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参拝したらコレを飲もう!山茶が美味しい明治神宮…創建102年で増した神威
今からちょうど102年前の1920年(大正9年)11月1日に創建された明治神宮。
※東京都渋谷区代々木神園町1-1
もちろん、「明治」という名が示す通り、主祭神として祀られているのは明治天皇と皇后さまだということは、皆さんもご存知ですよね。
当方ブログでも過去記事で取り上げておりますが、ある本によると最近特に神威を増し伊勢神宮に迫る勢いとの事。
また、参道(原宿駅を背に)右側にある売店(フォレストテラス)で頂く「明治の山茶」というほうじ茶(番茶)が、冷やして飲むと美味しいという噂を聞き、今回再訪してみました。
神橋(しんきょう)
JR原宿駅側の南参道から入ると、まず最初に神気を感じるのが境内に入って1番目の鳥居から約180メートル進んだ場所にある神橋です。
大正9(1920)年の創建当時からあるのもので、鉄筋コンクリート造反橋、橋長10.3メートル、幅員14.5メートル、親柱及び高欄付の橋。
神橋の下を流れている細い流れは、明治神宮御苑の南池から流れ出たものですよ。
「代々木」の地名由来
さらに神橋から50~60mほど進んだ参道左側、ちょうど明治神宮ミュージアムの向かい側付近に「代々木」という地名の由来を示す看板がありました。
この場所に代々、樅(モミの)木の大木が育ったことから、「代々木」という地名になったのだそうですよ。
現在の名木「代々木」とされる樅木は、昭和20年の空襲で焼失後に植え継がれたものとの事。
さらに参道を110mほど進むと、大神社らしく全国各地の酒樽が奉納されている場所がありますが、日本酒だけかと思いきや、ワインもたくさんありますね。
原宿駅方向を背に参道の右手に日本酒、左手側にワインの樽が並んでいました。
日本一の大鳥居
衆参殿の前で北参道と合流したら、左の道「正参道」へと歩き出します。
和洋の酒樽がたくさん奉納されていた場所から更に100m進んだ場所にあるのが、木造の明神鳥居としては「日本一の大鳥居」。
鳥居の長さ12m、柱間9.1m、柱の径1.2m、笠木の長さは17mあります。
この大鳥居は昭和50年12月の再建で、この場所に元々建っていた大正9年創建当時の大鳥居は、昭和41年7月の落雷によって破損したため再建立したものです。
初代の鳥居は台湾の阿里山で伐採された樹齢1200年超の大檜を用いていましたが・・・
「2代目」も、阿里山連峰の丹大山で発見された樹齢1500年超の大檜を用いているとの事。
なお、落雷により破損した鳥居は大宮氷川神社の二の鳥居として翌年移設されています。
拝殿は、この先
正参道は鈎型の道になっていて、先ほどの第2鳥居「日本一の大鳥居」から250mほどで手水舎(三の鳥居)の前まで到着。
最初の鳥居から750m近く、JR原宿駅前から既に800m以上も歩いていますよ!
南神門に向かって左側には、結婚式などの控室に使われるという客殿があります。
明治神宮の拝殿広場に入る神門廻廊は、北参道近くの東神門、西参道への出入口の西神門、名実ともに表参道である南参道からの南神門の3つがありますが・・・
この南神門のみが上層部分に高欄つきの縁をめぐらした2階建ての楼門であり、かつ、創建当時の唯一の建造物なのだそうですよ。
外拝殿と夫婦楠
ついに一般参拝(昇殿無し、賽銭のみ)で最も神様に近づける場所、外拝殿まで来ました!
拝殿正面に向かって左手の大樹に育ったご神木は、「夫婦楠(めおとくす)」と呼ばれ、縁結び、夫婦円満、家内安全に御利益があるとして有名ですよね。
ちなみに、(今となっては「どこの神社でも、大抵そうですよ」という感じですが、改めて)・・・
拝殿の先、本殿内部の写真を撮ろうとすると、すぐさま警備員が飛んできて注意されますよ。
インスタ全盛の時代の中で、皆さん「映え」する写真撮ってバズリたい!と思って必死なのですが・・・
この時も、拝殿の最前列で本殿の奥を撮ろうとして、見知らぬオッサンが阻止されていました。
(笑)
なので、拝殿正面の写真を狙う際には、楠の後ろのラインまで下がって、遠目(望遠)で神様に失礼の無い様な角度で撮ることをお奨めします。
但し、楠の写真は大丈夫です、自由に撮れます(常時「人だかり」があり、他の参拝者が写り込まないタイミングで撮るのが難しいですが・・・)。
御朱印
御朱印は、東神門(拝殿向かって右側)の先にある長殿(ながとの)にて授与を受けます。
新しく神社オリジナルの御朱印帳(2000円)を購入すれば、手書きを頂けるのですが・・・
持参の御朱印帳には感染症対策の一環で書いていただけず、書置き(初穂料500円)のみ。
まぁ、これも他所の神社でも、このご時世の中で「ある、ある」ですよね。
フォレストテラス
原宿駅で電車を降りてから、もう1kmくらい歩いたかな?
実は今回、猛暑日(8月)に行った時の写真を掲載していまして、さすがに休憩(水分補給)無しは厳しかったので、早速「直会(なおらい)」させていただきますよ♪
今度は来た時と真逆の方向、拝殿を背に原宿駅方向に向かい、前述した酒樽の先、左側の売店「フォレストテラス明治神宮」に立ち寄ってみます。
建物正面に向かって右側が物販と軽食(左は「少々“お高い”」レストランです)。
物販の奥にフードコートがあり、こちらで「酒まんじゅう」と、「明治の山茶(冷)」のセットを税込300円で頂くことにしました。
対面カウンターで食券を購入後、約5分で再び呼び出されて商品を受け取ると・・・
アツアツ(熱々)の、モッチリとした餡饅頭からは芳醇な清酒の香りが漂ってきて、まさに参拝後の「神食」に相応しい気を受け取ることができました。
これで、祓い清められた御神酒を飲む代わり?にしよっと(笑)
メチャ旨!
「明治の山茶」とは、明治神宮の売店で購入できる古代の製法で作られたという焙じ茶(番茶)の事。
高知県吾川郡の山間部に自生している茶葉を原料として、天日でよく干してから炒って仕上げているそうですよ。
これが、冷やして飲むと、市販の麦茶やウーロン茶に無いコクと円やかさ・・・
さらに、キリン「生茶」をさらに後味スッキリさせた感じながらも、甘味をしっかり感じます。
こんなにスッキリ、かつ円やかで甘い「冷たいお茶」は、未だかつて飲んだことがありません!
これ、メチャ旨!、もう私の中では次回リピート確定の1杯です。
売店でも茶葉が売られていました。
いかがでしたでしょうか?
今回は、創建から102年を迎える東京都渋谷区の明治神宮を再訪して、最後に皆さんに是非とも1飲して頂きたい、売店・フードコートで購入できる「明治の山茶」をご紹介いたしました。
最近出版された、有名な産土神社鑑定士さんの本でも、「明治神宮は最近、神威を更に増し始めて、伊勢神宮に迫る勢い」だと書かれていますが・・・
明治神宮境内の樹木には椎や樫、楠が多く、伊勢の神宮や日光東照宮のような杉や檜が少ないのが現状です。
これは創建当初から、明治神宮には何を植えたら立派に育つのか?・・・
また100年後に自然の状態になっていくのか?・・・
当時の学者たちが考え抜いた末に、椎・樫などの照葉樹を植える決断をした結果との事。
明治神宮が創建された大正初期頃には既に東京では公害が進み、都内の杉や檜、松といった大木・老木が既に次々と枯れていくのを見ての判断だったようですよ。
思惑通り、100年経った人工林は、すっかり自然林と同化したかのような景観になりました。
次の100年・・・私はもう「この世」には居ませんが、この先も残してあげたいものですね。
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