東京駅八重洲口の地下中央改札前(東京駅一番街)にある直営カフェでは、一般的なヨックモックのイメージとは真逆な肉汁滴る「お食事」が頂けるとの事。

 

真相を確かめるべく、電車に乗る前の「軽食」として今回はじめて利用させていただきました。

(いつも素通りしてしまって、ごめんなさい・・・)

 

先ずは係員に案内された席へ着き、カフェメニューをオーダーすると、「ご来店記念です」という声がけとともに、無料サービスのシガールが1本出てきます。

 

 

フードセット(税込990円)

 

着席から5分で、私が今回オーダーさせていただいたフードセット(ドリンク+ポテトサラダ付)のグリルチキンが入ったバゲットサンドが出てきました。

 

所詮はスイーツメインの店が出すホットサンドなんて・・・ってな感じで、最初は思っていましたけど、これが良い意味で「期待外れ」なレベルだったので、ちょっとだけビックリ!

 

しっかりと肉汁感が味わえて、甘辛ソースも癖になりそうな照り焼き風味の本格的なバケットサンド・・・添付のポテサラも「適度な酸味感」で大満足した♪

 

今回はブラックで頂いた珈琲は、恐らくメインメニューのスイーツ系に合わせてあるのか、酸味をダイレクトに強調したような「後味サッパリ」なブレンド具合。

 

 

気になった点

 

もう少し値段が安く、かつ早朝から営業していれば「朝食セット」として、毎日リピ買いするかもしれません(笑)。

※但し、モノ自体は大手カフェチェーンのサンドセットに比較して、「値段相応」分の高品質感があります

 

あと、1つ気になったのが(いちおう最初から、パンの中央部分を2つにカットして提供されるのですが)、やはりもう少し(できれば1口サイズに)小間切れにした方が絶対に食べやすいと思うので、フォークだけでなくナイフも一緒に付けて欲しいかなぁ・・・なんて思いました。

 

仕方がないので(フォークしか無いので)、今回私は1切れずつ、それぞれのパンの真ん中にフォークをぶっ刺して、豪快(?)に端から丸齧りしながら少しずつ食べ進めましたが・・・

 

まぁ、客層的に(駅の改札前、かつエキナカ商業施設の中心街)という立地柄、観光客からジモティー、そして家族連れからカップルだけでなく、俺みたいな「おひとり様」まで老若男女幅広い感じだったので、それほど「お行儀」的に神経質にならなくとも良さそうな感じではありましたね。


 

食後の腹ごなし

 

地方の人には距離感がいまいち掴めないとは思いますが、実は東京駅の八重洲口と、地下鉄の日本橋駅は「歩いて行ける」範囲に近接しています。

 

東京駅の八重洲口(東京駅一番街)まで来たら、約450m東にある日本橋の高島屋までお散歩してみるのも良いかもしれませんね。

 

よく見ると日本橋高島屋って、古いモノを巧く活かしながら「新しい価値観」を生み出した見応えある建築物だと思うのは、私だけでしょうか?

 

2018年に竣工した日本橋高島屋の新館(写真奥)は、百貨店として初めて国の重要文化財として指定された1933年建築の本館(写真手前側)のデザインをリスペクトし、装飾的な細部を省きながらも、軒の高さ、湾曲した隅部を揃え、ファサードの構成を踏襲しています。

 

 

やっぱり「三井」

 

店頭で配布されているフロアガイドのイラストで見たほうが、もしかしたら分かりやすいかも!

※本館(右側)の新築設計は高橋貞太郎、増改築部分は村野藤吾の両氏によるもの

 

本館と新館・・・2つの建物の間を抜けていた狭い車道は、上部に強化ガラスの屋根をかけて歩行者用道路になりました(なんということでしょう♪)。

 

新館には、まるで一見すると歴史的建造物の延長線みたいな下層部の上に、地上32階の高層建築が空に向かって突き出したように付け足されています

 

こういう新旧建築の良いところを、バランスよく受け継ぎ、かつ「商売(事業)」としても成立させるのが巧い再開発と言えば・・・やっぱり三井不動産が絡んでいるようですね。

※新館は「日本橋高島屋三井ビルディング」という名称になっています

 

 

いかがでしたか?

今回は、4月9日「ヨックモックの日」に因んで、先ずはわが国で初めて同社がラングドシャを導入した話から、東京駅にある直営カフェの「お食事」メニューと、近隣にある日本橋高島屋SCまで街並み散歩する際の見所を含めてご紹介させていただきました。

 

ヨックモックと言えば、バター風紀の効いた「甘いお菓子」が有名ですが、実は「甘辛いテリヤキソースに絡む肉汁」が印象的なバゲットサンドを出す直営カフェも運営していたのは、皆さんご存知でしたでしょうか?

 

ただ、やっぱり最後は代表商品である「シガール」で締めたいですよね・・・なお、日本橋高島屋の本館地下1階でも、(ヨックモックのカフェはありませんが)ラングドシャ類は購入可能です。

 

近所の一般的なスーパーで買える安価で手頃な類似品が、ブルボンをはじめとする大手菓子メーカーから発売されており、コレでも良いですが、やはりたまにはヨックモックのお店まで行って価格相応の「重厚な味わい」を購入して感じてみてはいかがでしょうか?