目印は、横に伸びた桜の大木…猿田彦大神を祀る武蔵野神社門前のうどん屋「平作」 | ゆるポタで心リセット“おれ野_お散歩日記”by_✡CAMMIYA…ちょいマニアックで開運

目印は、横に伸びた桜の大木…猿田彦大神を祀る武蔵野神社門前のうどん屋「平作」

 

今回は東京都小平市の青梅街道沿いにある武蔵野神社に来ています。

 

この神社は、野中新田と呼ばれたこの地域における鎮守として、享保9年(1724)に建立された毘沙門社を起源としています。

 

江戸時代は別当の黄檗宗円成院(今も花小金井駅北口に現存する寺院)が管理していましたが、明治の神仏分離で独立して「村社」に列格。

 

その際に末社に祀られていた猿田彦大神を御祭神として武蔵野神社と改称したのだそうです。

 

銀杏が「御神木」

元々、小平市内の青梅街道沿いは江戸時代における新田開発村が起源です。

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明治13年の地図で中央東側(青梅街道の上側)に「武蔵野」と記載されている場所が、今回ご紹介している武蔵野神社を表していると思われます。

 

社殿まで90m続く参道のイチョウ並木から成る鎮守の森が立派!

 

社殿に向かって右手に手水舎、その奥に御神木(神社のシンボルツリー)と思われる大きな銀杏の木が聳え立っていました。

 

猿田彦大神さま

銀杏の木に対峙して社殿に向かって左手には、昭和63年の境内大改修に合わせて制作されたという猿田彦大神様の「御神像」があります。

 

これはめっちゃ!御利益ありそうでテンション上がりますね♪

 

どうやら小平神明宮の兼務社で、御朱印はそちらへ行って頂くようです。

 

社殿右手の御神木と、参道の並木を構成している立派な銀杏の木は、1本ずつ小平市の保存樹木に指定されています。

 

青梅街道に面した石鳥居は大正7年の建立と記されていました。

 

 

上谷保=花小金井

この辺りは、享保の頃に上谷保村(現在の西武新宿線「花小金井」駅北口)に現存する円成院(前述)の住職と、同じく上谷保村の農民であった矢沢藤八が計画した新田開発村です。

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当初は何と!柴崎村(立川市)から上谷保村の北裏を経て田無村(西東京市)までの、東西60町(約6.5km)、南北30町(約3.3km)の広大な地域の新田開発を企てたのだとの事。

 

最終的には享保9年(1724)5月、幕府より513町(約510ha)の土地が上谷保願場(野中新田)として割渡されました。

 

ちなみに「野中」の名は、幕府への上納金(冥加金)を納める際に資金援助を仰いだ、現在は千葉県木更津市内にある万石村の名主に因んだものだそうです。

 

 

門前の、うどん屋

武蔵野神社の門前(石鳥居脇)に建つ近代的な4階建て集合住宅には、1階に木塀に囲まれた和のテイストを醸し出す立派な前庭がある手打うどん屋さんがありました。

※「手打ちうどん 平作(へいさく)」…東京都小平市花小金井8-26-19

 

そういえば、毎年7月2日は香川県製麺事業協同組合が昭和55年に制定した「うどんの日」。

 

重厚な店構えから敷居(お値段)の高いお店を想像していたのですが・・・

 

「もり(ざるうどん)」1枚税込550円という、お手頃価格からメニューが存在しているではありませんか!

 

「武蔵野」とは違う?

小平市(東京都の多摩地方)とえば、ご当地グルメ「武蔵野うどん」を連想するのですが、こちらのお店は周辺店とは異なる「自画自賛」だという我流の手打ち麺を提供しているとの事。

 

待っている間に、「うどんを揚げたもの」だというお茶菓子が出てきました。

 

塩味が効いて、まるでポテトスナック菓子のような軽~い食感!

 

薬味に付け合わされていた牛蒡煮も少し土臭さが残っていて、採れたての新鮮な瑞々しさと柔らかさがあり、美味しくいただきました。

 

喉ごし最高!

平日の開店直後(午前11:00過ぎ)で先客既に5人の状態で、オーダーから9分経過後に基本メニューの「もりうどん」が出てきました。

 

確かに、この地域固有の「武蔵野うどん」とは異なり、若干軟らかめに打たれた艶々光る細麺ですが、弾力性があるツルツルとした喉ごし感は強いように思えます。

 

組み合わされるのは醤油感および出汁感を円やかにマイルド化された甘めの汁で、つけ麺の汁ながらそのまま飲み干せそうな程です(茹で汁の提供はありませんでした)。

 

このお店の創業は57年前の1965年4月1日で、元々は駐車場に新築したビル1Fにて、2014年にリニューアルオープンしたのが現店舗なのだとの事。

 

横向きの大桜

メニュー表と並んで卓上には旧店舗の写真があるのですが、それを見て「ああ成程」と納得。

 

入店時に青梅街道から見た、お店の前にある木塀で囲まれた和庭園の中には、旧店舗時代から引き継いだ横向きに伸びる桜の大木が遺されていたのですね。

 

店内からも見える店のシンボルツリーと同様、客の嗜好の激しい変化を横目に眺めながらも創業以来のうどんの打ち方と汁の味は頑なに踏襲しているとの事。

 

この「横向きに伸びる大桜」を間近で見ると、隣の敷地にある上述した武蔵野神社の御神木である大銀杏と同様、心が静まり天からパワーを頂けそうな気分に浸ることができそう・・・

 

 

いかがでしたでしょうか?

今回は東京都小平市の青梅街道沿いをお散歩し、猿田彦大神を祀る武蔵野神社と、その門前にお店を構える「手打ちうどん 平作」をご紹介いたしました。

 

小平市と言えば「丸ポスト」残存数が東京都内で最多の自治体として知られていますね。

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武蔵野神社の近く(西へ115m・公立昭和病院前)の青梅街道沿いにも1つありましたよ♪

 

青梅街道と新小金井街道の交差点角にあるマクドナルド(小平天神店)で「朝マック」したら、楽天ポイント残高がちょうど「ヨ・ロ・シ・ク(4649)」になりました(笑)

 

皆さんも是非とも、こちらの元開拓集落に祀られている「みちひらきの御神徳」様へ、ヨ・ロ・シ・クお伝えにお詣りしてみてはいかがでしょうか?

 

きっと、新しいことを始めよう!と前向きに心がリセットされる契機になるかもしれませんよ♪